タグ別アーカイブ: iOS

コンテンツプラットフォーム「note」は、課金できるスマートなサービスとして定着するか?

4月にスタートした新しいサービス「note」が、1ヶ月で順調に注目を集めているという記事が出ています。

ピースオブケイクが運営する個人向けのメディアプラットフォーム「note(ノート)」が、2014年4月のリリースから1か月で、2,000万ページビュー、100万ユニークユーザーを達成した。

ピースオブケイク「note」、リリースから1か月で2,000万PV/100万UU達成 (1/1):MarkeZine(マーケジン)

2,000万ページビュー、100万ユニークユーザーをどのように評価していいのかはよくわかりませんが、生まれたてのサービスとしては、破格の数字であるとは思います。私もアカウントだけ取って、そのままにしてあったのですが、いくつか記事を投稿してみました。

Shinya ICHINOHE (shinyai)|note

noteは、Twitterと同じタイミングでスタートし、英語圏で現在も一定の支持を得ているTumblrというサービスに似ているという印象です。
トーク、イメージ、テキスト、サウンド、ムービーというコンテンツを指定し、ドラッグアンドドロップなどのわかりやすいUIで簡単に投稿できるという仕掛けは、同様のシンプルさでブログに代わる存在として支持を集めている、Tumblrと非常に似ています。従来のブログの考え方と異なり、Twitterのようなフォローが可能で、個別のコンテンツに対して「スキ」をつけることができるという、Tumblrに似たSNSライクな仕掛けも導入されています。

ただし、コンテンツ課金を柔軟にできるというところが、Tumblrと大きく異なる点です。ピースオブケイクCEO 加藤貞顕さんは、インタビューで以下のように答えています。

加藤 noteは、個人向けのメディアプラットフォームです。見た目はちょっとTumblrに似ていて、トークノートはつぶやきに近い感じなんですが、5種類のコンテンツを簡単に投稿することができます。もちろんタダで見せる(公開する)ことができて、フォローでつながり、コメントもできて、「スキ」を付けることもできます。で、noteの特徴は、「ここからは課金されるというライン」を、コンテンツの好きな位置に引けるんです。たとえば、そのラインを一番下に引いたら、実際はすべての内容がタダで読めるから、もはや課金は“投げ銭”として使ってるということになります。

ASCII.jp:メディアプラットフォーム「note」の作り方(前編)

いまのところは、過去に書いた記事などのコンテンツを、有料コンテンツして販売してみて、模様眺めをしている人が多いようです。かつて苦労して書いたコンテンツに、今になってお金を払ってくれる方がいるというのも、たしかに励みになりますね。

「柔軟」なコンテンツ課金というのは2つの意味があります。一つは、上の引用にある通り、「ここから有料」というラインを自分で決められるということです。すべてタダで読めるけれども、「投げ銭」として課金システムを使うことも可能です。もう一つは、値段を日によって変えられるということです。たとえば、最初の10人までは無料で、10個スキがついたらそこからは有料といったことも可能です。じゃあ最初の10人までの誰かが、コピーして投稿してしまったらどうなるかとか、厳密に言えば課題もなくはないのですが、そこまでがっちり固めなくとも、コンテンツへの支持を示してもらうための仕掛けとして「課金」という仕掛けを入れていると考えれば、いいのではないかと思います。

もともとピースオブケイクは「Cakes」という月額課金制のウェブサイトを運営していて、こちらはプロのコンテンツを読み放題にするという仕組みですが、Noteはプロ以外も参加できて課金もできる仕掛け。Cakesはかっちり編集された雑誌からのアナロジーで、Noteは単行本のイメージのようですが、いずれにしても2つは関連したものとして捉えられているようです。

―― cakesを作ったときに、すでにnoteの構想はあったんですか?

