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マレーシア、首相の公金不正疑惑を追及する「サラワクレポート」をブロック

マレーシアナジブ首相の公金不正疑惑について、この問題を追及してきた告発サイト「サラワクレポート」へのアクセスを、マレーシアの通信マルチメディア委員会がブロックしました。政府系金融機関の多額の資金が、ナジブ首相の個人口座に振り込まれたというもので、サラワクレポートに加えて、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことにより、国際的にも大きなニュースとなり、日本でも報じられるに至りました。

マレーシアの通信マルチメディア委員会は、昨日、国家の安定を乱す行為があったとして、サラワクレポートへのアクセスをマレーシア国内でブロックしています。サラワクレポートは、「サラワク」と、東マレーシアの地名を使っていますが、ロンドンに拠点を置く告発サイトで、ナジブ首相のこの疑惑を追及し続けています。政権トップの不正を告発するサイトをブロックするというのは、よっぽどのことで、それだけ影響が広まることを恐れているとも言えます。

Sarawak Report

昨日このサイトへのアクセスがブロックされたと、マレーシアの各ニュースサイトが報じ、今日はガーディアンなど海外メディアにもニュースが出ています(日本のメディアには出ていないようです)。

Sarawak Report whistleblowing website blocked by Malaysia after PM allegations | World news | The Guardian

サラワクレポートのFacebookページでもこの状況を確認しています。すでにサラワクレポートからの情報は、他のニュースメディアにもフォローされ、確認済みであり、通信マルチメディア委員会は、サラワクレポートからの更なる情報提供を恐れているのではないかとしています。

Sarawak Report – Sarawak Report has learnt that the so-called…

マレーシアのウェブサイトへのブロッキングは、ISPを通じて行われており、海外アダルトサイトのいくつかは、常時ブロックされています。ブロックされたサイトにアクセスしようとすると、「MAKLUMAN(警告)」と書かれたページが表示されます。
ブロックといっても、DNSサーバの設定によるものなので、プロキシサーバを利用したり、DNSサーバの設定を変えるだけで簡単に回避できるので、あまり深刻な問題とは認識されていないように感じます。アダルトコンテンツには厳しい国柄ということもあるのでしょう。

アダルトの規制が入り口となって、権力を監視する言論にも規制の手が伸びてくる、とよくいわれます。今回のマレーシア政府の措置は、首相の疑惑に関わる情報を提供するサイトに対して、不確実な情報を振りまいているとして規制するもので、アダルトサイトへの規制と同じ仕組みが、政権トップを批判するサイトに適用されたことになります。これに対しては、すでに弁護士などから批判が出始めています。

Art Harun: Sarawak Report ban is laughable and tragic | Free Malaysia Today

閣僚の一人、農業・農業関連産業大臣イスマイル・サブリ氏は、「マレーシア憲法は表現の自由を保障しているが、名誉毀損、扇動、事実の改ざんや国家への反逆は認められない」として、さらに法的措置をとることを支持しています。

Sarawak Report block: MCMC can stop spread of malicious propaganda | Astro Awani

この記事を書いている間に、サラワクポストへのアクセスが回復したと、The Starが報じました。これで自体は一旦収束すると思いますが、今後の議論にも注目したいと思います。

Sarawak Report accessible again – Nation | The Star Online

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

IFTTTのAndroid版登場:ソーシャルメディアを「つなげる」だけでなく、日常を「自動化」

複数のソーシャルメディア上の投稿を連携させるサービスIFTTTに、Androidアプリが登場しました。OSの機能をアプリケーション側から操作できるので、条件設定により、自動的に各種の基本設定を変えることができるようです。

Internet上のサービスを繋いで処理を自動化するIFTTTのAndroid版が登場した。そしてこのAndroid版、iOS版と比較するとよりOSレベルの連携が見られるようだ。もちろんこれはAndroidの「レッセフェール」の方針によるものだ。すなわち、アプリケーション側からOSの機能をいろいろと操作しやすくなっているのだ。

