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Social Media Revolution in Japan

日本のソーシャルメディア事情を動画で紹介する「Social Media Revolution in Japan」

現代社会のめまぐるしい変化、とりわけ、情報技術の発展に伴う現代社会、現代人のライフスタイルの変化を、数値で次々に訴えかける映像シリーズ。有名なのが、「Do you know?(バージョン番号)」シリーズ(2.0から毎年発表され、5.0ぐらいまではあったと思う)や「Social Media Revolution」で、いずれもYoutubeでは人気コンテンツだ。

今日Wiredで紹介されているのは、この後者の日本版「Social Media Revolution in Japan」だ。

Social Media Revolution in Japan

ソーシャルメディアの日本での現状をまとめたヴィデオ「Social Media Revolution in Japan」が秀逸! « WIRED.jp

8月に行われた「ソーシャルメディアサミット in Kansai」のために制作された映像だそう。すでに公開されて1ヶ月ほど経つが、不覚にも全く気づいていなかった。

日本のソーシャルメディアユーザが、国民全体の40%、うち65%が発信者であるということから始まり、ニコニコ動画、初音ミク、mixi、Cookpad、アメーバピグ、食べログ、Pixivといった日本のサービスの現状が数字とともに紹介されている。またFacebookの登場により、実名での利用もじわじわと浸透してきている様子も出てくる。

最近のPinterestやLINEといった新しいサービスについては、今回紹介されていないが、日本のソーシャルメディア事情を知らない海外の人には大変興味深い映像だろう。もちろん日本人にとっても、ソーシャルメディアが社会にどの程度浸透してきているか、再認識するためのよい素材だといってよいだろう。

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

Beatroboの @asaeda さんを迎えて新潟ソーシャルメディアクラブ #10を開催

先週末5/19に、新潟ソーシャルメディアクラブ #10を開催した。ゲストは音楽ソーシャルサービスBeatroboを運営する浅枝大志さん。

Beatrobo

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

公式のブログで一応まとめ記事を書いた。

Beatroboが描く音楽の現在と未来:新潟ソーシャルメディアクラブ #10 開催 | Niigata Social Media Club / 新潟ソーシャルメディアクラブ

これよりも詳しいレポートが、からさわさんから出ている。

からさわブログ: 新潟ソーシャルメディアクラブ10回に初参加レポート #nsmc

Beatroboは、昨年12月のスタート時、その後の大型資金調達と、Webニュースでも大きな話題となったサービスだ。しかしサービスは英語で、モバイルにもまだ対応していないので、NSMCの常連であるアーリーアダプタ層の皆さんにも、イベントの告知の段階では正直あまり知られていなかった。ともあれさすがNSMC、イベント前には半数近くの人が、先にサービスを試してから参加してくれた。

今はまだデスクトップサービスのみだが、これからモバイルに対応して大きく変化する構想であることが、プレゼンの結果分かり、参加者の関心はさらに高まった。浅枝さんは言葉を選びながら取り出して説明していたが、Beatplugという、Beatroboに出てくるロボットの形をした小さなデバイスが、現在開発されている。これをiPhoneに挿すと、ロボットの形をした楽曲リストが、iPhoneの中に取り込まれる仕組みだ。

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

これはつまり、カセットテープに自分のお好みの順番に曲を入れて、友達に(あるいは、気になる人に)渡していた時代の再来ということになる。「帰りの電車の中で、このロボ聞いてみてよ」ということになる。

過去を振り返るだけではない。音楽ダウンロードの時代が到来し、バラバラになってしまった音楽アルバムが、あるいはパッケージとしての曲リストが、再び商業音楽の世界で復活するきっかけになるかもしれないとも思う。構想としては、コンサートなどリアルイベントの際に販売する物品としても、Beatplugが使えるのではと考えているそうだ。

Facebookと連動した音楽サービス、としてだけではなく、新しい音楽の聞き方、可能性を開くサービスだという予感を、参加者の皆さんと共有できたといってよいだろう。