加藤 こういう方向性は考えていたんですよ。cakesを全部オープン化するとnoteになるんです。最初はcakesからnoteへと近づけていくことがしたかったんですけれど、noteはnoteでやりだして、そのうちに融合するっていう感じです。

 noteは「買える」っていうことが非常に新しいので、最初はそれだけに絞ったほうが良いと思っています。その代わり、使い勝手はものすごく簡単にしてあって、テキストノート(ブログにあたるもの)なんかは、エディタで書いて、画像を挿れたりして、公開とするとそれで無料で公開されます。有料にするなら、ペイウォールを表示する場所を決めて、ここ以降は100円とか、極限まで簡単にしています。みんながみんな、そんなにコンピューターに強いわけじゃないし、僕自身ブログがそんなに使いやすいと思ったことがなかったので。

ASCII.jp:メディアプラットフォーム「note」の作り方(前編)

加藤さんは「オカンでも使えるようにしなければ」という考えで、noteはかなり簡単に作ってあるそうです。たしかに非常に簡単ですが、「オカンでも使える」かどうかは、これからの普及の仕方で検証されるところでしょう(それぞれの「オカン」のスキル次第でもありますね)。

noteの課金システムは、受け手と送り手が、それぞれ気持ちよく、スマートに有料化対応できるように設計されていると感じます。ネットのコンテンツ課金は、「ウェブは無料」という受け手側の勝手な要求とどうしても衝突してしまいます。その「感覚」なるものが間違いだという主張は当然ありえます。ただ送り手の側も実は、無料でもいいからぜひ見てほしいなあという気持ちと、でも食えるようにそれなりにお金はいただきたいという気持ちでせめぎあっていることが多いのではないでしょうか。しかし有料化すると急に感じ悪く見えてしまうというところがある。買い手の方では、物理的な存在ではない「データ」に対してお金を払うことに、抵抗を感じる人が多いでしょう。この岩盤を崩すのは大変です。この点、Noteは「投げ銭」にしてしまって、中身はすべて見えるけれども、よかったらお金を払ってくれという形にすることもできます。またなによりデザインがスタイリッシュで感覚的に操作できるというのも、売り手と買い手、双方の気持ちを溶かす効果がありそうです。

いしたにまさきさんは、noteでは、受け手と送り手、それぞれの立場でクリエイティブが刺激されると書いています。

noteをやっていると不思議な感覚にとらわれることがあって、それはECとは完全に異質のものです。
だれかがなにかを書くなどしてそれに値段をつけているのを見ている。これは、自分の目利きとしてのクリエイティブを刺激すると同時に書き手のクリエイティブへの刺激ともなっているわけです。

交換ノート17:noteは書き手と読み手のクリエイティブが交差する場所|いしたにまさき|note

テクノロジーを参入障壁と感じることなく、発信力のある人達が、受け手としても送り手としても刺激を受けて、すぐにその発信力を発揮するようになるという仕掛けが、うまく作用し、循環しているということでしょう。課金システムまで含めて、たしかに非常にわかりやすくできていると思います。

とはいえ、若者たちの会話に「note」という言葉が飛び交っているわけではないので、メディアプラットフォームとして成長していくには、これからいくつもの山を越えていく必要があるでしょう。有料コンテンツで実績を挙げていくのは大変です。

ブログ同様にコンテンツはバラして利用できますので、他のソーシャルメディア(今のところFacebookやTwitterと連携)ともつなげながら、少しずつ知名度をあげていくことになるのだと思います。ポイントになりそうなのは、一つは課金でしょうか。現在はクレジットカードのようですが、この裾野を広げつつ、しかしスマートに利用できるようにというのは、まずもって重要な点でしょう。それからもう一つはアプリ。インタビューでは、iOSだとアップルが課金した場合に30%抜いてしまうという話が出ていて、なかなか悩ましいところではありますが、少なくとも当面は、アプリがないとなかなかスマホからのアクセスは増えていかないように思います。

アスキーの記事、前編を読みきったところでプロフィールを見たら、加藤さんは新潟出身だとプロフィールに書いてありました。近くに新潟に来ていただいて、お話をうかがう機会を作りたいと、個人的には思っています。

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

IFTTTのAndroid版登場:ソーシャルメディアを「つなげる」だけでなく、日常を「自動化」

複数のソーシャルメディア上の投稿を連携させるサービスIFTTTに、Androidアプリが登場しました。OSの機能をアプリケーション側から操作できるので、条件設定により、自動的に各種の基本設定を変えることができるようです。

Internet上のサービスを繋いで処理を自動化するIFTTTのAndroid版が登場した。そしてこのAndroid版、iOS版と比較するとよりOSレベルの連携が見られるようだ。もちろんこれはAndroidの「レッセフェール」の方針によるものだ。すなわち、アプリケーション側からOSの機能をいろいろと操作しやすくなっているのだ。

