タグ別アーカイブ: Flickr

「マレーシアの秋葉原」での暴動を増幅したソーシャルメディア

Photo by Dustin Iskandar on Flickr]

今日からマレーシアは、ラマダン明けのハリラヤ休暇に入りました。イスラム教徒マレー人たちが、1ヶ月に渡る断食を終えて、国中がお祝いモードになっています。

ラマダン期間中に、マレーシアではナジブ首相の不正疑惑が高まり日本でも報道されるに至りましたが、これを打ち消しかねない勢いで問題になったのが、Plaza Low Yatでの騒ぎです。こちらは日本でほとんど報道されていなかったのですが、Record Chinaなど、いくつかのウェブメディアが翻訳した記事を出しています。マレーシア社会ならではのできごとではあるのですが、ネット世論と社会の調和、またソーシャルメディアの発信者に対する規制に関連して、紹介します。

今月11日、マレーシア人の青年がクアラルンプールの携帯電話販売店で窃盗を働き、発見した中国系の店員が取り押さえて警察に引き渡した。ところが同日の夜、マレーシア青年の仲間7人は店に訪れ、中国系の店員を襲い、店を荒らした。これを発見した中国系の青年グループは店員に加勢し、マレーシア青年のグループと乱闘となった。

マレーシアで中国系青年と地元グループが乱闘、「反中」広が…:レコードチャイナ

Plaza Low Yatはクアラルンプールの繁華街ブキビンタンにあるビルの名前で、マレーシアで「デジタル」「IT」といえばここ、「マレーシアの秋葉原」というようなところです。大小様々な携帯ショップ、PCショップが入居しています。このビルに入ったことはなくとも、クアラルンプールを訪れた日本の人の多くも、この近くを通っていると思います。

万引きで捕まった青年が、仲間を連れて報復に来たという話ですから、治安上の問題に発展するほどのことはなさそうなのですが、暴動に発展してしまいます。

翌12日にはマレーシアのネットで関連の書き込みが集中。「中国系住民が経営する携帯電話販売店がニセモノを販売」「中国系住民が先に手を出した」といった真偽が定かではないコメントが寄せられ、反中ムードが漂った。そして同日夜に数百人のマレーシア住民が店の近くの広場でデモを実施。警察の出動で広場から撤退したものの、暴徒化したデモ隊は当初の200人から500人の規模にまで拡大。付近を行進し、バイクのヘルメットで華字メディアの関係者などに危害を加えた。さらに自動車や公共物を破壊、暴動は10時間近く続いた。

マレーシアで中国系青年と地元グループが乱闘、「反中」広が…:レコードチャイナ

Plaza Low Yatの従業員は中華系ばかりというわけではないと思うのですが、マレー系の人たちには中華系にだまされた経験がある人も多いということなのでしょうか。どちらでもない私は、マレーシアでこうした電器店にいくと「値段は交渉するもの」という意識でいかなければならず、大変面倒でもあり、しかしがんばれば値段も下がるので「Best Priceをくれ」と必ず言おうとも思っています。そもそも電気製品は、店頭で動かして見せる習慣があるほど、売手と買手の信頼関係が乏しくもあり、みなさんさまざまな経験をしているということなのでしょう。「ニセモノを販売した」という話はデマだったにもかかわらず、これに抗議するマレー系の人たちが集まり、暴動に発展したというわけです。

日本語の記事には出てきませんが、暴動に直接関わった人たちだけでなく、ソーシャルメディア上で人種間の対立を煽ったとされる人たちが、扇動法違反の疑いで逮捕されています。

Umno chief arrested over comments on Low Yat brawl | Free Malaysia Today

1人はPapagomoとして知られるブロガー、もう1人は与党UMNOペナン支部で幹部となっている人物で、容疑は必ずしも明瞭ではないのですが、ソーシャルメディア上の発言が人種間対立を煽ったということのようです(すでにUMNOの幹部は釈放)。また、Plaza Low Yat前に集まったマレー系の人々を前にして、人種差別的な演説をした人物も、同様に逮捕されています(彼もすでに保釈)。演説はマレー語なので、私にはわからないのですが、翻訳されたものを見ると、「ここはマレーの国だ。団結し、失礼な華人を倒せ」というようなことを行っています。たしかに穏やかではないのですが、私には警察が取り締まるべき問題には思えませんでした。

日本でもヘイトスピーチ規制が取り沙汰されていますが、マレーシアではすぐに治安問題に発展しかねないので、ソーシャルメディア上での人種差別発言に厳しく対処している様子が見てとれます。メディアに対する政府のコントロールも強いマレーシアで、コントロールしにくいソーシャルメディアについても、このように取り締まりの手が伸びてきています。そこに危うさを感じていないのか、非常に気になるところです。

