チャット荒らし


10年ほど前、「チャット荒らし」というのが、チャットユーザの間で問題になった。むかしむかし、みんな家ではダイアルアップ、テレホーダイっていう時代の話だ。

まだスクリプトを扱える商用サービスは少なく(高価だったかな)、CGIをつかったウェブ「チャットルーム」は、ごく限られた数しか存在しなかった。いくつかのサービスに人々が集い、常連、「住民」化し、ある種のコミュニティができあがっていた。もちろん、ircだってあったわけだが、WEBのほうが障壁が低く、入りやすかったのだろう。

「チャット荒らし」というのは、こうしたコミュニティに入り込んできて、文脈に関係ない言葉でログ流しをする行為をいい、ユーザたちはほんとに怒っていた。ちなみに、当時のWEBチャットでは、当時発言者のIPが画面に出たり出なかったりということはあったが、それ以外表面的には匿名性が守られていた。

はてな「村民」という言葉を見て、上のような当時の出来事を思い出した。
今回の出来事が、はてなの脆弱性というべき事柄なのかどうか、それについてコメントするのは差し控えよう。が、コミュニティの秩序に配慮してくれというご意見は、その頃のチャットユーザのマインドに通じる何かがあるんだなと思った。

うまくまとまらないが、電車の時間につき、とりあえずここまで。

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