インターネットサービスを「繋げて」使うIFTTT、より「自由」なAndroid版がついに登場 | TechCrunch Japan

IFTTTは、If this then thatの略。ソーシャルメディア上の一か所で指定された現象が起きたら、別の指定の場所で、関連するイベントを起こします。たとえば、ブログに投稿をしたら、Facebookにも投稿する。Instragramに写真を投稿したら、その写真をブログにも投稿するといったことです。もともとこうした「マルチポスト」の需要はあり、特定のサイトのフィードをTwitterに自動的に流し込む[http://twitterfeed.com/ twitterfeed]のようなサービスもありましたし、現在はFacebookとTwitterにはそれぞれ、Facebookでの投稿をTwitterに、Twitterでの投稿をFacebookに、それぞれ流し込む設定も用意されています。

(一つの投稿を複数箇所に自動転載、するのとならんで、複数箇所の投稿を一か所にまとめる「アグリゲーション」にも一時期注目が集まり、
FriendFeedというサービスが人気を博しましたが、現在はFacebookに買収されて、あまり利用されていません。)

ソーシャルメディアのメインストリームが、TwitterとFacebookの二強で一度決着してしまった今日、マルチポストの需要もあまりなくなったかに思われましたが、そこに今一度出てきたのがIFTTTということにになります。私自身も、Instagramの特定ハッシュタグの投稿を、Facebookページに自動的にとりこむというようなケースで、IFTTTを使ってきましたが、英語のサービスということもあり、正直日本での知名度は高くないように思います。

今回Android版の登場をきっかけに気がついたのですが、IFTTTが実現するのは、どうやら「マルチポスト」のようなソーシャルメディア間を「つなげる」機能だけではないようです。

レシピ共有用のチャネルで、Android専用のものとしてDeviceにも注目したい。WiFiに接続したり切断した際に、壁紙を変更したり着信のベル音の大きさを変更するようなことができる。他にもlocation、notification、phone call、photo、あるいはSMSなどといったチャネルがある。Android特有の機能を活かして可能性を探るレシピが多く登録されている。

インターネットサービスを「繋げて」使うIFTTT、より「自由」なAndroid版がついに登場 | TechCrunch Japan

レシピというのは、同様の処理を他の人とシェアする機能です。今回Android版のリリースを機に、Android上でこんなことができるよという提案が、レシピとしていろいろ公開されています。たとえば、「オフィスに着いたら、電話の着信音を切って、バイブをオンにする」というもの。当然AndroidのGPSがオンになっているのが条件でしょう。ほかにも「職場を出たら妻にメッセージを送る」とか「最新のInstagram写真を壁紙にする」とか「会議の時間になった電話の着信音を切る」といったものがありました。よく見るとAndroid以外にも、Google DriveやDropboxを使った自動バックアップの機能もあります。これまで人間が行ってきたPCでの操作を自動化し、さらには、生活上のさまざまな動作も、位置情報や時間と連動させて自動化していく方向で、IFTTTは活用できるのですね。

着信音を切るような作業は、人間が自覚的に行ってきたことであり、これを「自動化」するというと、「人間がダメになる」という主張を展開する人もいそうですが、IFTTTの場合には適用条件を決めるのも人間です。おそらくIFTTTの条件設定を面白がって利用する人は、かなり自覚的に条件設定をしていくはずなので、むしろ非常に理性的に、自らの生活をパターン化していくことに喜びを感じる人かもしれません(私はiPhoneユーザなので、この面白さを当面体験できそうにありませんが、そもそもそこまで理性的ではありません)。

あるいは、数カ月前に自分が設定した条件にしたがってスマートフォンが動作し、そのことをすっかり忘れていて、心霊現象ではないかとビビってしまう人は、ひょっとすると出てきそうですね。

サービス同士を連携させて自動でアクションを起こせる「IFTTT」にAndroid版が登場したので試してみました – GIGAZINE

Instagram Photo Map

Instagramが3.0にバージョンアップ、フォトマップの利用が可能に

Instagramがメジャーバージョンアップを行い、3.0に。フォトマップの利用ができるようになった。松村太郎さんのブログで知った。

Instagram 3.0 – フォトマップは街の風景を切り取る [ t]