「偏った」新聞をつぶせという意見が出る日本ですが、たとえ偏っていてもそれがただちに私たちの平穏な生活を脅かすことはありません。逆にマレーシアでは、治安への懸念が大きいために、表現の自由を担保する重要性が、軽んじられているところがあります。人々はこれを国柄ゆえのやむをえない制約と考えているのか、それとも実はなんとか変えていきたいと思っているのか、もちろん人それぞれとは思いますが、なかなか空気を感じ取ることはできません。

ただ面白いのは、警察側もまたTwitterを使っているところ。警察トップIGPのTan Sri Khalid Abu Bakarさんが、この問題を人種問題に転化させるべきではないといったと英字紙Starが伝えています。元のTweetはマレー語なので詳しい内容まではわからなかったのですが、警察トップがTwitterで(少なくとも見かけは)個人的に「発信」しています。日本では見られない現象でしょう。

IGP: Don’t turn Low Yat Plaza melee into a racial issue – Nation | The Star Online

いろいろ制約がありつつも、ソーシャルメディアが社会の中に浸透し、手を焼きながらも、政府もまたそれを使わざるを得ないという状況と見ることもできそうです。

この騒動のあと、対立をとりなすように、中華系の若者たちがマレー系のハリラヤソングを歌っている動画が、ソーシャルメディアで広がりました。これが政府のキャンペーンだったらと疑えばきりがありませんが、少なくとも多くの人々が、人種間の融和を大事に、社会を運営していきたいという気持ちは読み取れるような気がします。

After Low Yat clash, clip of Chinese youths singing ‘Selamat Hari Raya’ warms hearts on Twitter | Malaysia | Malay Mail Online

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

Google Glassでヒマラヤの旅:Glassでつなげたいもの、つなげたくないもの

Google Glassをかけて来店した客を、レストランが入店拒否してはいけないのか。その店はどんな評価を受けるのか。
都市におけるプライバシーとGoogle Glassの関係が、ますますクローズアップされつつあります。

携帯電話禁止やドレスコードを設けるレストランがあるということは、グーグルグラスに関してもの申すレストランが出てきても不思議ではありません。が、残念ながらそのようなお店では、支持者と反支持者がうまれ、バトルが始まるようですが…。

グーグルグラス着用で入店拒否のレストラン、店とユーザー間でバトル勃発 : ギズモード・ジャパン

レストランは、Yelp、食べログなどでつねに評価を受けています。ウェアラブルデバイスの利用について、社会的合意がない中では、「Google Glass禁止」のポリシーが、お店にとってプラスに働くのかどうか、まだまだよくわからないところがあります。

Google Glassで、どれだけのプライバシー情報が目の前に可視化されるのか、まだ使ってはいない私には想像するしかありません。
昨年度開催した情報ネットワーク法学会の研究会では、交際ステータスなど、前を歩いている見知らぬ人達の情報が、Glassに簡単に表示されるのではないかという「未来」が、予想されました。

グーグルグラスですれ違った女性の情報がだだ漏れに? | 情報ネットワーク法学会

また、都市がこれまで保証してきた匿名性が、ソーシャルメディアの普及によって失われ、匿名性がもたらしてきた、都市の創造性も奪われるのではないかという指摘もありました。

ソーシャルパトロールが都市の創造性を奪う? | 情報ネットワーク法学会

飲食店やコンビニなど、近隣のお店の多くで学生に遭遇して息苦しい、というのは、地方勤務の大学教員がよく体験しています。都会から地方に引っ越して10数年経った私は、その環境にすっかり慣れましたが、たしか最初は、いつも監視されているような気分でした。同じ状態がソーシャルを通じて、都会でも発生するということなのでしょう。ただし、地方で起きていたのは「どこにでも知り合いがいる」という状態なのに対して、ソーシャルがもたらすのは「知らない人にも素性がバレる」ということなので、実はちょっと意味合いが違います。「知らない人の素性」というのは、普段は誰も気にかけない情報なのですが、何かの拍子で注目されると、その人の「素性」への注目度が一気に上がるということでしょう。いい面も悪い面も、白日の下にさらされる(というよりは、もともと見えているものに周りが注目する)ことになります。

というわけで、「つなげる」とろくなことが起きないという長い「前振り」となりましたが、全くつながっていない場所に行くと、価値を持つこともあるという映像が、Googleから公開されています。Glassのマーケティング担当者が、Google Glassをかけてネパールとブータンを旅してきた時の映像です。両国とも、先進国と同じ環境で、高速インターネットが利用できる環境ではない、といっていいでしょう。

「つながっていない」国を旅する中で、出会った人々や風景を撮影してしまうと、貴重なそのシーンを自らの目に焼き付けられなくなることがあります。「撮ってないで自分の目に見ろ。」という話です。しかしGoogle Glassならその点を意識することなく、見ているものをそのまま撮影できるのだ、ということなのでしょう。たしかに貴重な体験の数々が、きわめて自然に、美しい映像でまとめられています。