インターネットサービスを「繋げて」使うIFTTT、より「自由」なAndroid版がついに登場 | TechCrunch Japan

IFTTTは、If this then thatの略。ソーシャルメディア上の一か所で指定された現象が起きたら、別の指定の場所で、関連するイベントを起こします。たとえば、ブログに投稿をしたら、Facebookにも投稿する。Instragramに写真を投稿したら、その写真をブログにも投稿するといったことです。もともとこうした「マルチポスト」の需要はあり、特定のサイトのフィードをTwitterに自動的に流し込む[http://twitterfeed.com/ twitterfeed]のようなサービスもありましたし、現在はFacebookとTwitterにはそれぞれ、Facebookでの投稿をTwitterに、Twitterでの投稿をFacebookに、それぞれ流し込む設定も用意されています。

(一つの投稿を複数箇所に自動転載、するのとならんで、複数箇所の投稿を一か所にまとめる「アグリゲーション」にも一時期注目が集まり、
FriendFeedというサービスが人気を博しましたが、現在はFacebookに買収されて、あまり利用されていません。)

ソーシャルメディアのメインストリームが、TwitterとFacebookの二強で一度決着してしまった今日、マルチポストの需要もあまりなくなったかに思われましたが、そこに今一度出てきたのがIFTTTということにになります。私自身も、Instagramの特定ハッシュタグの投稿を、Facebookページに自動的にとりこむというようなケースで、IFTTTを使ってきましたが、英語のサービスということもあり、正直日本での知名度は高くないように思います。

今回Android版の登場をきっかけに気がついたのですが、IFTTTが実現するのは、どうやら「マルチポスト」のようなソーシャルメディア間を「つなげる」機能だけではないようです。

レシピ共有用のチャネルで、Android専用のものとしてDeviceにも注目したい。WiFiに接続したり切断した際に、壁紙を変更したり着信のベル音の大きさを変更するようなことができる。他にもlocation、notification、phone call、photo、あるいはSMSなどといったチャネルがある。Android特有の機能を活かして可能性を探るレシピが多く登録されている。

インターネットサービスを「繋げて」使うIFTTT、より「自由」なAndroid版がついに登場 | TechCrunch Japan

レシピというのは、同様の処理を他の人とシェアする機能です。今回Android版のリリースを機に、Android上でこんなことができるよという提案が、レシピとしていろいろ公開されています。たとえば、「オフィスに着いたら、電話の着信音を切って、バイブをオンにする」というもの。当然AndroidのGPSがオンになっているのが条件でしょう。ほかにも「職場を出たら妻にメッセージを送る」とか「最新のInstagram写真を壁紙にする」とか「会議の時間になった電話の着信音を切る」といったものがありました。よく見るとAndroid以外にも、Google DriveやDropboxを使った自動バックアップの機能もあります。これまで人間が行ってきたPCでの操作を自動化し、さらには、生活上のさまざまな動作も、位置情報や時間と連動させて自動化していく方向で、IFTTTは活用できるのですね。

着信音を切るような作業は、人間が自覚的に行ってきたことであり、これを「自動化」するというと、「人間がダメになる」という主張を展開する人もいそうですが、IFTTTの場合には適用条件を決めるのも人間です。おそらくIFTTTの条件設定を面白がって利用する人は、かなり自覚的に条件設定をしていくはずなので、むしろ非常に理性的に、自らの生活をパターン化していくことに喜びを感じる人かもしれません(私はiPhoneユーザなので、この面白さを当面体験できそうにありませんが、そもそもそこまで理性的ではありません)。

あるいは、数カ月前に自分が設定した条件にしたがってスマートフォンが動作し、そのことをすっかり忘れていて、心霊現象ではないかとビビってしまう人は、ひょっとすると出てきそうですね。