以下のように、Instagram上の写真が地図上にマッピングされる。

Instagram Photo Map

Instagram Photo Map

果たして過去に撮った写真のどれを公開してよくて、どれがまずいのか。ここで判断が必要になるのだが、バージョンアップ後、フォトマップを利用しようとすると以下の様な表示。

Instagram Photo Map

続いて具体的な候補が示されて、一つ一つチェックすることができる。Foursquareで場所の表示を入れていたものは、自分で場所の表示をすることを前提に撮ったものなので、まずよいとしてOKしたが、問題なのは下のようなケース。

Instagram Photo Map

iPhoneが記録しているジオタグによると、どうもこの場所みたいですよ、というような形で候補が出てくる。ただ地図を拡大できなかったので、実際どの場所にタグがついているのか確認できず、新潟とか青森とか、ちょっと変なところについていたら困るような場所の候補は、地図に表示しないことにした。もちろんあとで地図を開いて、「あ、自宅にタグが!」というようなものを削除することは可能だ。場所が間違っていた写真を、再び別の場所にマッピングする方法があるのかどうかは不明。

各ユーザの撮った写真をマップで表示する方法はわかったが、すべてのユーザの、あるいは友人の撮った写真を、まとめてマップ上でみるメニューは、今のところ見当たらない(まだないのかな?)

Publicな写真を地図上で表示するサービスは、Flickrの場合、Flickr Photo MapというiOSアプリがある。

地図上にFlickrの写真を表示するFlickr Photo Map | ICHINOHE Blog

またFlickrの中には、Placesという目立たない機能があり、都市名を入れるとその場所で撮られた写真を一覧することも可能だ。

Flickr: Places

新潟市。
Photos & Video taken in Niigata-shi on Flickr!

新発田市。
Photos & Video taken in Shibata-shi on Flickr!

弘前市。
Photos & Video taken in Hirosaki-shi on Flickr!

Instagram 3.0 – Photo Maps Walkthrough from Instagram on Vimeo.

Vimeoでのフォトマップのデモ動画。

しゃべったフレーズを曲にしてくれるアプリ「Songify」

しゃべったり、歌ったりしたフレーズが、そのまま曲になるiOSアプリSongifyを試してみた。アプリは無料で、数曲のサンプルが入っている。

セリフが自動的に歌詞になってオリジナル曲がつくれるiPhoneアプリ、Songify

iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch(第2世代)、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPad 対応 Songify

Songify – Google Play の Android アプリ

「NSMC」というフレーズで、ジングル風にならないかやってみた(ちょっと違うか)。

Smule

まいかさんにKeiwa Lunchの最初にしゃべる決め台詞をしゃべってもらったもの。長いほうがいいかと思ったが、これもなんか違う。

Smule

川中美幸さんのラジオ長寿番組「川中美幸 人・うた・心」。こちらの吹きこみは妻にやってもらった。「人」「うた」「心」の間に「間(ま)」を入れたところ、途中で区切りを入れられてしまった。

khu.music.s3.amazonaws.com/songify_4feb05b8b4b3a.mp3

元ネタ。

札幌名物千秋庵の銘菓「山親爺」。歌い出しのフレーズ。最初ぴったり合ったと思ったが、次第にずれてきた。
khu.music.s3.amazonaws.com/songify_4feb089ca77b9.mp3

元ネタ。
千秋庵の山親爺 – YouTube

曲を買い足すことができ、Madonna, Justin Bieberなどの名前が出ている。

AndroidのInstagramアプリは、Flickrへの投稿ができない

Android用のInstagramを使い始めた学生に、そこからFlickrにも投稿できるよ、と言ったところ「ないですよ」という反応。少し調べてみたところ、Instagramからの同時投稿先は、Androidではまだ少ないということがわかった。

Android版 Instagram(インスタグラム) ダウンロードと使い方

今のところTwitter, Facebook, Foursquare, Tumblrの4つにしか対応していないようだ。iOS版では現在このほかに、mixi, email, Flickr, Posterousに対応している。