都市では、狭い空間に人々が暮らしていく中で、互いに距離を保つ術を確立してきたわけですが、それが徐々に壊されつつあるという危機感が、醸成されつつ有ります。しかしちょっと場所のコンテキストを変えると、状況は異なるのでしょうか。映像の中に出てくる、ネパールやブータンの人々の権利はどうなのか、考えてみるといろいろ問題もあるのですが、少なくとも撮る側の感じるプレッシャーは、大きく変わります。ブータンの子どもたちにとって、Googleの動画に写り込んでいることは、どんな意味があるのか。意味はあると思いますが、それは、日本国内の小学校で撮影された子どもたちの写真とは、意味が違うように見えるわけです。

その究極の形が、北朝鮮の人々を「隠し撮り」した、エリック・ラフォルグさんの一連の写真でしょう。

北朝鮮の地方の姿、フランス人カメラマンが隠し撮りでとらえた【画像】

リアルな北朝鮮を伝えるEric LafforgueさんのFlickr | ICHINOHE Blog

これは場所だけでなく、時間を変えた場合にも同じことが言えます。過去の写真や映像の場合、関係者もいなくなり、プライバシーへの配慮よりも、リアリティを人々は求めます。したがって、プライバシーに配慮した結果、モザイクだらけになっている最近の記録写真や映像は、少なくとも後の世代には、不満足な記録になってしまうのではないかと思います。

答えはありません。しかしGoogle Glassのようなウェアラブルデバイスの進化は、「つなげるもの」と「つなげないもの」の線引きについて、さらに考えを深めていくことを要求しています。今は主に、「便利だよね」と「こわいよね」の間でせめぎあっていますが、場所や時間を超えて、何を共有すべきなのかというのもまた、一つの論点なのではないかと思います。

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

「まちあるき」から一歩進んで、コンテンツを生み出す「フォトウォーク」を始めよう

昨今ニュースでも、「まちあるき」という言葉を聞くことが増えました。今や全国各地で「まちあるき」の取り組みが生まれ、これに関するニュースを聞かない日はないといってもいいぐらいでしょう。今回はこの「まちあるき」と、私が取り組んでいる「フォトウォーク」の違いについて、書いてみたいと思います。

「まちあるき」は、「定番」となった観光資源でなくとも、さまざまな地域の資源を「磨き上げ」ていこうという文脈で、注目されているように感じます。まちの「お宝」を再発見する「まちあるき」を推進するため、ガイドブックも多数作成されています。私の勤務校敬和学園大学のある新潟県新発田市でも、「新発田市歩く旅のまちづくり推進協議会」が最近、市内の寺院を巡るためのガイドブック「巡る。」を作成し、ニュースになっていました。

新発田市が中心となってつくる「新発田市歩く旅のまちづくり推進協議会」は、市内の寺院14か所とその周辺を案内するガイドブック「巡る。」を発行した。寺院を回りながら町歩きの楽しさを知ってもらうのが狙い。大型連休中に同市を訪れた観光客らに好評で、担当者は「寺という切り口から、新発田の魅力を見つけてもらえれば」と話している。

新発田の寺巡る冊子 市街地活性化狙い発行 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
[http://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?cd=14919 寺町等寺院専門ガイドブック「巡る。~御城下新発田寺巡り~」好評配布中です。 | 新発田市ホームページ]

新発田でいうならば、新発田城や月岡温泉はいわば「定番」なのですが、全国の「定番」同士の競争は激しく、個人客もどんどん来るようなブランド化や個性化が見られなければ、客足は伸びません。カスタマイズされた、ひとりひとりの「発見」をサポートするのが、こうした新しい切り口のガイドブックであり、これによる「まちあるき」観光ということになるのでしょう。また、一方で地域の人々に、「こんなの別に特徴なんてないし、、、。」と思っているものを再評価してもらい、「磨き上げ」につなげていくのが、地元の人達により「まちあるき」です。

これに関連して、私自身が2009年から新潟で続けている類似の活動が、フォトウォークです。フォトウォークは、同じように「まちあるき」をするのですが、参加者はみなカメラを持ち、風景や出会った人々、あるいは参加者同士を撮影します。

新潟フォトウォーク| Niigata Social Media Club / 新潟ソーシャルメディアクラブ

フォトウォークは、日本ではまだ認知されていない言葉ですが、英語版のWikipediaには「Photowalking」という項目があり、世界のフォトウォークのスケジュールをまとめているサイトも有ります。

Photowalking – Wikipedia, the free encyclopedia

Scott Kelby’s Annual | Worldwide Photo Walk

国内では、2008年ごろから関東圏でフォトウォークを開催しているグループ「テクテクパチリ!」がありますし、Google+の中に、関東圏でフォトウォークを行っているコミュニティができているようです。

テクテクパチリ!