主催側の感想。
1.告知が遅れ、天気の良い5月の週末ということもあり、特にいつも来てくださるメンバーで、都合のつかないという声が多かった。実際、市内では「潟コン」という大きなイベントがあったし、佐渡ではロングライドが行われていて、一部参加者層が重なっていた。

2.逆に新しい参加者の方は増えた。特に女性参加者が増えたことで、NSMC=男性中心というイメージを、ようやく脱することができた。男女比で見て男性が多いのは、NSMCの企画内容からいって、普通のことだとおもうが、女性にもアピールできる企画を今後も立てていきたいと思う。結局今回参加できなかったうかブログのうかさんなど、実力あるブロガーの皆さんから、今回の企画を紹介してもらったのも大きかった。

[う]新潟ソーシャルメディアクラブの大きな魅力のひとつ・「ユルさ」について #nsmc | うかブログ

NSMCのオフ会イベントとは実際どうなのか #nsmc

3.残念ながら学生の参加者はいなくなった。最初から飲食込みでやることで、カジュアルな雰囲気を演出しようとしてきたのは、若い層にも参加しやすいようにという配慮のつもりでもあったのだが、結局参加費がハードルになるのだろう。大学教員の立場からは、進路に悩む3,4年生は当然参加すべきイベントだと思っているが、まあこちらが思ったようには行かないもの。むしろ就職した後の20代前半の層が、もう少し参加しやすい形を模索するべきなのかもしれない。

4.浅枝さんの話は、新潟人には縁遠いかなと心配したが、むしろ盛り上がった。Beatroboが目指す、受け身の音楽ファン向けのサービスというのは、NSMCに参加する層が日頃感じている、「受け身層」とのギャップと、体感的にマッチするものだったのかもしれない。浅枝さんの話、特に開発中のBeatplugが出てきたあたりからの話は、まだほとんど報道されていない。Techcrunchの記事が、少しだけ構想の中身を紹介しているだけだ。その意味でも参加者の皆さんには、満足していただけたのではないかと思う。

東京発ソーシャルミュージックサービスのBeatroboが61万2500ドルを調達

このBeatroboをリアルなガジェットとして配ろうというものだ(写真右はそのモックで未完成品)。まだ未完成ではあるようだが、構想としては、ガジェットをiPhoneなどのデバイスに差すと、そのBeatroboが持つプレイリストをデバイス上で再生するといったものだ。たとえばリアルな場所で知り合った友人とBeatroboガジェットを交換して、互いの音楽の趣味を確かめ合ったり(音楽版Pokenのようなものか)、あるいはコンサート会場などでアーティストが自分のBeatroboガジェットを販売して、そのアーティストのプレイリストが聴けるようにするだとか、そういったアイデアがあるのだそうだ。

5.全体の参加者数は減ったが、新しい参加者の方を迎えつつ、会場の雰囲気はいつもより一体感が感じられた。初めての参加者の皆さんにとっては、馴染みやすくよい雰囲気だったのではないかと思う。初めての方も含めて、多くの方が飛び入りでの1分間スピーチをしてくれた。この雰囲気を維持し、さらに居心地の良いイベントとなるよう、今後も努力していきたい。

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

浅枝さんは、来ていたBeatroboパーカーを、その場で参加者プレゼントに供出してくれた。その代わり、二次会参加者からは、みかづきイタリアンTシャツがプレゼントされた。

NSMC#10

恒例になりつつある、ビアゴーグルをかけて記念撮影。

この日は潟コン開催の影響もあったようで、二次会以降のお店の予約には苦戦したが、結局日付が変わるまで、多くの人々が集い、浅枝さんを囲んで、楽しいひと時を過ごした。

参加者の皆さんのブログ記事。

「先端」を作る人に出会った :: 新潟シモフルのおんぼろビルに暮らす

Beatroboのナカノヒトの話を聞いてみた|西区の人のブログ

NCMCに参加しました♪|デザイナーズ☆ワークショップ【 新潟グラム 】 × デザインのお勉強

【音声】新潟ソーシャルメディアクラブ Beatrobo の浅枝さん #nsmc 2012-05-19: kottenai fz

【音声】浅枝大志さんの抱負 新潟ソーシャルメディアクラブ 2012-05-19 #nsmc: kottenai fz

【音声】資金調達とか 浅枝さん 新潟ソーシャルメディアクラブ 2012-05-19 #nsmc #podcast: kottenai fz

NCMCに参加しました♪|デザイナーズ☆ワークショップ【 新潟グラム 】 × デザインのお勉強

Flickrの写真。

Tumblr party photo booth

Gizmodoが「ブログは死んだ。これからはTumblrだ。」と宣言

Gizmodoが「ブログは死んだ。これからはTumblrだ。」というエントリーを発表した。

Tumblr party photo booth

Photo by Tom Purves.

