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社会をつくるノウハウ満載の一冊:グリーンズ編「ソーシャルデザイン−社会をつくるグッドアイデア集」

副題は「社会の問題は、楽しく解決できる」。

日本社会も閉塞感、地域社会にも閉塞感、その日本社会にある自分たちの職場やコミュニティにも閉塞感。と、口を開けば「閉塞感」が語られる今日、「未来はもっと素敵になる」「自分の手で、未来をもっと素敵にできる」と考えて、行動している人たちのアイデアを紹介する一冊。ウェブサイトgreenz.jpが、これまでの取材に基づいてまとめた事例集。

greenz.jp グリーンズ | あなたの暮らしと世界を変えるグッドアイデア厳選マガジン

肩肘張った「社会貢献」という言葉ではなく、自分の身の回りある「何とかしたい」事柄を、人々と共有し、楽しく解決していこうというプロジェクトが多数登場する。また、アイデアを形にしている「ソーシャルデザインな人々」やそのためのちょっとしたコツを紹介する「ソーシャルデザインな Tips」というコラムも各章に配置されている。

いろいろ興味深かったのだが、いくつか紹介。
1.「うわさ」のちからで街を賑やかにするアートイベント「八戸のうわさ」
アーティストの山本耕一郎さんが、本八戸駅の商店街で、それぞれのお店の情報を聞き取り、「○○らしい」という噂を黄色い吹出しに印刷して、店頭に貼り付けるというもの。たとえば、「酔ってお店の2階から飛び降りたお客さんがいるらしい」というような。八戸にしばらく行っていないが、どんな様子なのか見に行ってみたい。

八戸のうわさ – 八戸ポータルミュージアム

2.スピードを「守った」人に宝くじが当たる「スピード・カメラ・ロッタリー」
The Fun Theory(楽しい理論)で賞をとったアイデア。スピード違反を取り締まるカメラで、違反車両を記録するだけでなく、法定速度を守った車両を記録し、守った車両の運転手に宝くじが当たるというもの。実際スウェーデンで採用されたようだ。The Fun Theoryで注目されたアイデアには、ほかに、地下鉄に設置された音のなる階段がある。階段利用を促進するアイデア。

Volkswagen Speed Camera Lottery | The Inspiration Room

3.マイカップ持参でポイントをシェアする「カルマ・カップ」
マイカップを持参した人の数をカウントし、「キリ番」になったところで、次に注文する人のコーヒーを無料にするという、カフェの制度。マイカップを持参した人だけが対象ではないというのも面白いところで、これによって持参していない人も興味をもつという、「マキコミ力」が発揮されている。

Source: jovoto.com via Shinya on Pinterest

betacup drink sustainably

jovoto / empowering creatives / | Ideas

4.途上国の電力不足を解決する自家発電型サッカーボール「ソケット」
15分間蹴ると3時間分の小型LEDランプの電力になるという光るボール。昼間は外でサッカーをして遊び、夜はそのボールを灯りにして勉強できる。一個60ドル。

Uncharted Play: Innovate. Play. Empower

一つ一つの記事は短く、コンパクトにまとめられていて、文章も読みやすい。また、全体的に前向きなトーンでまとめられていて、読んだ後「何か自分でもできそう」な気分にさせられる。

車椅子の女性のためのファッションブランド「XENI」

greenz.jpが、車椅子の女性のためのファッションブランド「XENI」を紹介している。

Home – Xeni

“インクルーシブ”の波がファッションにも!車椅子の女性による、車椅子の女性のためのブランド「Xeni」 | greenz.jp グリーンズ

車椅子に座った場合、人の目が多く向けられるのはバストから上であることに注目し、トップス部分のデザインを華やかに仕上げています。座り続けていると、どうしても胴回りに肉がつきがちになるため、シルエットはゆったりと仕上げ、肉感が出ないようにしてあります。

ボトムスに関しては、座り続けていると、ぐしゃぐしゃとお尻の部分にスカートの布が溜まってくるのを解消すべく、後ろ側は、お尻部分から下を大胆にカットアップ。

パンツの場合は、義足や医療用器具が目立たないよう、同じくシルエットをゆったりととりつつ、くるぶしより下までストンとまっすぐ落ちるようなラインにデザインし、器具が目立たないように配慮しています。

デザイナーのアン・オリバーさんが、自分自身車椅子での生活となったところから、このブランドはスタートしており、当事者でなければわからないような、さまざまな工夫が凝らされている。

Roomstay

「民泊」のための部屋のマッチングサービス「roomstay」


旅先でホテルに泊まるのではなく、誰かの家に泊めてもらう。あるいは、旅人に部屋を提供したい。
こうした需要に答えるマッチングサービスは、以前から英語のサービスとしては存在していたのだが、日本語での新しいサービスとしてRoomstayというサービスが登場した。greenz.jpが解説記事を書いている。

「roomstay」は、日本版aribnbともいえるサービス。家を貸したいという人と、短期間での宿泊先を探している人とのマッチングを行います。宿泊先を探す人は、場所や宿泊を希望する期間を入力し、自分の条件にあった宿泊先を探し出します。予約をしたら、あとは実際に行って宿泊。宿泊可能なのは最大で10日間となっています。

部屋を貸し出すホスト側は、自分の部屋を登録します。このとき登録に料金はかかりません。料金や予約可能日はホスト側が自由に設定できます。料金に関しては最低料金が2000円となっているので、そこだけ注意が必要です。登録が完了したら、宿泊希望の連絡を待ちます。連絡が来たら、承認か拒否かを選択し、その後メッセージのやりとりをして連絡をとることができます。

部屋のホストとなる人は、Facebookのアカウントを登録し、部屋情報が載っているところにその情報も掲載されます。これによって、泊まりたいと考える人は、どんな人が部屋を貸してくれるのかがわかります。お互いにどんな人が事前にわかる、ということは安心して宿泊する上で大切なことですよね。

料金のうち30%がシステム利用料金となる。民宿にも利用してほしいとのことなのだけど、楽天トラベルと宿泊施設の間では、10%程度の手数料をめぐってせめぎ合いがあるように記憶している。その意味では、30%の手数料はちょっと高いということになるだろうか?

実はすでに新潟市内でも一見登録があり、上古町界隈の一軒家に一泊2000円でお邪魔できる。フォトウォークやNSMCなどのイベントで新潟に来る方は、利用してみるといいのかもしれない。ただし、今のところ、布団はなく、こたつで寝ることになるそうだ。

Roomstay