私が企画に関わっている新潟フォトウォークは、すでに21回目。5月10日に南魚沼で開催しました。今回は南魚沼市観光協会さんに協力をいただいて、清酒八海山の八海醸造さんが運営する雪室のある「魚沼の里」、「まちあるき」でも最近注目されている塩沢地区の牧之通り、雪室を利用してワインを作っている越後ワイナリーを訪問、撮影を行いました。新潟県の場合、市街地以外をめぐって撮影をする場合、途中の移動を徒歩だけでなく、車を利用することになりがちで、今回もバスを使って移動する時間が長くなりました。

魚沼の里
牧之通りで集合写真
牧之通り
越後三山

フォトウォークの特徴は、写真コンテンツの共有と蓄積、それとコミュニティ形成です。「まちあるき」の場合には、個人であれば歩いて終わりですが、イベントの場合だと「ふりかえり」があります。フォトウォークはここからさらにもう一歩進んで、コンテンツの共有をしています。たとえば、今回の南魚沼でのフォトウォークでは、Flickrでのタグを「npw20140510」とし、Instagramでは「#npw20140510」としました。これは毎回の慣行なのですが、必ずやらなければならないというものではないですし、まして、誰かがみんな写真データを集めて一つの場所に集積するというものではありません。参加者が当日の打ち合わせにしたがい、それぞれがアップロードする際に、自主的につけたタグがつながり、その日の成果が自然に共有されるというものです。

ちなみに、5月10日のフォトウォークで撮影されたもののうち、Flickrで共有された写真。このようにいろいろなユーザの写真が、自然につながって見えるようになっています。

Flickr: “npw20140510”

Instagramで共有された写真。

#npw20140510 | listagram

Facebookでも共有されています。

#npw20140510

現在、写真共有の標準的なサービスが定まらないので、どのサービスで写真を共有するかを指定するのはなかなか難しいのですが、それでも毎回かなりの枚数が、それぞれのサービスで共有されます。参加者は、帰宅した後で、それぞれが撮った写真を見ながら「異なる撮り方」「異なる視点」を実感しますし、もちろん撮影テクニックも学びます。同じコースを歩いているのに視点が違えばこんなに違うのか、あるいは、この態勢で撮影していたのはこういうアングルをねらっていたのかなど、毎回学ぶことは多いです。

寝撮り

またこうしてゆるやかにタグでつながった成果は、ネット上に蓄積され、地域の写真データとなります。新潟のような地方では特に、農村部にカメラが入っていって撮影し、アップロードしている人が少ないので、将来に向かって貴重な資料が蓄積されていくのではないかと思います。

「まちあるき」の成果を個人の中に埋没させるのではなく、みんなで共有しようとはいうものの、成果物をまとめて発表するというのは大変です。その点フォトウォークは、成果をまとめる必要はさほどありません。オンライン上でアップロードされたものが自然につながって、蓄積されていきます(もちろん、いいまとめ役がいて成果物としてまとめていくと、もっといいとは思いますが)。私のように一向に腕の上がらないユーザも、プロはだしのカメラマンも、みんな同じ方法で写真を共有し、それらに対する「いいね」などの「ソーシャル」な評価で、秀作が浮かび上がってくる仕組みになっています。

さらにフォトウォークでは、コミュニティもスムーズに形成されます。もちろんフォトウォーク当日に、参加している皆さん同士でお話をするのはもちろんですが、その後もアップロードされた写真を通じてコミュニケーションが続き、また次のフォトウォークで再会するというサイクルができます。オンラインとオフラインを行き来した、「ソーシャルメディア」的なコミュニティが、スムーズに形成されていくと思います。

ソーシャルに蓄積されていく成果と、形成されていくコミュニティ。特に前者の仕組みが理解しにくいために、フォトウォークは、「カメラ好きのまちあるき」という評価にとどまりがちです。しかし本来「まちあるき」を推進している人たちが目指している要素は、フォトウォークにすべて含まれています。もちろん同じことは、映像撮影でもできると思います。重要なことは、コンテンツが共有され、自然に蓄積されていくという営みが、自然に実現されていくという点です。プロの作るコンテンツがものの見方を定めるのではなく、アマの視点の集積により、意外な視点があぶりだされます。これこそ、手詰まり感のある地方の人たちが、待っているコンテンツではないでしょうか。

(ひょっとすると、保守的なコミュニティでは、コンテンツが「自然に蓄積されていく」という、ハプニングを許容する性質を許容できないために、フォトウォークやこれに類するものが定着していかないのかもしれません)