ブログは死んだ。これからはTumblrだ。 : ギズモード・ジャパン

Tumblrがブログを完全に追い越すXデーがやってくると言う。
それは…、2012年10月12日だっ! ばばんっ!

Source: gizmodo.jp via Shinya on Pinterest

これは、Googleトレンドの検索数から割り出したもので、Tumblr時代を宣言するにはまだ時期尚早というべきだろうが、ブログに代わる、あるいは、ブログとしてのTumblrへの関心が 、高まってきているのは間違いないようだ。

残念ながら日本での知名度はまだまだ。だいぶ広まってきたとはいうものの、まだ知る人ぞ知る存在といったところか。先日何人かのゼミ学生に紹介してみたけれど、ほとんどが挫折してしまった。メニュー部分はかなり日本語化されたのだけど、まだまだ英語しかない部分もあるようで、ReblogなどTumblrの概念がまだわかっていないこともあいまって、「わかりにくい」という印象を持ったようだ。

Tumblr

 

Userchart

5つのソーシャルメディアを横断し影響力を測定する 「ユーザーチャート」

 

(4月5日執筆の記事を下書きの状態にしてなっていたので、公開。記事中のランキングはすでに変動していると思われる)

アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)から、新しいソーシャルメディア診断ツール「ユーザーチャート」がリリースされた。早速やってみた。

Userchart

■ユーザーチャートの概要
ユーザーチャートはTwitterもしくはFacebookではじめに登録を行うことで利用が可能です。基本的な機能として、複数のソーシャルメディアアカウントを登録することで、AMNの独自の評価法をもとに、各サービスにおける影響力の算出を実施し、ユーザーチャートのマイページに表示したり、ランキングページなどからそれを他の利用者に見てもらうことが可能になります。また、マイページでは利用者のソーシャルメディア上での過去の発言内容を分析し、よく言及している「話題」や「企業・ブランド」を解析して表示する機能も実装しています。

最初の登録は、TwitterかFacebook。これにプラスして、mixi、google+、Blogのアカウントを登録して、総合評価を出すことができる。また、それぞれのソーシャルネットワークについても、影響力評価の数値が出てくる。

「米国では、それらを分析するツールとして「Klout」や「PeerIndex」、「EmpireAvenue」などが登場し、注目されてきています。」とあり、Kloutのような米国の影響力評価の日本版という趣旨のようだ。大きく違うのはmixiが入ってくるところだろうか。Blogを指標の中に加えているのも特徴かもしれない。

それぞれのソーシャルメディアについての評価方法は以下の通り。

【評価方法】
各ソーシャルメディアの影響力を測定する為に、以下の指標を利用し、AMNの独自の評価法をもとにレベルの算出をしています。
●ブログ評価指標
ブログチャートのレベル
●Twitter評価指標
フォロー数、フォロワー数、直近の投稿数、リストに【登録されている数】、 お気に入り【登録数】
●Facebook評価指標
フレンド数、直近の投稿数、直近の投稿に対する「いいね!」獲得数、 「いいね!」したコンテンツ数
●mixi評価指標
フレンド数、直近のmixiボイスの投稿に対する「いいね!」数
●Google+評価指標
サークル数、被サークル数

 

自分の場合には、ココログからWordpressにブログを引っ越したことも影響してか、ブログの数値がとりわけ低い結果となった。

総合評価のほか、それぞれのソーシャルネットワークでの数値についても上位50位のランキングが表示されている。今朝最初に見たときには、Facebook部門の11位に自分がいるのを見つけたが、ユーザが増えるとともにじりじりと後退し、今見たら17位だった。順調にユーザが増えているようだ。

Ta Dah !