サービス同士を連携させて自動でアクションを起こせる「IFTTT」にAndroid版が登場したので試してみました – GIGAZINE

Flickrが大幅リニューアル:Proユーザ向けの容量限定なしプランは消滅、かと思われたが違った

Yahoo!が先日記事に書いたとおり、Tumblrを買収したが、同時にFlickrの大幅なリニューアルも発表した。

Yahoo、Flickr Proを廃止。広告嫌いとプロ向けに新たな有料版を提供 | TechCrunch Japan

Flickrが驚きのリニューアル―高解像度、新Androidアプリ、1TB無料ストレージなど | TechCrunch Japan

米Yahooが Flickr を全面リニューアル、無料で1TBまでアップロード可能に – Engadget Japanese

ホーム画面をはじめ、UIは一新され、タイル上に写真が表示される形式になった。FacebookやInstagramに似たデザインで、この点は概ね評価されているのではないか。

New Flickr

一方有料/無料のアカウントについては大幅な変更が加えられた点については、賛否がわかれそうだ。無料ユーザについては、これまで1カ月当たり300Mバイトまでしかアップロードできないといった制限があったのだが、これをほぼ全廃し、1Tバイトのクラウドストレージの容量を大幅に拡大した。有料・無料の区別は、広告表示の有無とStatsの表示だけの違いとなった。

サイズが自動的に修正されるとはいえ、無制限の容量が提供されているFacebookなどに大きく水を開けられており、これに追いつくための措置だろう。ライトユーザには歓迎されるはずで、ユーザの裾野を広げてくれる可能性が高い。日本語化はいまだ行われていないので、日本のカジュアルユーザが大量にここに流れ込むとは考えにくいが。

ただこの措置により、有料のPro会員の制度はほぼ意味を失った。12ヵ月24.95ドルで、無制限アップロード、無制限ストレージという権利を買い、Flickrをアーカイブとして使ってきたユーザにとっては、突如の容量制限ということになる。Flickrとしては、影響を受けるユーザはごく少数と見てこの措置をとったと考えられるが、少数とはいえ、長く利用してきた(しかも低迷が続いている間も離れなかった)ヘビーユーザの支持を失うという意味では、あまり好ましい状況とはいえまい。

New Flickr

一応追加499.99ドルを支払って、1テラバイトを使いするdoublrというサービスも出るようだが、無料のアカウントを複数作る煩わしさのために、年間500ドルを払うユーザがどれほどいるのか。

Flickrは、リアルタイムでの写真共有の流れには完全に乗り遅れた。結果、アーカイブとしての写真共有の拠点機能までも、FacebookやInstagramなどの他のサービスの知名度が上がりつつあるようにも思える。Flickrに残っているのは、高品位での写真共有・アーカイブ機能を望むユーザだけだったような気がする。このユーザ層が、今回の措置を契機に、離反してしまうことを覚悟の上で、Yahoo!としては、カジュアルユーザを取り込むための賭けに出たということだろう。

【追記】その後明らかになったのだが、既存のProユーザには配慮、有料のProアカウントの更新は可能で、保存容量も制限なしのまま使えることになった。これで自分を含めて、ヘビーユーザも残留することになるだろう。

Flickr が既存Proユーザーの処遇を説明、無制限ストレージのまま更新可能 – Engadget Japanese

一方、既存 Pro ユーザーへの対応は、短く書くと:

・従来のままの料金(年間25ドル)で今後も更新可能
・従来の Pro 特典だった無制限ストレージや広告フリーはそのまま
・従来の Pro のサイズ制限(一枚50MBまで、動画最大500MB)は、新 Free にあわせて1枚200MBまで、動画 1GBまでに拡大

つまり、既存 Pro ユーザーにとっては、更新するかぎり従来の特典とリニューアル後の拡大と両方の恩恵があります。

Posterous Spaces App

Posterousが4月末でサービス終了

「メールだけで設定も投稿もできるブログ」として、一世を風靡したPosterous。昨年Twitterに買収されていたが、4月でサービス終了とのこと。

Posterous Spaces App

Posterous Will Shut Down On April 30th, Co-Founder Garry Tan Launches Posthaven To Save Your Sites | TechCrunch