「まちあるき」に取り組む地域の皆さんにも、ぜひ「フォトウォーク」を始めてみてほしいと思います。

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

Ergo/エルゴを使った「子連れ狼」の練習

先日学習したErgo/エルゴのおんぶ紐を活用して、父である自分もおんぶにチャレンジしてみた。いわゆる「子連れ狼」状態である。

娘は母におんぶしているほどの楽しさは感じないようだが、放置されるよりはいいという表情だ。

ergo/エルゴでのおんぶを検索して学んだ | ICHINOHE Blog

都市の公共空間とTwitterは「ステージ」

新宿駅を通り過ぎる際に、ホームをハイスピード撮影した映像。まるで時が止まったように、ホームにいる人々の姿を切り取っている。

新宿駅をハイスピード撮影した動画が、人間模様を映し出していてすごい

Adam Magyar, Stainless – Shinjuku from Adam Magyar on Vimeo.

制作したのはベルリンに住む、ハンガリー人の写真家、Adam Magyarさん。作品のコンセプトについて「この作品は、写真と動画の境界に位置づけられるもの。延々と続く、電車待ちの人たちの姿はまさに、生ける彫刻なんだよ」と語っている。

話題になったこの動画に対して、「たつをのChange Log」は以下のように、この動画の面白さを十分に理解しつつある種の「難しさ」をやんわり指摘している。

[を] 肖像権やらプライバシー保護やらでアートを否定したいのではなく自分も同じことをやりたいわけです

でも、これって、肖像権やプライバシーの問題が残ります。撮影された人の許可は間違いなく取ってないだろうからほぼアウト。カメラを向けて拒否されなかったからOK、みたいな話は隠し撮りだから通らない。風景の一部、というには無理がある。これが許されるならグーグルストリートビューで顔をぼかさなくていいよね。

なんかこのへんがクリアされてないとモヤモヤします。

ぐちゃぐちゃ言ってるけど、私はこういうアートを否定したいのではないのです。むしろこれがOKなら自分もこういうことをやりたいと思っているのです。有名アーティストならおとがめなしだけど個人ならダメ、みたいな世界は嫌なのです。

以前、新津美術館の「おんな写真展」を見に行った。過去から現在にかけて、女性たちがどのように生きていたのかを写真で振り返ることができた。非常にリアルな写真が多かったのだが、90年代途中のある段階から、様子が少し変わった。「時代の流れ」で自然な姿を撮影するのが難しくなったと書いてあった。

新津美術館のおんな写真展 | Flickr – Photo Sharing!

というわけで、有名アーティストの側もまた、ストリートで撮影するのは実際にはいろいろと難しい環境にあるように思う。一方、秋葉原では小型カメラがたくさん売られていて、これを使って、極秘に撮影することが可能になっている。有名アーティストであれ個人であれ、まっとうな人は、技術の進化によって「表現者」としての地位を獲得したにもかかわらず、実は撮影することをためらう場面があるということだろう。逆にそんなことは気にしない「ならず者」は、やりたい放題になっているのかもしれない(実際カメラの高機能化の結果、駅での盗撮で逮捕されているケースは少なくない)。

都市に暮らす人々は、匿名化された「群衆」の一人として生活している。自分は東京から離れて10年以上がたち、お店に行けばバイトしている学生に会い、道を歩いていると知り合いに会うという環境にすっかり慣れてしまったが、最初はとても息苦しかった。東京に出張で出てくると、ほっとしたのをよく覚えている。今でも、東京を歩いていると、人の目を気にしないでよくなるために、ちょっとだけ気分が楽になったと感じることはある。

この「匿名化」された空間は、「冷たい」とはいうもののどこか居心地がよいところもあり、そこにどかどかと入り込んで撮影するというのは、権利以前に、撮られる側には抵抗がある行為なのだろう。もちろん、田舎の村にどかどかと入り込んで撮影するのも抵抗はあるだろうが、田舎の場合には「入り込む」という段階で「抵抗」がはじまり、「あんただれ?」という状態になるので、やや状況が異なる。新潟の都市部では村のようにはならないが、街を歩いていて知り合いに会う可能性は決して低くないので、完全に「匿名化」された気分で街を歩いている人、電車に乗っている人は少ないはず。

匿名化されているはずの都市住民のプライバシーは、突然何かの拍子で暴かれる。悪気がある場合もそうでない場合もある。この現象は、個人的に使っているつもりのTwitterアカウントでの発言が、ある時突如として注目を浴び、RTされ、まとめページに掲載されていくというのに、構造は似ているように思った。