ソーシャルメディア時代の個の発信術:さなメモから

「レッツノート・ビジネススキルアップ・アカデミー」での、津田大介さんとの対談について、「さとなお」さんが語っている。テーマは「ソーシャルメディア時代の個の発信術」。津田さんの語った内容はまだ確認していない(たぶんメルマガに載っている)が、非常に興味深い対談だったよう。さとなおさんの語っている内容だけでも、多くの示唆がある。ポイントは自らをさらけ出し、個人が個人として、発信力を高めていくということ。

Ta Dah !

Photo by Darwin Bell.

(写真は「さらけ出し」のイメージです。本文とはあんまり関係ないか)。

 最初の記事は第一部でのお話の内容。

ここ10年くらいのネット業界で起こっているいろいろな出来事は、ほとんど1990年代中盤の日記猿人やReadMeとかで起こっていた。そして最近ソーシャルメディア上で起こっているいろいろな出来事も、ほとんどボクが「ジバラン」を主宰して経験したことや、オンラインゲームの「ウルティマオンライン」で経験したことだ。マウスイヤーで進んでいるように見えるネット業界だけど、実は歴史は繰り返している。だからボクはいろんなことにものすごくデジャブー感が強い。

そして回り回って、あのころ(1990年代末)「インターネットってすげぇ!」「世の中を変える!」と思った感じが、いま、ソーシャルメディアでようやく現実化された感もある。一時期、2ちゃんも含め「ネットの闇」ばかりクローズアップされ、ネットがネガで残念な存在になってしまっていたが、もともとインターネットというのは親密で温かい希有な技術だと思う。それがソーシャルメディアでようやく現実化されつつある。待ちに待った千載一遇感。だからボクはこの世界に本格的に身を投じてもっとこの世界を広げようと決意した部分がある。

 

というか、「個の発信術」とかいうお題が出ること自体が奇跡的だと思う。

この辺の話は、40代以上の古くからのネットユーザにとっては、かなり共有されているのだと思うが、40代以上でも、2000年代以降にインターネットを利用し始めた人はいるし、ましてそれより若い世代であれば、それ何の話ですか?ということになのだろう。僕自身ここ数年、インターネットの歴史について、なるべく学生に話すようにはしてきたが、一度体系的にまとめて、わかりやすく伝えるための作業が必要だなと実感しているところ。その意味で、さとなおさんの話には非常に共感し、参考にしたい表現であった。

「もともとインターネットというのは親密で温かい希有な技術」というのは、後からきた人たちとはあまり共有されていない感覚だ。いくら言っても紙にこだわって、ネットを非難する大人たちにイライラするのも、「個の発信」の価値よりも「無口な群衆」でいることに価値を置く学生たちにイライラするのも、この点での価値観の共有ができていないからであり、丁寧に説明するべき立場にいるのは自分なのではないか。そう思った。

たった20年弱前くらいまでは、何かを世の中に発信しようと思ったら、マスメディアに出るか、本を出すか、くらいしかなかったのだ。あとは広告クリエイターになるとかね。

 

でも、その場合でも、マスメディアや本や広告の文法やお作法に合わせなければならず不自由だった。自由な発信という意味では、個展や立会演説会や壁新聞みたいな手もあったが、発信できる範囲がとても狭い。

 

そう、ネットで「個」を自由に日本や世界に発信できるということは、当たり前のことではなく、実にラッキーな、中世や近世の人たちが考えたら、死ぬ程うらやましがられるような、すごいことなのだ。それを、しあわせにも、我々はこの手に持っている。

 

文明が誕生して約1万年。人類が有史以来手に入れられなかったものすごい恩恵。

 

個が自由に発信できていたら、もっと有名になったり、もっと世界をよりよく変えたりできた天才たちが山ほど歴史には埋もれていると思う。

 

そのことへの感謝の思いが常にあるなぁ。

 