ブログへの参入障壁を下げ、ユーザ層を拡大するかと思われたが、TwitterやFacebookのような、よりシンプルなサービスが登場する中で、残念ながら埋もれてしまった。シンプルなブログ、という意味では、Tumblrが健闘しているのと対照的だ。Twitterがうまくサービスを育てられなかったと見るべきだろうか。

昨年4月にTwitterが買収した時の記事によれば、PathあるいはLineのような、よりパーソナルな利用を志向して「Posterous Spaces」というサービス名称に変更したということのようだ。

一世を風靡したPosterous、ついにはTwitter傘下へ

Tumblrと争っていた時代、Posterousはコンテンツアップロードにメールによる方法や各種ウェブアプリケーションを用意するなど、更新の手軽さが評判でもあった。しかしニューヨーク発のTumblrほどに利用者を惹きつけることができず、また初期にファウンダーとして活躍したGarry TanはY Combinatorにより良い職をみつけて去ってしまい、結局Y Combinatorの方でパートナーになった。Posterousは方向性を模索して、昨年には友人や家族とプライベートに情報をシェアすることのできるSpacesというサービスの提供を開始していた。

すでにサードパーティの移行ツールとして、JustMigrateが発表されている。

4月30日のPosterous閉鎖を前に、Tumlbrへ記事を移行するJustMigrateがサービス開始

Posterous | ICHINOHE Blog

Windows Live Messangerが終了し、Skypeに統合

長らくインスタントメッセンジャーの標準であったWindows Live Messengerが、サービスを終了して、Skypeに統合される。Techcrunchの記事で知った。

 

ひとつの時代の終わり―Windows Live MessengerはSkypeに統合されて引退へ

Facebookとスマートフォンの台頭以前に育ったわれわれにとってはこのニュースはほろ苦いものだ。われわれの最初のオンライン・ソーシャル体験はAIMやICQ、WindowsLive(当時はMSN Messenger)のようなインスタント・メッセージによるものだった。しかしMirosoft自身もブログで認めているとおり、プラットフォームはソーシャル・サービスとモバイル・インターネットへと変化した。高機能なSkypeへの転換は必然的だといえる。

すでにSkypeやWindows Liveのブログでも公式に発表されている。

Skype – The Big Blog – Talk to your Messenger Contacts on Skype

The Windows Blog

個人的には、Windows Live Messengerからはスパムメッセージが増えてきていたし、周りに使っているユーザもあまり多くなくなったので、だいぶ前からすでにログインすることがなくなっていた。ともあれ、ICQからはじまったインスタントメッセージは、SkypeとWindows Messengerに移行し、片方が引退となった。実はSkypeも、個人的にはあまり使っていない。音声通話をすることが少ないので、結局Facebookメッセージのほうが便利になってしまった。LINEもある(こちらはまだそんなに使ってないけれど)。

ちなみに中国のみ、サービスが継続するそうだ。

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

Beatroboの @asaeda さんを迎えて新潟ソーシャルメディアクラブ #10を開催

先週末5/19に、新潟ソーシャルメディアクラブ #10を開催した。ゲストは音楽ソーシャルサービスBeatroboを運営する浅枝大志さん。

Beatrobo

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

公式のブログで一応まとめ記事を書いた。

Beatroboが描く音楽の現在と未来:新潟ソーシャルメディアクラブ #10 開催 | Niigata Social Media Club / 新潟ソーシャルメディアクラブ

これよりも詳しいレポートが、からさわさんから出ている。

からさわブログ: 新潟ソーシャルメディアクラブ10回に初参加レポート #nsmc

Beatroboは、昨年12月のスタート時、その後の大型資金調達と、Webニュースでも大きな話題となったサービスだ。しかしサービスは英語で、モバイルにもまだ対応していないので、NSMCの常連であるアーリーアダプタ層の皆さんにも、イベントの告知の段階では正直あまり知られていなかった。ともあれさすがNSMC、イベント前には半数近くの人が、先にサービスを試してから参加してくれた。