ステージに上がっているつもりは全くないのに、突然スポットライトを浴び、幕が開き、多くの観客の前にさらされる。どちらのケースもその点では似ているのではないか(自分でTweetした結果か、勝手に見知らぬ誰かに撮影されたかという違いはあるにしてもだ)。だからどうすべきだということはないけれども、都市の住民というのは、公共空間ではいつ幕が開いているかわからないという状況にあり、それはある意味でやむをえない部分があるということを前提にした上で、たとえばそれが意に反する形で別の情報と結び付けられないようにする方法を考えるとか、実質的な悪影響を最小限にとどめる仕組みを、考え始めたほうがいいのかもしれない。

敬和学園大学国際ダンスサークル、万代シティでパフォーマンス

前のエントリーで予告した通り、8月25日、24時間テレビに関連する新潟のステージで、敬和学園大学の国際ダンスサークルがパフォーマンスを披露した。自分は別件で万代シティに行っていたので、撮影しに行ってきた(一応サークル顧問)。

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

時間ピッタリに行ったつもりが、にわか雨でステージが中断、前に予定されていた小中学生などのグループの出番が遅れていた。しばらく経ってステージを再開できたが、その間、チームとしての国際ダンスサークルの様子を観察することが出来た。

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークルは、もともとK-POPダンスを仲間たちで踊りたいという、現在4年生になる女子学生たちが作ったサークルで、当初はとても「仲間内」感が強かったので、彼女たちが卒業したらサークルは続くのかなと少し心配していた。しかしこの日の様子を見ていたら、きちんと部長が仕切って打ち合わせをし、結束してミスを少なくしようとしている様子がうかがえた(ミスがなくはないのだけど)。今の学生たちは、「タテ」の関係を作り、特に上の世代が責任感を持って団体を運営していくのが苦手なことが多いように感じているのが、きちんと上の学年がリーダーシップを発揮するという伝統が、国際ダンスサークルではこのまま続いていってほしいなと思った。

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル 20130824

国際ダンスサークル


Created with Admarket’s flickrSLiDR.

敬和学園大学国際ダンスサークルの写真がFlickrのExploreに

敬和学園大学のダンスサークルの1つ、国際ダンスサークルの写真が、Flickrの優秀作品集、Exploreに掲載された。ここに掲載されると、一気にアクセスが増える。

国際ダンスサークル / 敬和学園大学オープンキャンパス 20130818

8/18開催の敬和学園大学オープンキャンパスで、国際ダンスサークルがミニステージをやったときのもの。今回は4年生だけでのステージとなった。今年の4年生はこのサークルをスタートさせたメンバーで、当初は「トッポギガールズ」という仮のユニット名で活動、途中からサークルに格上げになる時に、現在のサークル名となった。

今回の写真は、Flickrの中でウェブアプリとして提供されているAviaryというソフトを利用した。Effectは案外多く、Instagramに負けない写真加工ができる。

国際ダンスサークルは、今年の24時間テレビの関連ステージで、明日8/25新潟市万代のステージでパフォーマンスを行うようだ。万代方面にお出かけの方は、ぜひご覧ください。

国際ダンスサークル

【告知】日曜日に、24時間TV 新潟万代シティ特別会場で、『なりきりパフォーマンスショー』というコーナーに国際ダンスサークルが出演します!!!『なりきり』といえば、私達、国際ダンスサークルですよね♡衣装も新しく揃えて、少女時代になりきってきます!!!
時間は、8月25日(日)12時40分〜13時10分の中の後半に出演。
ラブラ万代や、スタバ、ALTAの十字路の辺りでパフォーマンスします!!万代シティ通りです。
曲は、少女時代『Gee』です!

私達のホームでもある
新発田を抜け出して
新潟で国際ダンスサークルが踊ります♡会場が万代なので、新潟にお住まいの方や、お時間のある方は、ぜひ、会場へお越し下さいお待ちしてます!!!

自分の「撮っただけ」の写真は、FlickrのExploreになかなか入ることはないのだが、今月はもう一枚、現代メディア論で月岡温泉の撮影にうかがった際、ホテル清風苑で撮影した写真も、Exploreに入った。

ホテル清風苑での写真がFlickrのExplore入り | ICHINOHE Blog

ホテル清風苑で記念撮影 / 敬和学園大学集中講義「現代メディア論」 201308

一戸ゼミ青森旅行「のへぷた」で、青森ねぶたと弘前ねぷたに行ってきた


8/2-4の日程で、4年ゼミの学生たちと青森へ行ってきた。昨年は香港から友人を迎えて帰省したが、今回は学生たちと。弘前ねぷたと青森ねぶた、両方を見るという豪華なコースとなった。直前で女子2名のうち1名がいけなくなったが、急遽2年の女子学生が参加してくれた。

週末撮影した2012年の弘前ねぷた | ICHINOHE Blog

昨年の佐渡合宿の略称は「のへさど」だったが、今年の青森旅行は「のへぷた」というタイトルで実施された。

平成生まれの学生たちと佐渡合宿へ行ってきた #のへさど | ICHINOHE Blog

学生たちは2日と4日、それぞれに青春18きっぷで移動、自分は特急いなほとつがるを乗り継いで、学生たちを追いかけた。往路では秋田で合流、1時間ほど、秋田市内を歩いた。

