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「スター・ウォーズねぶた」に見る地域社会の迷い

今年の青森ねぶた祭で、スター・ウォーズねぶたを運行すると発表され、大きな反響を呼びましたが、どうやら反発も大きかったようで、運行は8月1日の前夜祭だけになるようです。

ところが実行委の一部から「子どもねぶたは町内会や地域に根ざしている生協などが運行する枠なので、他の団体を出すことはできない」「運行団体以外の広告物は好ましくない」などのクレームがあり、運行を断念。運団協が主催する前夜祭のみに登場する。

<ねぶた>SW運行は前夜祭だけ?の怪 (河北新報) – Yahoo!ニュース

ソーシャルメディア上での反応を見ると、「スター・ウォーズねぶたの提案というせっかくのチャンスを、みすみす逃すのか」という声と、「ねぶたはもともとの姿でやるべきで、今までと異なる題材は不要」という声、大きく2つに分かれているように思います。

記事の方では、ねぶたの運行計画に関わるところで、「地域枠に他の団体を入れることはできない」という理由と、「運行団体以外の広告物は望ましくない」という理由が、併記されています。実行委員会では両方の意見が出たのでしょう。地域の子供たちのねぶたを押しのけてまで、スターウォーズねぶたをやるべきとは思いませんが、どうにもならないほど枠が逼迫していたのかどうか、外から見ている立場では、よくわかりません。今回の記事は、河北新報からの記事ですが、地元青森での報道があったのかどうか。今のところネットに出ている記事では見当たりません。

スター・ウォーズは「ねぶた祭にあわない」というのは、私も感覚的にはわかります。ついでにいうならば、こちらは前ねぶたとして運行がきまっている「ラブライブ」もあわないかもしれません。

青森県のねぶた、ねぷた祭りに「ラブライブ」 立体のねぶたに期待 /青森 (みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース

しかしねぶた祭自体、今の形になったのはここ数十年の話です。もともと灯籠を持って町内を練り歩くという程度のものだったわけで、実は「伝統的なスタイルを崩すな」というのは、それほどの根拠があるわけではありません。
青森ねぶたが現在の形になるまでの経緯について、詳しいことはわからないのですが、弘前ねぷたについては以前、弘前市立博物館の展示で見たことがあります。現在の三国志や水滸伝を題材とする画風は、昭和のねぷた絵師である竹森節堂という画家によって確立されたとされています。ねぷたそれ自体は、江戸時代からあったものの、現在の画風は、昭和になって徐々に形作られていったものだといってよいと思います。津軽藩の中で、青森、弘前、五所川原など、各地でまつりが行われていく中で、さまざまな形に分かれていったのだとすれば、組ねぶたである青森ねぶたも同じ系譜の中でとらえていいでしょう。もちろん、昭和からの流れを「伝統」といっても構わないとは思いますが、少なくとも、ねぶたの由来とされる坂上田村麻呂の時代まで遡るようなものではないということです。

ソーシャルメディアの反応を見ると、地域社会の現状を踏まえつつ、どんな祭りを作っていくのか、青森の人々の迷いが現れているように思います。青森ねぶたの場合、ねぶたが大規模であることもあり、以前からスポンサーの名前が大きく表示されたものもありました。一方、ここ十数年で着実に人気を高めつつある五所川原市の立佞武多では、すでにアニメやゲームのキャラクターが採用されたことがあるようです。特にアニメ・ゲームなどのキャラクターとつながりを持つと、これまでの祭りのファンとは違う人達を惹きつけることが可能です。たしかに、三国志、水滸伝、日本の戦記物でおおよそ構成されてきた、ここ数十年の青森ねぶたの形とは異なるものではありますが、それをどう評価するのか。

たとえ、地域社会の縮小とともにまつりも縮小していくとしても、地域住民の祭りの形にこだわるべきか。それとも新しい要素を柔軟に取り入れて、新しい世代を取り込んだ祭りを模索するのか。今後、大幅な人口減少が予想される地域は、新しいものを取り入れる柔軟性を持ちつつ、「本丸」の伝統は守るというしたたかさを求められるわけですが、今回の措置はその考え方に沿ったものなのか。それとも保守的な考え方に押し切られたものなのか。非常に考えさせられるところです。

「キャラクターの話題性では、観光客の急激な増加は見込めない」という担当者のコメントは、すでに当日のホテルは満室でしょうから、ある意味正しいのですが、「スター・ウォーズをどのようにねぶたに取り込めるか、取り込むべきか」、あるいは、「青森はどのように外とつながるのか」という問題を、短期的な集客の問題に矮小化しているように見えます。保守的な考えに押し切られた関係者が、やむをえずひねり出した理由付けかもしれません。

この記事を書いている間に、「モンスト」がねぶたに登場するというニュースが出てきました。

「モンスト」のキャラが“ねぶた”になって「青森ねぶた祭」に登場 – 4Gamer.net

こちらは青森山田学園のねぶたの「前ねぶた」という位置づけ。各参加団体の本体のねぶたの前に配置されるねぶたについては、このように自由な設定が可能です。ではどうしてスター・ウォーズだけがこうなったのか、最初から前ねぶたでという解はなかったのか、さらに疑問が深まるところであり、同時にまた、柔軟な対処は不可能だったのかと思うところです。
(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