今はまだデスクトップサービスのみだが、これからモバイルに対応して大きく変化する構想であることが、プレゼンの結果分かり、参加者の関心はさらに高まった。浅枝さんは言葉を選びながら取り出して説明していたが、Beatplugという、Beatroboに出てくるロボットの形をした小さなデバイスが、現在開発されている。これをiPhoneに挿すと、ロボットの形をした楽曲リストが、iPhoneの中に取り込まれる仕組みだ。

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

これはつまり、カセットテープに自分のお好みの順番に曲を入れて、友達に(あるいは、気になる人に)渡していた時代の再来ということになる。「帰りの電車の中で、このロボ聞いてみてよ」ということになる。

過去を振り返るだけではない。音楽ダウンロードの時代が到来し、バラバラになってしまった音楽アルバムが、あるいはパッケージとしての曲リストが、再び商業音楽の世界で復活するきっかけになるかもしれないとも思う。構想としては、コンサートなどリアルイベントの際に販売する物品としても、Beatplugが使えるのではと考えているそうだ。

Facebookと連動した音楽サービス、としてだけではなく、新しい音楽の聞き方、可能性を開くサービスだという予感を、参加者の皆さんと共有できたといってよいだろう。

主催側の感想。
1.告知が遅れ、天気の良い5月の週末ということもあり、特にいつも来てくださるメンバーで、都合のつかないという声が多かった。実際、市内では「潟コン」という大きなイベントがあったし、佐渡ではロングライドが行われていて、一部参加者層が重なっていた。

2.逆に新しい参加者の方は増えた。特に女性参加者が増えたことで、NSMC=男性中心というイメージを、ようやく脱することができた。男女比で見て男性が多いのは、NSMCの企画内容からいって、普通のことだとおもうが、女性にもアピールできる企画を今後も立てていきたいと思う。結局今回参加できなかったうかブログのうかさんなど、実力あるブロガーの皆さんから、今回の企画を紹介してもらったのも大きかった。

[う]新潟ソーシャルメディアクラブの大きな魅力のひとつ・「ユルさ」について #nsmc | うかブログ

NSMCのオフ会イベントとは実際どうなのか #nsmc

3.残念ながら学生の参加者はいなくなった。最初から飲食込みでやることで、カジュアルな雰囲気を演出しようとしてきたのは、若い層にも参加しやすいようにという配慮のつもりでもあったのだが、結局参加費がハードルになるのだろう。大学教員の立場からは、進路に悩む3,4年生は当然参加すべきイベントだと思っているが、まあこちらが思ったようには行かないもの。むしろ就職した後の20代前半の層が、もう少し参加しやすい形を模索するべきなのかもしれない。

4.浅枝さんの話は、新潟人には縁遠いかなと心配したが、むしろ盛り上がった。Beatroboが目指す、受け身の音楽ファン向けのサービスというのは、NSMCに参加する層が日頃感じている、「受け身層」とのギャップと、体感的にマッチするものだったのかもしれない。浅枝さんの話、特に開発中のBeatplugが出てきたあたりからの話は、まだほとんど報道されていない。Techcrunchの記事が、少しだけ構想の中身を紹介しているだけだ。その意味でも参加者の皆さんには、満足していただけたのではないかと思う。

東京発ソーシャルミュージックサービスのBeatroboが61万2500ドルを調達

このBeatroboをリアルなガジェットとして配ろうというものだ(写真右はそのモックで未完成品)。まだ未完成ではあるようだが、構想としては、ガジェットをiPhoneなどのデバイスに差すと、そのBeatroboが持つプレイリストをデバイス上で再生するといったものだ。たとえばリアルな場所で知り合った友人とBeatroboガジェットを交換して、互いの音楽の趣味を確かめ合ったり(音楽版Pokenのようなものか)、あるいはコンサート会場などでアーティストが自分のBeatroboガジェットを販売して、そのアーティストのプレイリストが聴けるようにするだとか、そういったアイデアがあるのだそうだ。