運動音痴にスポーツの楽しさや価値をいくら説いたところで、そこに踏み出そうとはしない。最近学生たちとしゃべっていて思うのは、「発信音痴」というか、そこに向かう基本的な意欲や能力を欠いている学生の場合、「個の発信」の価値を説いたところで、あまり価値を感じないということ。

その一方で多少表現力のある学生は、ネットよりも紙の方が、手に取れる分、価値があると思っているんだなと感じることも多い。これはつまり、「個の発信」が可能になったという状態は、彼らにとっては当たり前で、土管のようなものになってしまっているのではないかということ。

紙に価値がないとはいわないが、学生一人一人が、今すぐ無料で、「個の発信」をし、多くの人と交わりを持てるというのが、どれだけ稀有なことか。20数年前に、言いたいことはあるが発信手段を持たない、東京在住の一学生だった自分には、とてもよくわかることなのだけど。情報発信の手段は当たり前にあるが、発信する表現力を持たない学生たちには、なかなか響かない。もっともっと、彼らの潜在的な表現欲求を引き出すような工夫を、していくべきなのだと思う。

後半のテーマは、「企業の中の個の発信」。

ボクは、ソーシャルメディア時代、「個であること」ほど、大切なことはない思っている。

 

独立してひとりで生きろ、とかノマドしろとか、そういう意味ではなく、組織や肩書きに頼らず、「自分」を晒して生きることがとても大切だと思っている。

 

なぜなら、ソーシャルメディアは「個」と「個」のつながりでできているから。

 

「個」と「個」のつながりのみででき上がっているメディア上では、「個である自分」しか人はつきあってくれない。

大学教員という肩書きは、役に立つような役に立たないような微妙なもので、それによって多少こちらの話を聞いてもらえるようになりそうなときには、自分自身それに頼ってしまうこともなくはない。面倒くさそうなので近寄ってきてもらえないというのもあると思う。ともあれ、ソーシャルメディア上では、価値ある情報発信ができるかどうかが大事で、肩書きはほとんど意味がない。いや、誰が言っているのかを人は見ているので、厳密には意味がなくはない。しかしネット上には、その人の過去の発言や発信内容が蓄積されていて、それ自身が信頼の源泉になるのであるから、○○株式会社とか○○大学といった所属先よりも、こちらのほうが頼りになる、というわけだ。

有名大学の学生になれなかった大学生にとっては、この構造は非常に大きなチャンスだと思うのだが、実際にはそううまくはいかない。有名大学の学生でなくとも、「発信力」のある学生であれば、その人の評価は蓄積するのだが、残念ながらその割合は低い。そもそも「発信力」のある学生というのは、どこの大学でもきわめて稀な存在だ。卵と鶏の関係にあるというべきか、彼らを評価する企業側も、学生の「発信力」をポジティブに評価する体制にはない。期待するほど「発信力」のある学生はいないので、「ソー活」とはいうものの、問題発言をしてないか、ネガティブな方向にチェックしているのがほとんどのようだ。

「組織や肩書きに頼らず、「自分」を晒して生きる」人は、おそらくどんどん増えている。こうした若者たちはきっと、これからの社会のリーダーになっていくだろう。一方、その境地に至ることができない多くの人々を、どのようにエンカレッジするか。それは、僕がこれから細々と取り組んでいくべき課題だと思っている。

「痩せた頼りない自分」というフレーズ、とてもいい表現だ。「痩せた頼りない自分」をさらけ出し、他者とつながりを持ち、共感を得る。あらためて、実践していこう。

三つ目の記事は、「痩せた頼りない」個人同士の、相互理解の可能性について。これも非常に共感できるお話であった。

このテーマでは、藤代さんの「発信力の鍛え方」もオススメ。学生にもわかりやすく、非常に平易に書かれていて、それでいて、非常に説得力がある。

発信力の鍛え方 (PHPビジネス新書)

 

ソーシャルランチが全国対応:新潟でもソーシャルランチを

Facebookアカウントを介して、カジュアルなランチミーティングを提案してくれるサービス「ソーシャルランチ」が、ついに全国対応となった。サービス開始直後に登録し、たまに行くだけの東京の街しか選択できなかった自分としては、うれしい知らせ。

