タグ別アーカイブ: 高速鉄道

名鉄のホームで流れる曲が、中国の高速鉄道で流れる曲と同じだった

先週名古屋への出張があって、名鉄に乗る機会があったのだが、ホームで電車を待っていたところ、聞き覚えのあるメロディが流れた。この動画15秒ぐらいのところで流れるもの。

「なんだっけ?」と脳内の記憶をたどったところ、中国の高速鉄道で流れるものであった。どちらが先に使い始めたのかはわからないが、ほぼ同じといってよい。下の動画の39秒あたりで流れる。

こちらは未確認だが、東武鉄道でも同じメロディが流れるようだ。

中国高速鉄道「和諧号」の写真、「旅と鉄道」に掲載

以前中国で撮影した、新幹線、高速鉄道「和諧号」の写真。先月ご連絡をいただき、「旅と鉄道」に掲載されることになっていたのだが、今日大学に行ってみると見本誌が届いていた。どうもありがとうございました。採用になったのは以下の写真。

今回の「旅と鉄道」8月号は、「新幹線は愉快だ」!」と題する「完全保存版」の特集号。日本の新幹線を紹介するのがメインだが、その中の「世界の高速鉄道」を紹介するコーナーで、上の写真を使ってもらっている。

「旅と鉄道」は、2009年に休刊になっていたものが、版元を朝日新聞出版に変えて、2011年9月に復刊したのだと、さっき知った。

朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:旅と鉄道

朝日新聞出版 最新刊行物:News: 『旅と鉄道』復刊!

Flickrに載せている写真を、雑誌に掲載したいという連絡を受けることはよくあるのだが、見本誌を送っていただいたのはこれが初めて。完成したら連絡しますと言ったきり、どうなったのか、特に教えてもらえないこともある。

Flickrに写真を載せて、タグをつけて、他のユーザの写真と串刺しで検索されて、人々の共有資産になる。今日も学生たちにその意義を説いていたのだけど、こうやって雑誌に載るようなことがあると、特にそのことを実感する。

Suzhou Station

敬和学園大学から蘇州大学への短期留学プログラム、来春からスタートできそう

3月に続き、先週の訪中でも蘇州大学を訪問した。3月の訪問時に話題に出た敬和と蘇州大学の交流プログラムについて、日本側での調整を担当した国際交流係のスタッフとともに、蘇州大学側との最終調整を行なってきた。交流は基本的に相互に行うのだが、まずは来春、敬和から蘇州大学を訪問する短期の留学プログラムをはじめることで、両校の代表者で合意することができた(すでに大学間の調整はほぼ終わったので、今年度の留学を考えている学生の皆さんの便宜も考えて、先行して概要をブログにも書いています。ただ最終決定はまだです。具体的な実施の詳細については、大学の公式発表をお待ち下さい。最終決定があり次第、このエントリーの但し書きにも訂正を入れます。)。

蘇州市は上海に近い観光都市

Suzhou Station

蘇州市は、世界遺産「蘇州古典園林」を中心とする、江蘇省第一の観光都市。高速鉄道なら上海から1時間かからないで到着する。高速バスでも1時間30分。上海周辺を観光するツアー客の多くが、蘇州を訪れる。総人口は600万人ほどで、上海や南京に比べると、落ち着いた古都の趣がある。一方経済活動も盛んで、日系企業も400社以上が進出している。

上海には新潟空港から中国東方航空の直行便が、週4便飛んでいる。これは新潟人にとっては大きい。

by http2007.