5.全体の参加者数は減ったが、新しい参加者の方を迎えつつ、会場の雰囲気はいつもより一体感が感じられた。初めての参加者の皆さんにとっては、馴染みやすくよい雰囲気だったのではないかと思う。初めての方も含めて、多くの方が飛び入りでの1分間スピーチをしてくれた。この雰囲気を維持し、さらに居心地の良いイベントとなるよう、今後も努力していきたい。

Niigata Social Media Club #10 with @asaeda 20120519

浅枝さんは、来ていたBeatroboパーカーを、その場で参加者プレゼントに供出してくれた。その代わり、二次会参加者からは、みかづきイタリアンTシャツがプレゼントされた。

NSMC#10

恒例になりつつある、ビアゴーグルをかけて記念撮影。

この日は潟コン開催の影響もあったようで、二次会以降のお店の予約には苦戦したが、結局日付が変わるまで、多くの人々が集い、浅枝さんを囲んで、楽しいひと時を過ごした。

参加者の皆さんのブログ記事。

「先端」を作る人に出会った :: 新潟シモフルのおんぼろビルに暮らす

Beatroboのナカノヒトの話を聞いてみた|西区の人のブログ

NCMCに参加しました♪|デザイナーズ☆ワークショップ【 新潟グラム 】 × デザインのお勉強

【音声】新潟ソーシャルメディアクラブ Beatrobo の浅枝さん #nsmc 2012-05-19: kottenai fz

【音声】浅枝大志さんの抱負 新潟ソーシャルメディアクラブ 2012-05-19 #nsmc: kottenai fz

【音声】資金調達とか 浅枝さん 新潟ソーシャルメディアクラブ 2012-05-19 #nsmc #podcast: kottenai fz

NCMCに参加しました♪|デザイナーズ☆ワークショップ【 新潟グラム 】 × デザインのお勉強

Flickrの写真。

Evernote

Evernote中国版「Yinxiang Biji (印象笔记/印象筆記)」、現地独自サービスとして展開

Evernote中国版について、Techcrunchの記事。中国では米国でのサービスではな、別のサービスとしてスタートすることになったとのこと。

Evernote

By Gustavo Pimenta

中国版Evernote、「印象筆記」は別サービスとして現地運営へ

中国のユーザーからもっとも多く寄せられる要請はEvernoteの反応速度をもっとアップし、他の中国のインターネット資源とシームレスに接続させてもらいたいというものだ。残念ながら中国とアメリカ間のインターネット接続には多くの問題があり、抜本的に解決するには中国にまったく別個のサービスを立ち上げる以外に方法がなかった。

引用部分はEvernoteの公式コメント。つまり「接続」が遅いというのが原因のようだ。たしかに中国のインターネットは、国外へのアクセスが遅く、同期の速さがサービスの肝となるEvernoteには、致命的となるだろう。Evernoteは個人用のアーカイブとして利用するというのが基本なので、中国政府としてもそんなに警戒感はないのかもしれないが、実際にはグループでの情報共有なども可能なので、潜在的には政府との摩擦要因はある。

Running or...

日頃のRunに「MIZUNO WAVE NEXUS 6 SW」を買ってきた

冬用には、冬場にASICSスノーターサーSi5を買って、走っていたのだが、通常期の靴は古いNike+用シューズ。靴裏部分のクッションがボロボロになってきたので、新年度にあわせて新調することにした。少しずつ走る距離も長くなってきたし、故障を防ぐためにも。

Running or...