 

iftttを使えば、解消可能ではある。

ifttt / Dashboard

Flipboard in Japanese

ソーシャルマガジンアプリのFlipboardが日本語化:日本のサービス、キュレータ等も公式メニューに

iOS向けの「ソーシャルマガジン」アプリFlipboardの日本語版がリリースされた。アプリは無料。

ソーシャル雑誌アプリ「Flipboard」に日本語版 「日本の出版社と協力したい」 – ITmedia ニュース

米Flipboardは5月16日、SNSやニュースサイトの写真や記事を取り込み、雑誌のようなレイアウトで閲覧できるiPad&iPhoneアプリ「Flipboard」(無料)の日本語版をApp Storeで公開した。ユーザーインタフェースを日本語化したほか、日本のニュースサイトの記事を簡単に読めるようにした。

 日本語版リリースに合わせて来日したFlipboardのマイク・マッキューCEOは、「Flipboardのユーザーは日本が4番目に多い。日本での取り組みは始めたばかりだが、多くの日本の出版社と協力していきたい。Webコンテンツを印刷媒体同様、美しくしたい」と意気込む。近く日本にオフィスを構え、本格的にコンテンツ提携を図っていく考えだ。

Flipboardは日本語版以前から、iPad版、iPhone版とも日本人にも好評。自分もiPhone版のリリース後、iPhoneユーザの学生たちに勧めてみたが、英語版メニューにもかかわらず、みんな気に入っていた。パラパラめくるように閲覧でき、さらにFacebookやTwitterなどへのフィードバックも簡単なので、楽しく使うことができる。ソーシャルマガジンのコンセプトは、以下の動画に現れている。この趣旨を理解していなくても、楽しく使うことは可能だが。

これまでは公式のメニューで紹介するサイトも英語のものしかなかったが、日本語版リリースに伴って、日本語のニュースサイトなども紹介されるようになった。公式に紹介されなくとも、自らカスタマイズすることは可能だが、日本語化とあいまって、ライトユーザ層にはよい機能だろう。それぞれのジャンルに参入する競争が始まりそうだが。

ニュースは日経が一番上に来ているが、下に行くとJ-castなども出てくる。

Flipboard in Japanese

アートの選定基準は、自分にはわからない。

Flipboard in Japanese

キュレータは、佐々木俊尚さん、百式田口さん、田端信太郎さんなど。田端さんのFacebookでの発言を見ると、どうも本人が知らないところで進んでいたのかもしれないが、とすると、TwitterやFacebookの公開フィードから、情報を拾ってくる形だろうか。

Flipboard in Japanese

Flipboardは、ここから広告ビジネスを展開するようだ。パタパタとめくっていくコンテンツの中に、出版社が提供する広告が含まれ、広告料は出版社とFlipboardで分配される。

出版社がFlipboard上で広告を配信し、その収益の一部をFlipboardとシェアするのがビジネスモデル。雑誌の全面広告のように、ディスプレイ全体を覆う全面広告を配信することができるのが売りだ。「ニュースサイトはナビゲーションバーや広告に押しやられてコンテンツが小さくしか表示できず、読者にとっては不満だし、バナーなどの広告効果も薄い。Flipboardの全面広告なら、印刷媒体の全面広告同様の効果を出せ、読者の満足度も上げられる」とマッキューCEOは自信をみせる。

ともあれ日本人の一般層まで広く普及するパワーがあるかどうか、それはまだ見えないし、浸透するにしても少し時間はかかるのではないか。ただアーリーアダプタからその次、アーリーマジョリティまでは、普及する用意ができたように感じる。

今後Flipboard社は日本にオフィスを設置、本格的にビジネスを展開していくそうだ。

過去の関連記事:

沿岸バスのiOSアプリ「萌えっ子ばすなび」、最寄りのバス停から観光名所までの遠さがすごい

北海道の道北地域を広くカバーするバス会社沿岸バスが、「萌えっ子フリーきっぷ」というのを出している件は、以前このブログでも紹介したのだが、iOSアプリが出ていることがわかったので、昨晩いじってみた。無料。

(追記:このアプリは、沿岸バスの公式アプリではなく、沿岸バスの協力のもと、Artisan Forceが制作している。)

App Store – 萌えっ子ばすなび

萌えキャラと北海道旅行 沿岸バスの萌えっ子がiOSアプリに – ねとらぼ

萌えっ子ばすなびは、沿岸バスの周遊きっぷ「萌えっ子フリーきっぷ」に描かれているキャラのファンアプリ。沿岸バス公式アプリではないが、沿岸バスから画像提供などの協力を得て開発された。

 

