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食べ放題

豪華だけどあっさり切り上げるラマダンビュッフェ

長いと思っていたラマダンも、今週で終わり。マレーシアはハリラヤ休暇に入る。すでに先週あたりから、ハリラヤと歌詞の入った歌をきくようになった。たまたま、歌の流れているエリアに行っただけかもしれないが。

前回の記事でも書いたのだが、ラマダン期間中、ホテルは夜のラマダンビュッフェの豪華さを競いあう。普段のメニューよりもさらにサービスしておいしい料理がならぶということのよう。

イスラム教徒でないと、なんとなく行きにくいが、別に誰でも参加できるとはきいていた。ちょっと気後れしている間に、ラマダンも終盤に入り、一部ホテルではラマダンビュッフェの期間が終わるところも出てきたので、家族と相談して思い切っていってみることにした。

ラマダンビュッフェ

といっても、思い立ったのは当日。いくつかのホテルに断られたが、マラッカ市内中心部の有名ホテルの1つ、エクアトリアルホテルの予約がとれた。大人1人88リンギット(3000円程度)なので、決して安くはない。でもそれだけの金額を出すので、よく写真に出てくる羊の丸焼きもあるだろうし、ラム料理も充実していて、羊肉ファンの妻も満足するだろう。ラマダンビュッフェの値段は結構ピンキリで、安いところだと30数リンギット、つまり1000円程度で食べられるものもあるのだが、それはホテルの格によるものなのか、食事の種類が少ないのか、量が少ないのか。ちょっと遅れて行ったら何もなかったとか、あるいは開始早々の争奪戦が激しいといった事態は、小さい子どもを連れて歩く家族の戦闘力では対応不可能なので、まあ安全策を取ったところ。

ラマダン中の人々の行動は、日暮れ前に食事を用意し、日暮れとともに食事を始めるというもの。おそらくラマダンビュッフェの場合にも、同じような行動をとるとするならば、早めに会場についた場合、一緒に「おあづけ」状態になるということになる。でもみんな一緒に食べ始めるわけだから、あまり遅れてもよくない。なにしろ戦闘力が低い。というわけで、7時23分の日没を目指してホテルに向かったのだけど、途中の渋滞もあって、結局ホテルについたら7時半を過ぎてしまった。

ラマダンビュッフェのにぎわい

ホテルに到着すると、会場は満席、すでに食事は始まっていた。7時23分になったところで、みんな「よーいドン」というのか「いただきます」というのか、お祈りをするのか、興味があったのだが、それはわからずじまい。会場内では、マレーソングのグループが演奏を始めていて、たまたまその近くの席に案内してもらった。マレー独特の曲調の歌が演奏されたが、多くの曲にはやはり「ハリラヤ」のフレーズが入っていた。お正月ソングとかクリスマスソングのようなイメージでとらえたらいいのだろうか。

マレーソングの演奏

鶏肉と羊肉を使った肉料理のほか、魚料理(刺し身はない)もあり、ミーゴレンのような麺料理もあり、とにかくいろいろ食べ放題。羊の丸焼きもあった。ただマレー料理なので、豚肉はもちろんなく、その他中華風とか和風とか、味のバラエティは、日本人から見たら少ない。ともあれ、昼間食事を我慢している皆さんは、断食=禁欲という一般的なイメージとは異なり、夜になったら食欲を解放して、かなりの勢いで食べていた。しかし食べ方は平和的なので、戦闘力の低い我が家も、だいたいひと通りの料理をチェックして、食べたいものはすべて食べることができた。

羊肉

食べ放題

テーブルの上には、デーツというナツメの実が置かれていた。ラマダンの場合、いきなりがっついて食べないで、最初にこれを食べてから食事を始めるとされているようだが、皆さんがちゃんとその通りにしているかは、遅れて到着したので確認できなかった。

デーツ

ドリンクはもちろんノンアルコール。屋台にあるような派手な色のついたドリンクが並んでいた。その他コーヒー・紅茶はあり、ロンガンドリンクのような中華(?)なものもあった。いずれにしても、ビールもワインもアルコールは飲み放題、という、日本人のビュッフェとは大きく異なる。

カラフルなジュース

お客さんは8割方マレー系の人たちかなという気がしたが、自分たちの他にも異教徒のグループはいたし、マレー系と非マレー系がまじっているグループもあったように思う。

なによりの特徴は、みんな早く帰るということ。ラマダン期間中は、日没から日の出までの間しか食事ができないので、ムスリムの人たちは朝も早く起きなければならない。したがって、せっかくのラマンビュッフェも、そんなにゆっくりはしていられないのだろう。なんとなく消化には悪そうだが仕方があるまい。8時過ぎには席があきはじめ、8時半になると席を立つ人が増えた。子どもがなかなか食べてくれなくて難儀していた我が家が、ようやく帰ることにした21時には、もう1−2組しか、会場には残っていなかった。

