かねてアナウンスされていた、ソフトバンクの「サイバー大学」が正式に認可された。
リンク: 「サイバー大学」が正式に認可、入学願書受付は12月11日から.
基本的には今までの「通信制」の枠組をそのまま適用した形であり、構造改革特区としての認定がなければならなかった部分は、「株式会社」立であることをのぞけば、ほとんどなかったように思われる。「校地」の部分が、デジハリのように賃貸になっていてもいいだろうが、なんとなく福岡に自社ビルを建てているようだ。
で、仕掛け自体はすでにあったe-learningのためのものを使っただけなので、新しい部分は何もないはずなのだが、たしかにこのようにネットで完結する形のものは初めてのような気がするし、なにより思い切って「サイバー大学」と言い切ったことが斬新なのだろう。
でも、結局は、広告よりプレスリリース、ということであり、このニュースもIT Mediaが先んじて報じており、メディア自体を持っているソフトバンクがやっているというのは強みといえば強みだ。
ブログ界の反応を見てみると、やはり見られるのは「これじゃあキャンパスライフがない」というもの。その気持ちはよくわかる。でも人付き合いが苦手な人も居るし、すべての大学生が甘酸っぱい「キャンパスライフ」を送っているわけではない。むしろそこで幻想するものは、案外大学の外側で経験する人も多いように思う。ただ、WAKHOKの東京サテライトでも、社会人が、日ごろは別の組織に属して働いている同級生たちと、協力して勉強することに意義を見出している。この部分を「サイバー」が補いきれるかどうか、そこが成否を分けるポイントの一つになりそうだ。
サイバー大学?
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