アプリでは、萌えっ子フリーきっぷで乗車できるバス路線沿線を含む北海道北部の観光スポット322カ所を紹介。バス停留所付近の観光スポットを検索したり、停留所から観光スポットまでの直線距離を確認できる。景観の良さ、キャンプ場、紅葉などの条件で検索もできる。

 

以前自分が住んでいた稚内市は、「宗谷バス」の営業区域なので、沿岸バスにはあまりご縁がなかった。が、これを見ると、稚内市でも郊外になると沿岸バスの営業エリアになっているところがあるし、アトピーによいとされる豊富温泉がある隣町の豊富町も、営業エリアであったことがわかる。

たぶんメインの機能は実用的な部分ではなく、歴代萌えキャラ紹介。キャラクターの名前はみな、沿岸バス営業区域の地名にちなんだ名前になっているようだ。

暑寒ななか。暑寒別岳は、増毛にある山。札幌まで車で移動するときによく見ていたが、登ったことはない。

増毛智恵理。増毛町のことだろうけど、「増毛」って苗字あるのかな?

個人的に面白かったのが観光ガイド。フリーキップの話題が出た時にも思ったのだが、道北の交通事情を知らない人が気軽にフリーキップで乗り降りして大丈夫か?ということ。バスは運行間隔は長いし、観光拠点の近くにバスが停まるとは限らない。

このアプリで、停留所から最寄りの観光拠点を表示してみると。

一番近い観光名所まで5キロとか10キロとか。その距離をみんな歩くのだろうか?という距離が出てきてしまう。

道北で暮らした経験からすると、地元民はバス+徒歩で観光しようとは思わないのだが、夏場にこの距離を歩いたら気持ちよさそう、というので、出かけていく人たちがいるのだろうか。雨に降られると夏場でもそれなりに寒い思いをすると思うので、萌えっ子巡礼で沿岸バスの旅に出かける方は、くれぐれも雨具などの準備を怠りなく。

過去記事:
沿岸バス 萌えっ子フリーきっぷ (・∀・) | ICHINOHE Blog

[rakuten]answer:10001213[/rakuten]

Hashtagram

Instagram写真を全画面でスライドショーにする「Hashtagram」

これもInstagram関連サービス。Instagram上の写真を検索し、全画面表示するHashtagramというサービスを見つけた。特定のハッシュタグで投稿された写真を抽出し、ブラウザを使って全画面表示、スライドショーとして、自動的に再生される。

Hashtagram – Realtime Slideshow for Instagram Photos

Hashtagram

Twitterをハッシュタグ検索して全画面表示するサービスに、Twitrollというサービスがあり、これは自分の授業でよく活用しているのだが、Instagramでも同じようなことが可能だ。イベントなどで、幕間に再生して、その場でみんなが撮った写真を共有するのもよいし、フォトウォークなどのイベントで、コース上の店舗などに協力してもらって、店先でみんなが撮った写真を共有するという使い方もできそうだ。

大学のプロジェクトとしても、とてもインパクトがあり、単体でやっても面白いし、新発田朝市十二斎市などで、会場の出し物としてやっても面白いだろう。

新発田朝市 十二斎市のブログ(^ω^)

ちなみに、先日から試行している、「Keiwastagram」プロジェクトで収集した写真も、以下のように表示できるようになる。

Hashtagram – Realtime Slideshow for Instagram Photos

【keiwastagramについて】
Instagram(iOSとAndroidアプリがあります)を利用して、敬和学園大学での大切な時間、敬和の仲間たちとの思い出、敬和の印象的なシーン、好きな場所などを写真で記録してみましょう。ハッシュタグ「#keiwa」をつけて投稿すると、以下のサイトに表示され、みんなで共有することが可能です。

keiwastagram | 敬和学園大学の日常を写真で切り取る

keiwastagram

敬和学園大学に関連するInstagram写真を集める「keiwastagram」 | ICHINOHE Blog

Instagram Android_001

Instagram、Androidアプリ公開から24時間で100万ダウンロード達成

 

Androidユーザではないので、Androidの話題にはあまり触れることがないのだが。
これまでiOSでしかつかえなかった写真アプリ「Instagram」が、ついにAndroidアプリをリリースした。iPhoneで使っているユーザは、多くのユーザからフォローされて異変に気付いた人が多かったのだが、その原因はAndroidユーザが大挙してなだれ込んできたからだ。

Instagram Android_001

Instagram’s Android launch has been a successful one, with the company hitting the 1 million downloads mark in less than 24 hours since it became available on the Google Play marketplace.