Sakura flowering tunnel

naoyai逝去から5年

弟naoyaiが、GW真っ只中の5月4日に亡くなって、5年が過ぎた。それまでGWに青森に帰省することはあまり無かったのだが、以来5年間、毎年帰省し、家族で弟の墓を訪ねている。GWは弘前さくらまつりの時期にあたるので、毎年桜の開花状況を確認することができる。また、墓地はりんご畑の隣にある。桜の開花が早い年には、りんごの花が咲いていることもある。墓参の後、毎年山菜採りに訪ねている相馬(旧相馬村、現在弘前市)には、家族写真を撮っている遅咲きの山桜があり、こちらの開花状況も確認することになる。

今年りんごはまだ色づいておらず、相馬の山桜もまだつぼみ。弘前公園の桜が葉桜、というタイミングであった。

依然弟のFlickrアカウントは健在なので、6年前のGWに弟の撮影した、弘前公園の桜が、今もネット上に残っている。そしてもちろん弘前公園の桜は、6年前と同じく、しかし毎年少しずつ違うタイミングで、春の訪れを弘前の人々に伝えている。

2006年GWの弘前公園(naoyai撮影)

Sakura flowering tunnel

Sakura flowering in old castle

2012年GWの弘前公園(shinyai撮影)

Hirosaki, Aomori, 20120504

Hirosaki, Aomori, 20120504

過去記事:

naoyaiを偲び、弘前公園の桜を撮る | ICHINOHE Blog

naoyai、二度目の逝去者記念日 | ICHINOHE Blog

naoyai逝去者記念礼拝 | ICHINOHE Blog

相馬にて、山菜採り、MVE育成 | ICHINOHE Blog

青森県版「鉄道むすめ」リリース

突然Facebookで流れてきたこの画像。青森の私鉄の乗務員が、キャラクター化している。

Source: facebook.com via Shinya on Pinterest

 

どうやら今日は記者発表があり、トミーテックが青森県版「鉄道むすめ」をリリースしたという。

青森県版「鉄道むすめ」デビューについて(プレスリリース) – 青森県庁ホームページ

「鉄道むすめ」というのが何かわからなかったのだが、実は以前からシリーズ化しているらしく、今回その「青森県版」が出たということ。一つの県でまとめて、というのは、初めてのことのようだ。

鉄道むすめ ~鉄道制服コレクション~
最新鉄道むすめニュース|鉄道むすめ~鉄道制服コレクション~

左から、
十和田観光電鉄から、アテンダントの「 清水なぎさ 」。
弘南鉄道から、トレインキャストの「 平賀ひろこ 」。
青い森鉄道から、駅員の「 八戸ときえ 」。
津軽鉄道から、アテンダントの「 芦野かな 」。
南部縦貫鉄道から、車掌の「 七戸ちびき 」。
苗字は地名から取っているので、残念ながら「一戸」は不採用であった。

今後は、JAアオレンから「りんごジュース」商品化、県内鉄道各社で使用できる「記念切符」発行、トミーテック「鉄道むすめステーションポスターvol.4」収録、が予定されている。高校時代、平賀(現在のつがる市)から通ってきていた友人が、すごいなまりの強い津軽弁をしゃべっていたので、「平賀ひろこ」は強烈な津軽弁をしゃべるのではないかと予想している。

Happy Drug

青森の「Happy Drug」がBoing Boingに登場

米国の著名ブログBoing Boingに、青森の薬局「Happy Drug」がネタとして紹介されている。これじゃあ、「Happyな気分になっちゃう草」を売ってるみたいに読めるよね?ってことのようだ。

Happy Drug


from shinyai

リンク: Suburban Japan: 1 – Boing Boing.

ちなみに僕はこの記事を、この記事を紹介するTokyo Mangoの記事を紹介するTwitterの発言をFriendfeed RoomのAomori / 青森で見て知った。

  1. Aomori/青森 – FriendFeed
  2. Twitter / Japan_Blogs: Tokyo Mango: Pharmacy in A …
  3.   TOKYOMANGO: Pharmacy in Aomori sells happy drugs

という順番。TwittterでのAomori検索の結果を、Friendfeed Roomに表示させて得た情報というわけ。ちなみにハッピードラッグ本社は、ウェブサイトを見る限り、まだこの噂に気づいていない。

まるごと青森 : 剣吉駅前の揚げたてコロッケ

リンク: まるごと青森 : 剣吉駅前の揚げたてコロッケ.

青い森鉄道の剣吉駅を降りたところにある商店街に「なつぼり」というお店があります。このお店、基本的には食料品店のようですが、午後になると売り始める
惣菜が大人気。店を入ってすぐのところで、コロッケや唐揚げなどの揚げ物を揚げており、その音と香りが食欲をそそってくれます。

この店は「ぶたや」という屋号で呼ばれていた店のことだろう。懐かしい。

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