 

選んだのはMIZUNO WAVE NEXUS 6 SW。クッションがしっかりしている「エントリーモデル」の中でも、幅広でゆったりしていた。別に足の幅が広い訳ではないと思うのだが、フィット感があった。

売り場には「ベアフットランニング」と書かれた靴がいくつもあった。裸足に靴を履いて走る、さらには裸足で走るのが、流行っているのだろうか。どうやら初心者はやめた方がよさそうなので、当面は研究だけしておくことにしたい。

Pinterestはアメリカ中部で強さを発揮

Techcrunchの記事。記事の本題は、Pinterestの急激な伸びについて。訪問者月間1000万に史上もっともはやく到達したという話。平均滞在時間は98分。これより長い時間をユーザが費やしているのは、FacebookとTumblrしかないという。

Pinterest、どこよりも早く月間1000万ユニークユーザー達成

面白いのはユーザ分布。Pinterestが強いのは、西部でもなく東部でもなく中部。なぜなのかは大変興味あるところだが、この記事でも特に言及はない。

他の多くのウェブスタートアップと異なり、Pinterestの中核ユーザー層は米国西海岸と東海岸の新し物好きではない。5月には西海岸と北東地域のPinterestユーザーが最も多かったが、現在強いのは、カンザス、ミズーリ、ミネソタ、ミシシッピーなどの中部南東と中部北西の各州だ。

GoogleがGoogle+連携の「Search plus Your World」を発表:Twitterは反発

Googleはかねてから予想されていた、検索とGoogle+を連携させるサービス「Search plus Your World」を発表した。

Photo by James Brauer

サービス内容について、以下の斉藤徹さんの記事が詳しいが、要するに一番のポイントは、Google+の友人の投稿内容が、検索結果に反映されるというPersonal Results(といっても、「ソーシャル」な要素を入れるかどうかは切り替え可能だ)。

Googleが、Google+連携でソーシャル検索を実現。ここ数年で最も大きな検索の進化と発表 in the looop 斉藤徹

“Personal“(Google+で共有されている情報)、右側が “Public“(今までのGoogleが対象としていたオープン情報)をあらわしており、左側をオンにすると、検索結果にGoogle+やPicasaで友人とシェアしている情報が検索されるようになる。この図では 赤い矢印 のようにトップで50のPersonal情報がヒットし、黄色い矢印 のようにその検索結果が表示されるようになる。黄色のように左側に「人のマーク」がついたものが Personal情報、マークのないものがPublic情報であり、Personal情報は完全に個人にカスタマイズされたものとなる。

このほか、Facebook内の検索のように、Google検索の際にGoogle+のユーザが予測変換されて出てくる「Profiles in Search」(ここに出てくる範囲が友人までなのか、もう少し広いのかは気になるのところ)、検索キーワードに関連の深い人物やGoogle+ページが「おすすめ」として出てくる「People and Page」がある。

数日後に英語版で徐々に公開されるそうで、日本語版での登場にはもう少し先になるだろうか。

これに対する評価はさまざま。Techcrunchでは、Jason Kincaid が比較的中立的な論評であるのに対して、ゲストライターのFrederic Lardinoisはかなり手厳しい批判を加えている。

Google、検索対象にGoogle+を含めるサーチ・プラスをローンチ―本格的ソーシャル検索への第一歩

Googleの言う「あなたの世界」は、Google+だけの世界

かくして現時点では、Googleの「あなたの世界」の解釈は未だ非常に限定されているようだ ― パーソナル化された検索結果でさえあまり有用ではないかもしれない。なぜなら本当の友達はFacebookやTwitterにいるのであって、Google+ではないから。

Googleは「Google+はGoogleそのものである」と言った。Google+は、Goolgeの行うあらゆる局面において中心的存在となりつつある。だから検索も、Google+を加える論理的な次のステップにすぎず、そこはまた最適な宣伝場所でもある。今やGoogle+プロフィールは、オートコンプリートにも取り込まれ、パブリッシャーの名前やGoogle+アバター、プロフィールへのリンクは検索結果の記事の横に表示される。さらにGoogleは、特定のトピックを検索した際に、一部のGoogle+有名人のプロフィールを強力に宣伝するつもりだ。