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

学生たちの泊まる宿は、1ヶ月ぐらい前になって探し始めたので、絶望的な状況だったが、Facebook経由でいろいろお力を貸していただいて、弘前市内でなんとか7人分の宿泊場所を確保することができた。2日の弘前ねぷたは一戸時計店前にて。

Hirosaki Neputa 20130802

Hirosaki Neputa 20130802

Hirosaki Neputa 20130802

Hirosaki Neputa 20130802

Hirosaki Neputa 20130802

Hirosaki Neputa 20130802

この日参加したネプタは少なめで、21時ぐらいには終わってしまったが、はじめて見る学生たちにはちょうどよかったようだ。6月に弘前市役所で講演したときに、お話を聞いてくださった方々や宿の予約でお世話になった方ともお話しできたので、個人的にもとても楽しい時間であった。

弘前市役所で講演させていただきました:「津軽弁なまり」への切り替えは難しい | ICHINOHE Blog

2日目の日中は弘前市内を回り、その後青森へ。

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

各地に出展している「チリンチリンアイス」こと、りんご味のシャーベットが人気だった。

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

本当は三内丸山遺跡に行こうかどうしようかという話になっていたのだが、青森ねぶたの混雑が予想できなかったため、あきらめて早めに青森市内へ。

青森ねぶたは観戦場所を探して、市内の歩道にレジャーシートをしいて、椅子席の後ろで鑑賞するつもりだったが、学生たちが前の椅子席を管理する方といつの間にか仲良くなり、「新潟から来ているのであれば、空いている席に座っていいですよ」という許可をいただいた。結局ほぼ全員が椅子に座って見ることができた。どうもありがとうございました。

実は旅行に行く前の段階で、学生たちには、ハネトとして参加することもできると説明したのだが、衣装レンタルの値段をきいて、誰も参加するとはいわなかった。結局祭りを見ているうちに、「跳ねたくなった」とみんな言いはじめ、帰り道で、ちょっと真似して跳ねてみていた。だから言ったのに。

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

Aomori Nebuta 20130803

青森ねぶたは10年以上きていなかったので、規模感が想像つかなくなっていた。正直なところ、頭のなかではもう少し大規模なお祭りであった。いや弘前に比べたら大規模なのだけど、もっと圧倒的に大きいという印象があったのだが。自分自身の年齢や環境変化がこのギャップを生んでいると思うが、青森ねぶた自体も、少子高齢化の影響で変化しているようだ。今年は久しぶりにハネトの現象に歯止めがかかった、という記事が新聞に出ていた。それでも若い人たちの数は、弘前よりも圧倒的に多かった。

20時台の電車で弘前に戻ったが、若い人たちがかなり乗っていて、混み合っていた。弘前含めて、近隣の街の若者を、青森ねぶたは引きつけているのは間違いない。21時以降はもっと混んでいただろう。

今回は電車も学生たちとは一緒に乗らず、夜も自分だけ実家に帰ったので、宿でも学生たちと一緒に過ごしていないのだが、学生たちは学生たちで長い時間を一緒に過ごして、かなり仲良くなったようだ。歴史や文化に対する関心はあまり高いとはいえない学生たちは、実は沿線の地名もあまり知らなかったようだし、ねぶた・ねぷたの題材についても、たぶんあまり関心がなかったのではないかと思う(ゲームに出てくる人物を除く)。

ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04

ただそんな彼らでも、青森のねぶた祭りを体験し、しかも青森・弘前の両方を見る経験をすることができた。これから学生たちの多くは、卒業後も新潟で暮らすことになるし、新潟で働き始めれば、青森まで旅行に行くのは容易ではない。ましてねぶたの時期となればなおさらだ。今回見たことが、さらに成長していった彼ら・彼女らの血となり肉となって、いつか役に立ってくれたらと思うし、まずそれ以前に、大学卒業前に、また一つ思い出ができただけでも十分な成果としたい。

突発的な企画にお力添えいただいた皆さん、青森滞在中学生たちに親切にしていただいた皆さん、どうもありがとうございました。

一戸ゼミ青森ゼミ旅行 201308 / ICHINOHE Seminar Aomori Trip 20130802-04 – a set on Flickr

【写真】のへぷた!ゼミのみんなで弘前ねぷた祭り、青森ねぶた祭りに行ってきたよ!【11枚】 | まるりわーどぷれす

ホテル清風苑での写真がFlickrのExplore入り

8/6-9、集中講義「現代メディア論1」が行われた。映像制作を行う授業で、担当は元同僚の高谷邦彦先生。今回も学生3チームが、新発田市内で撮影を企画、編集した成果を9日に上映した。