すでに3月中にプレ登録の受付が始まっていて、そこにかなりの登録者がいたというのもあるとは思うが、Androidユーザの多くが、このアプリの評判を聞いていて、待望していたのも間違いないところ。記事では、近日中に500万ダウンロードを達成するだろうとしている。ちなみに、iOSでのユーザは3000万と書かれている。

Android版では、同時に投稿できるのはFacebook、Twitter、Tumblr、Foursquare。mixiやFlickrなどへの投稿はまだ対応していないようだ。

 

ニューヨークのNYC Digitalから考える日本の都市のデジタル化

Mashableから以下の記事が出ている。2010年から、global digital leaderになるべく、ニューヨーク市はさまざまな取り組みをしてきたという。計画をまとめたものが、NYC Digital – Digital Road Map。

How New York City Went Digital in 2011

NYC Digital – Digital Road Map

日本語でこのプロジェクトを紹介しているものとしては、小海伸行さんの以下の記事だけが見つかった。

Digital City New York(NYC)の先進的な取り組み » Nobuyuki Kokai Blog

取組みは以下の4領域からなる。

Source: mashable.com via Shinya on Pinterest

1. Access

公園や公共施設へのWi-Fi提供など。

2. Open Government

市が保有する数百種類のデータを提供するオープンデータAPIプラットフォーム。この成果はNYC DigitalのTumblrで公開されている。

NYC Digital Tumblr.

また、市が自ら、NYC 311、NYC City Hall、NYC Mediaなど9つの公式iOSアプリを提供。Androidアプリも提供予定。多くの人々にリーチするため、2012年はモバイルWebにさらに注力したいと。

3. Engagement

8月に市主催の初のハッカソンを開催、国内各地から開発者やデザイナーが参加。その後もほぼ毎週、市の情報技術・通信局の専門家が音頭をとって、毎週ハッカソンが開催されている。データセットは公開されているので、どんどん新しいサービスが生まれているということだろう。

NYC’s Website Reinvented by the City’s First Hackathon

ニューヨーク市の各部局が提供するソーシャルメディアサイトは、以下にまとめられているが、250のアカウント、フォロワーは1500万。

Official NYC Social Media Sites Index

4. Industry

昨年12月には、コーネル大学にルーズベルト島の市所有地を提供し、テクノロジーキャンパスを建設することが決定した。

Cornell Wins Bid for New York City Tech Campus

また、スタートアップ向けの immigration serviceを推進している。

上のビデオにも出てくる、市初のChief Digital Officer (CDO?)のRachel Sterneさんによれば、NYC Digitalのゴールは、テクノロジーとデジタルメディアを用いて、住民や企業とのコミュニケーションを改善し、市政府の透明性を高めることだそうだ。

Photo by Internet Society on Flickr

冒頭部であげた、小海伸之さんが、Rachelさんの紹介記事も書いていた。

NY市の初代チーフ・デジタル・オフィサー » Nobuyuki Kokai Blog

さて、NYC Digitalは、人材豊富な大都市ニューヨークの取り組みだが、少なくとも西海岸でのプロジェクトではない。実際ハッカソンには全米から開発者やクリエイターを集めたとあるし、コーネル大学のテクノロジーキャンパス建設はこれから。つまり最初から十分な土壌があったとはいいがたいだろう。行政側がしかけることにより、「デジタル化」への土壌を作っていこうというものというべきか。そういう意味では、デジタル化で立ち遅れた日本の街にも、ヒントになる部分がありるのではなかろうか。NYC Digitalの4つの柱のうち、日本人に示唆的なのは、2と3であるように思える。街中のWi-Fiの整備は日本でも課題だが、恐らく近時順調に進んできている。4のIndustryはもちろん重要だが、日本のスタートアップ支援との違いについては、もう少し詳しく調べてみないと何ともいえない。さて、というわけで、2と3を中心に日本への、とりわけ地方都市への示唆について、考えてみた。

