リンク: 北海道新聞 「NHKに放送命令発動へ 拉致問題で電監審答申」
答申は「放送事項」に「北朝鮮による日本人拉致問題に特に留意すること」の文言を加えることを容認、これを踏まえて総務相はNHKに命令を出す。
「留意」はしていただいたほうがいいとは思うが、その効果のほどは疑問である。短波の国際放送は、国際的にはまだ影響力があるのだろうか。裏で政治家の圧力に屈しているのに比べれば、ある程度コンセンサスのあるこの問題について、「留意」してくれ、というぐらいは、大した問題ではないように僕には見える。
表現の自由に萎縮効果をもたらさないようにすることは大事だが、萎縮効果をもたらさないよう、国民が政府をコントロールすることも大事だ。その意味では、コントロールがきかないのだから、今回のような瑣末なケースでも、ワーワー騒いでやろうということのように見えなくもない。
で、ブログ界は実は恐らく、この問題では相当北朝鮮に批判的なはずであるから、ブログ界で書かれている日本語が、多くの人に理解されれば、短波よりは影響力がありそうだ。効果という意味では、放送命令よりも、ブログ翻訳命令を(誰にか分からないが)出して、日本人の書いているブログが諸外国で理解されるようにすればいいように思う。
こういう観点から、英語教育について考えてみてはどうだろうか?NHKに無理やりやらせる必要は、そのうちほんとになくなる。
と、日本語でブログに書いてます。