自分自身はサポートを担当し、留学生チームが、月岡温泉で撮影するのにも同行した。月岡では、ホテル清風苑を取材させていただき、長時間撮影をさせていただいた。留学生たちは月岡温泉に行くことが自体が初めてだったようで、非常に良い経験になったのではないかと思う。映像は近日公開予定。

清風苑での撮影のあと、取材に協力してくださった清風苑の岡元さんと、学生たちが記念撮影を行った。楽しい雰囲気が現れたからだろうか、この写真がFlickrのExploreに入った。

ホテル清風苑で記念撮影 / 敬和学園大学集中講義「現代メディア論」 201308

Exploreは、Flickr上の「今日の優秀賞」のようなコーナーで、Favesやコメントの数で選んでいるらしい。ここに選ばれると、さらに反響が広がるという構造になっている。これまでにもExploreに選ばれたものはいくつかあるのだが、今回は久しぶり。

過去の選ばれたものがないかどうかは、Scoutというサービスで確認することができる。

Scout: Top Photos

My Explored Photos

Flickrが大幅リニューアル:Proユーザ向けの容量限定なしプランは消滅、かと思われたが違った

Yahoo!が先日記事に書いたとおり、Tumblrを買収したが、同時にFlickrの大幅なリニューアルも発表した。

Yahoo、Flickr Proを廃止。広告嫌いとプロ向けに新たな有料版を提供 | TechCrunch Japan

Flickrが驚きのリニューアル―高解像度、新Androidアプリ、1TB無料ストレージなど | TechCrunch Japan

米Yahooが Flickr を全面リニューアル、無料で1TBまでアップロード可能に – Engadget Japanese

ホーム画面をはじめ、UIは一新され、タイル上に写真が表示される形式になった。FacebookやInstagramに似たデザインで、この点は概ね評価されているのではないか。

New Flickr

一方有料/無料のアカウントについては大幅な変更が加えられた点については、賛否がわかれそうだ。無料ユーザについては、これまで1カ月当たり300Mバイトまでしかアップロードできないといった制限があったのだが、これをほぼ全廃し、1Tバイトのクラウドストレージの容量を大幅に拡大した。有料・無料の区別は、広告表示の有無とStatsの表示だけの違いとなった。

サイズが自動的に修正されるとはいえ、無制限の容量が提供されているFacebookなどに大きく水を開けられており、これに追いつくための措置だろう。ライトユーザには歓迎されるはずで、ユーザの裾野を広げてくれる可能性が高い。日本語化はいまだ行われていないので、日本のカジュアルユーザが大量にここに流れ込むとは考えにくいが。

ただこの措置により、有料のPro会員の制度はほぼ意味を失った。12ヵ月24.95ドルで、無制限アップロード、無制限ストレージという権利を買い、Flickrをアーカイブとして使ってきたユーザにとっては、突如の容量制限ということになる。Flickrとしては、影響を受けるユーザはごく少数と見てこの措置をとったと考えられるが、少数とはいえ、長く利用してきた(しかも低迷が続いている間も離れなかった)ヘビーユーザの支持を失うという意味では、あまり好ましい状況とはいえまい。

New Flickr

一応追加499.99ドルを支払って、1テラバイトを使いするdoublrというサービスも出るようだが、無料のアカウントを複数作る煩わしさのために、年間500ドルを払うユーザがどれほどいるのか。

Flickrは、リアルタイムでの写真共有の流れには完全に乗り遅れた。結果、アーカイブとしての写真共有の拠点機能までも、FacebookやInstagramなどの他のサービスの知名度が上がりつつあるようにも思える。Flickrに残っているのは、高品位での写真共有・アーカイブ機能を望むユーザだけだったような気がする。このユーザ層が、今回の措置を契機に、離反してしまうことを覚悟の上で、Yahoo!としては、カジュアルユーザを取り込むための賭けに出たということだろう。

【追記】その後明らかになったのだが、既存のProユーザには配慮、有料のProアカウントの更新は可能で、保存容量も制限なしのまま使えることになった。これで自分を含めて、ヘビーユーザも残留することになるだろう。

Flickr が既存Proユーザーの処遇を説明、無制限ストレージのまま更新可能 – Engadget Japanese

一方、既存 Pro ユーザーへの対応は、短く書くと:

・従来のままの料金(年間25ドル)で今後も更新可能
・従来の Pro 特典だった無制限ストレージや広告フリーはそのまま
・従来の Pro のサイズ制限(一枚50MBまで、動画最大500MB)は、新 Free にあわせて1枚200MBまで、動画 1GBまでに拡大

つまり、既存 Pro ユーザーにとっては、更新するかぎり従来の特典とリニューアル後の拡大と両方の恩恵があります。