1. オープンガバメント・透明化を行う覚悟

日本の自治体関係者と話していて感じるのは、「プロ市民」への警戒感。行政から出す情報は、きちんと精査して、足元を救われないようにしなければという感覚が非常に強い。しかし再利用可能なデータを公開することで、続々と新しいサービスが自発的に生まれ、社会的な便益が生まれるというのは、東日本大震災以後、明らかになってきている。それで揚げ足取りをする人たちもいるかもしれないが、それを補ってあまりあるメリットが生まれるはずだ。特に地方の場合には、行政のデータセット公開を起爆剤として、さまざまなサービスが生まれ、住民にメリットをもたらすという形で、スタートアップが生まれるプロセスを作り出せるのではなかろうか。

もちろん、その前に、行政自身のソーシャルメディアの利用。対話と透明化を進めるために、きちんとポリシーを定めつつも、対話に乗り出すのが当然という空気を醸成するべきだろう。

2. 開発者に定着してもらえる土壌

残念ながら、自分の住んでいる町以外のデータセットに興味を持つ開発者は少ないかもしれない。だが、データセットを公開するとともに、スタートアップ企業の支援するとか、ハッカソンを開催するなどの、ニューヨーク市の手法は、参考になるだろう。他の街が取り組んでいない今がチャンスかも。優秀な人材は、招待してでも来てもらったらいい。ちなみに新潟市の場合には、東京からの近さ、食べ物のおいしさ、雪の少なさ(ここ数日は多いが)、その他環境面でのメリットが、全くと言っていいほど認識されていないので、優秀な人たちには、まず来てもらうだけでも大きなメリットがあるだろう。定住などその先につながるような形が望ましいが、まずは関心を持ってもらえるようになるのが先決。そうなれば、新しいサービスが生まれる土壌ができる。

3. 若手登用

ニューヨーク市のChief Digital Officer、Rachel Sterneさんは、まだ20代のようだ。思い切った施策ができるならば、年齢は関係ないのだが、とにかくネットに明るい人をどんどん登用する勇気が必要で、となるとおそらく、年功序列を無視した人材登用は不可欠になるだろう。

 

ニューヨークの場合は、もともと民間の力が強いので、行政の働きかけに機敏に反応できる都市としてのパワーがある。一方、日本の場合、東京以外でこれに匹敵するパワーを持つ街は恐らくない。ただいえるのは、IT、ネットを社会をよくするために使おうという姿勢を持ち、可能性を追求するならば、日本にはたくさん優秀な開発者やクリエイターがいるということ。また、民間セクターが弱い地方都市は、行政が率先して利用可能なデータを公開し、その利用を促進するイベントを開くなどして、関心を高めていく方法は取れそうだ。

新潟はこのところマンガやアニメにフォーカスしたイベントを仕掛け始めている。また、3月「酒の陣」も、新潟の持つ素材を活かし、大きな集客力を発揮している。しかしこうしたコンテンツ系の取組と、ソーシャルメディアとの連携は、あまり順調とはいえない。という「印象」を安易に語ってはいけないと思い、「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」を検索してみたら、公式サイトがトップに表示されなかった(「にいがたアニメ・マンガフェスティバル 2012」までつけるとトップになるが、、、。)。

新潟市がアニメ・マンガ一色に染まる二日間!2/25・26開催 にいがたアニメ・マンガフェスティバル2012

新潟淡麗倶楽部(新潟県酒造組合):にいがた酒の陣

「マンガ」「アニメ」を含む「コンテンツ」のクリエイターと、ネットを介して市民向けの新しいサービスを開発する開発者たち。この二つの領域をうまく融合させ、市の外側にいる開発者やクリエイターの力も借りて、民間が勝手にいろいろ考え、行政サービスに関連しても面白いことを自律的に始まってしまうサイクルを作れないものだろうか。行政の関係者にその気になってもらうには、インフォグラフィックスの作り方について、ワークショップをやるなんていうのもいいのではないか。「ツタグラ」というのもあるわけだし。

ツタグラ [伝わるINFOGRAPHICS] | データとビジョンを持つ専門家と、伝える力を持つデザイナーがコラボレーションをする。

ツタグラpresents「インフォグラフィックス・ワークショップ」 – OpenCU.com

覚悟を持ってオープンな姿勢をとれるかどうか。前例にとらわれず新しいことをチャレンジできる、ネットに強い人を登用できるかどうか。どの都市でも、まずこの二つが問われることになるだろう。