【ランチで日本活性化】TV、ラジオで話題の『ソーシャルランチ』が全国対応!3/22(木)サービス刷新。|シンクランチ株式会社のプレスリリース

Facebookを活用しランチタイムの社外交流を促進する『ソーシャルランチ™(以下、ソーシャルランチ)』を運営するシンクランチ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:福山誠)は、より多くの方に「新しい昼の文化」を体験頂くため、2012年3月22日(木)に『ソーシャルランチ』のリニューアルを行い、対応地域を全国47都道府県に拡大します。

残念ながら、頻繁にランチミーティングができそうだった3月がもうすぐ終わってしまうけど、4月以降も新潟や新発田で、ランチミーティングが開けるようになっていくとうれしい。敬和の関係者で、毎日学食でランチミーティングをしているのでは、あまり広がりがないけれど。「登録後、同僚または友人とペアを組み、他の社外のペアと2対2でのランチを実現」というのがおそらくポイントなのだろう。怪しげな人との接触は、これである程度排除できるということ(まあ広がってきたら、2対2でもいろいろ起こりそうだけども)。

というわけで、新潟でもソーシャルランチが実現できる日は、やって来るだろうか。新潟のソーシャルメディア界も、少しメンバーが固定化しつつあるので、これを機にまた、いろんな人と会って、新しいプロジェクトが始まるような機運が、盛り上がってくれるといいんだけど。

ソーシャルランチ

ダン・ギルモア「あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術」

今回大阪出張の際に(重いけど)持っていった本。ダンギルモア(Dan Gillmor)さんの「Mediactive」の翻訳。翻訳したのは朝日新聞編集委員の平和博さん。
まだ1章までしか読んでいないが、非常に興味深い。

新聞を読ませて、ちゃんとしたリテラシーを育てろ。今の学生たちはネットばかりやっていて、活字を読まないからダメなんだ。同世代より上の人たちと話していると、そんな話はよく出てくるのだが、「ちゃんとしたブログを書かせろ」とか「Twitterでの効果的な発信方法を指導しろ」とか「Facebookでは、どんなときにシェアをして、どんなときにいいねを押すべきか、反射的に行動しないように指導しろ」とか、そういう声はあまりあがらない(Twitterでヤバイことを言いださないように静かにさせろ、という圧力を、最近感じないこともないが)。

そのような危惧は、全く外れているわけではないのだが、もはや受信力を鍛えるだけでは不十分。自ら情報発信し、インタラクティブなやり取りの中で、信頼に足る情報も得るというプロセスを、構築する必要がある。学生たちや同僚など同世代以上の人たちにも、よくこんな話をするのだが、なかなか通じない。どちらかというと、「わたしそんなに暇じゃない」というような反応が多いような気がする。

本書は、既存メディアの存在が揺らぐ中、消費者もただ受け手としているのではなく、「メディアアクティブ」となって、働きかけながら新しい地平を作るべきだとし、その方法を解説している。まだその「解説」のところまでは読み進んでいないが、非常に実践的に、TwitterやFacebookなどソーシャルメディアを用いて、「行動する消費者」として活動していくべきかが書かれているようだ。

ソーシャルメディアの未来

孫泰蔵さんのプレゼンテーション資料。
終盤、予言っぽい内容になっていくが、全体のトレンドとしては、概ね正しいように思う。ビジュアライズがすばらしく、ネットユーザであれば、プレゼンを聞かなくともある程度内容を推測できる。

情報革命は、「情報バリアフリー革命」「草の根情報革命」「ナレッジ共有革命」という段階にあり、次のステージではソーシャル化が進み、「衆知創発革命」「主客融合革命」「感性融合革命」が起こるという(内容だと推測)。田坂広志さんの「これから何が起こるのか」という本を紹介しているので、たぶんこの内容に基づくのであろう。

Amazonで見たところ、2006年の著書だそうだ。これは見事な未来予測だと思う。

Clay Shirky氏の以下の本も紹介されている(趣旨はわからなかった)。

Cognitive Surplusはどうやら、本業を効率化して、できた余剰の時間をどう使うかという話のようだ。