今日は稚内へ移動。ただいま千歳空港で乗換待ち、なんと5時間半。「地方から地方」というのは、えてしてこうなる。しかもそのことに都会の人は気づいてない。
さて。
リンク: ITmedia アンカーデスク:ポータルビジネスはソーシャル化されるのか?
ソーシャルネットワーキングの世界では、民族性が非常に重要視される。その国の文化によって、他人との距離感やコミュニティーのあり方、人とのつながりかたが異なってくるからだ。だからmixiはサービスをローンチして以降、日本人特有の他人との距離感をうまくネット上に醸し出すことに全力を傾けてきて、その空気感を上手に実現することによって、多くの利用者の共感を得た。アメリカや韓国のSNSが日本に上陸しても、なかなかうまく離陸できず、mixiの牙城を崩せないでいるのには、そうした文化的背景もある。となると、オンラインゲームSNSの世界でもそうした国ごとの空気感は異なるはずで、そうした空気感をうまく醸し出すことができれば、日本市場に受け入れてもらえるようになるのではないか――末光さんはそう話すのである。
今のSNSは、日本人の他人との距離感にマッチしている、そのように作られている。なるほどそうかもしれない。オンラインゲームSNSにもこの要素を持ち込もうという話。
さて、ここまで読んでいただいた人の多くは、おそらく次のような感想を抱かれるのではないかと思う。
「それって、Second Lifeじゃないの?」
全然思ってなかった。やはりSecond Lifeについて、きちんと理解してないようだ。
追記:「下」まで読んで、おおよそ趣旨は理解できた。仮想通貨がリアルマネーの米ドルとリンクしているというのが、Second Lifeの肝ということだ。去年学生たちと読んだ本に、ネットゲームでのRMT(ゲームのツールを現実のお金で買う)っていう話が出てきた。そのときは、それがネットゲーム業界で問題になっている云々っていう趣旨だったのだが、これは話が逆。仮想通貨が現実の通貨とリンクすれば、仮想空間での経済活動が現実社会の経済活動にリンクするということになる。