ラマダンビュッフェ、ラマダン期間のマレーシアに来ることは今後まずないと思うので、マレーシアの風習の一つを知ることができたのはよかったと思う。羊肉に妻は満足していた。たしかにおいしかった。ただ、今度はお酒も飲めるところで、料理も楽しみたい、というのが、うちの家族の正直な感想だ。

ハリラヤハンパー

暗くなってから盛り上がる(?)ラマダン始まる

今日からイスラム教徒が断食を行う月、ラマダンがスタート。ラマダンの時期にマレーシアに滞在するのは今回が初めてなので、何が起こるのかなと思っている。みんな日中食事をせずに過ごしているわけで、いろいろ配慮が必要だというのは、よく記事にも出ている。

ラマダン(断食中)のイスラム諸国でのマナー 人前での飲食や喫煙NG – ライブドアニュース

こうした一般的なイスラム諸国での「マナー」に比較すると、マレーシアはよりゆるやかな部類に入るはずだが、実際のところはどうなのか。

今日は初日ということで、半日勤務あるいは休みのところが多いよう(同僚によると、マラッカは休日のようだった)。大学はラマダン期間中、いわばサマータイムのように1時間早く始業し終業するそう。ムスリムの人たちは、朝、日が昇る前に食事をし、夜も日がくれてから食事をすることになるので、こうしたタイムシフトになるようだ。マレーシアの場合、+0800のタイムゾーンにいるために、日の出の時間が遅く、その点で朝は少し楽かもしれない(もちろんその分日暮れが遅くなるが)。

近所で日頃屋台が出ている通りには、いつもの数倍の屋台が出て、毎晩賑わうのだそう。見に行ったら、道の両サイドに屋台通りが拡充されていた。売っているのは、マレーシアのスイーツ、鶏の唐揚げや丸焼き、ジュース、ムルタバなどの粉物各種。見たことがないものもいろいろあって、今後いろいろ挑戦してみたい(衛生状態が気になるので、一気にいろいろ食べるのは避けたほうがいいか)。

近所の屋台がパワーアップ

屋台料理

屋台料理

屋台料理

屋台料理

屋台料理

屋台料理

一方、すでに随分前から、各ホテルはラマダンビュフェという広告を出している。つまり日没後にホテルで、豪華なビュフェを楽しもうということだ。日頃のビュフェに比べても、かなり豪華な食事が楽しめるということのよう。ここにマラッカの大手ホテルのビュフェ企画を一覧にしていた。

Buffet Ramadhan Melaka 2015 Promotion di Hotel Melaka

どれだけすばらしいごちそうが食べられるのか、一度は行ってみようと思っているが、当然お酒は飲まない(飲めない)のであろう。先月マラッカのラマダホテルのシーフードビュフェに行ったが、その日もアルコールを飲んでいる人はいなかった。

数日前にイオンに行ったら、以下の様な「贈答品セット」が陳列されていた。どうもこれは、「ハリラヤハンパー」といって、やはりラマダン明けのギフトのよう。ラマダンはこれからスタートなのだけど、すでにギフトコーナーは設置されているということのようだ。

ハリラヤハンパー

もっと悲壮感漂う月になるのかと思ったが、美味しそうなものがいろいろ目につく。それなりの配慮をすれば、異教徒の自分たちも問題なく過ごすことができそうだ。

以下の記事によると、ラマダンの終わり、ハリラヤ・プアサは三日月が出ているのか確認したところなので、観測状況がテレビで中継されるとか。

お月様の周期をもとにしているイスラム暦では、新月から最初に三日月が出た日が月初めです。ハリラヤ・プアサの到来は、観測所において“肉眼で”これを確認して初めて正式に宣言されます。天候によって確認できなければ翌日におあずけになることも。そのため当日はTV中継まで入って「その時」を待つのです。

マレーシアの旬な情報や旅の魅力をお届けする月刊ウェブ・マガジン “M-style”

残念ながら地上波テレビが見られない環境で過ごしているのだが、この日だけはみんながかたずを飲んで見守る様子をどこかでみたいものだと思う。

※ ラマダンビュフェについて検索していたら、マレーシアのブロガーRebecca Sawさんのブログ記事を発見した。KLのホテルのラマダンビュフェを多く紹介している。どれもとてもおいしそうだ。

Ramadan Buffet | Rebecca Saw