Facebookは、新しいタイムライン機能を発表した時、このサービスは「あなたの一生の物語」を共有できるようになったと言った。Googleは、Google+が「あなたの世界」を表現していると考えている。プログラムの動作にもよるのだろうが、時としてこれらのサービスは、われわれとサービスとの関係と、そのプラットフォームでわれわれが「友達になった」人々との関係とを根本的に取り違えている。そろそろ大規模ソーシャルネットワークの面々も、われわれが彼らのサービス上で共有している物が、オンライン人格のほんの一端を表しているだけであり、オンラインにせよオフラインにせよ誰かのすべてを表現しているわけではないことに気付くべきだ。Googleの、Google+が「あなたの世界」を表現しているという発言も、この一例だ。

現状としては、本当の友達を探すほどの規模にはなっておらず、大集団で一気に占拠してしまったAKB48ばかりが目立っているGoogle+であるが、これを機にすそ野を広げていく可能性がある。実際、アクティブユーザを奪われる可能性のあるTwitterは、Google+だけを検索の範疇に入れたことに、強く反発している。

Twitter、Google+とGoogle検索との連携を激しく攻撃

われわれはGoogleの検索手法の変更によって人々が最新の情報を適切に得ることがはるかに困難になると憂慮している。この変更はサイト運営者、ニュース事業者、Twitterユーザーその他全員の不利益になる。

ただ、この記事では、Twitterの反発に対する見方は冷ややかだ。

Twitterが「人々が最新の情報を適切に得ることがはるかに困難になる」と主張している点だが、人々が求めているのが「Twitterで共有された情報にリアルタイムでアクセスすること」であれば確かにそのとおりだろう(またTwitterの方がGoogle+よりも多くの最新ニュースを共有しているというのも事実だろう)。しかしそれなら人々はTwitter自身の検索機能を使えばよいわけだ。実際Twitter検索は非常に強力かつ大規模な検索ポータルになり得る(ただし残念ながら現状ではまだ非常に荒削りだ)。

 

しかしGoogleは可能なかぎり最新かつもっとも関連性の高い検索結果を提供する責務があるとしている点ではTwitterの主張は正しい。Twitterのデータを無視するならこの目的を達成することが難しくなる。だがもちろんGoogle側ではTwitterに対する反論の原稿を書いているはずだ。そこには「Google検索にリアルタイムでツイートが含められるべきだとTwitterが言うなら、それを可能にするAPIを公開せよ」という趣旨が含まれているのではないかと思う。”私は両者にコメントを求めておいた。

後半部分はすこし分かりにくい。昨夏Googleは、東日本大震災でも威力を発揮した、Twitterなどを全文検索するリアルタイム検索というサービスを中止した。その原因として、TwitterからGoogleに提供されていたFirehoseというサービスが、打ち切られたことが挙げられている。もしTwitterが、Googleの検索結果にTwitterの検索結果やフォロワーのTweetの内容を含めろというのであれば、Twitterの側が、Firehoseを積極的に(おそらく安価で)、提供するべきだ、という趣旨だろう。

今のところ、この件について、Facebookは沈黙している。

以下はプロモーション用のビデオ。

Googleのこの新しいサービスについては、米国の電子プライバシ情報センター(EPIC)も懸念を表明している。

EPIC – Google Changes Search Results, Preferences Google+ Results

Google検索をめぐる攻防が加熱 FTC介入の可能性も – ITmedia ニュース

米プライバシー団体、Googleの「Search plus」を批判  :日本経済新聞

主要な批判のポイントは、「Profiles in Search」のようだ。つまり、Google+のユーザがいつのまにか通常の検索の対象の中に含まれ、候補として表示されるということを、ユーザ側は予定していなかったし、もしこれから検索対象から除こうにも、その手段が提供されないという趣旨であろう。はたしてこの批判の通りの状況にあるのか。今後サービスが公開されたところで確認してみようと思う。