蘇州大学は江蘇省で最も歴史のある名門大学

蘇州大学は、江蘇省で最も古い歴史を持つ大学。前身となる東呉大学は、もともとメソジスト教会の宣教師たちが作った大学。国共内戦後、大陸側では大学の改組が行われ、現在の蘇州大学という名称に。現在は、100以上の学科がある大きな総合大学だ。
こうした建学の経緯もあり、日本のキリスト教系大学との交流も盛んだ。

留学生受け入れの経験も豊富
留学生の受入にも早くから取り組み、様々な国々から留学生を受け入れている(下のリンク先に国別の内訳が出ている。上位の日本、韓国に続いて、サウジアラビア、アメリカ、ラオス、フランス、ロシア、イギリスといった国名があがっている)。日本人の留学生も多い。短期の留学プログラムも、関学、立命館、宮崎公立など、様々な大学から、日本人学生を受け入れており、経験も豊富。留学生寮も大きく、様々な学生たちが行き交う、国際的な雰囲気の寮であった。

蘇州大学の留学ガイド 「中国留学情報」

敬和生向けプログラムの概要(予定)
以下は、今回現地でお話しして決めた内容。敬和で用意していった案と、大きく異なるわけではないが、最終決定ではないことを再びお断りしておく。

【実施時期】
敬和生の留学時期は2月下旬から3月上旬にかけて2週間程度(2012年度)。もっと長い方が勉強になるが、最初は短めにスタート。金銭的に心理的にも負担を軽くしたいという考えだ。
試験期間は確実に外し、卒業が決まった4年生も、卒業式前に戻ってこれる日程になる。
日本の他大学の学生で、短期プログラムで蘇州大学が気に入って、再度1年間の長期留学をしている学生もいるようだ。

【基本内容】
午前中国語、午後文化講座。文化講座のプログラムの中で、蘇州市内に進出している日本企業の訪問も企画する予定。蘇州市内にはたくさんの「世界遺産」があり、これらを訪れるだけでも、二週間では足りないかもしれない。敬和からの参加者が最低人数に達しない場合にも、レギュラーの語学講座のスタートに合わせて渡航するスケジュールとし、きちんと勉強できる体制をとる。

【エクストラな企画】
日系企業は日本の大手企業が軒並み進出しており、蘇州大学を通じて、見学をお願いする予定。打ち合わせ時に名前をうかがった企業は、いずれも日本の大手メーカー。こうした企業への訪問は、国内では、とりわけ新潟県内では、なかなか出来ない経験になるだろう。
江蘇省周辺では、上海は別格の大都市。静かな蘇州で日常を過ごし、週末は国際的な大都市上海へ。ある意味東京以上に刺激的な経験をすることができるはず。

Shanghai, China

Shanghai, China

【サポート体制】
蘇州大学には日本語学科で学部学生がいる。彼らにサポートのために、寮に一緒に寝泊まりしてもらうことができそうだ。またこの時期は、敬和から教職員が江蘇省を訪問する時期でもあり、引率も可能。

【日常生活】
寮は二人部屋。留学生用の学生寮なので、世界各国の学生と一緒に暮らすが、偶数で参加すれば、部屋での生活は、敬和の学生同士で安心できるだろう。買い物は、売店が学内にあるし、学食もあるので、キャンパス内で安心して生活できる。さらに大きなスーパー(オーシャン)も徒歩圏内にある。カルフールやウォルマートは、がんばって歩く距離だという。

【費用】
新潟からの飛行機代チケット、学費、寮費を含めて、10万-15万円にはおさまる。がんばれば、10万以内になるかもしれない。いずれにしても、欧米に行くと1ヶ月で40-50万クラスのお金がかかるのに比べて、かなり格安になるのは間違いない。費用面で、学生時代の「留学」をあきらめていた学生たちにも、ぜひ利用してもらいたいプログラムになるだろう。自分で計画していく「自由留学」(という制度がある)に比べると、相当充実した、コストパフォーマンスの高い内容になるはずだ。

というわけで、敬和の学生の皆さん、一緒に上海に飛び、蘇州にわたって、中国語を学び、中国の文化、中国の街、中国ビジネスの今を体験しましょう。

これまでの自分の数少ない中国経験で言えることは、「親中」かどうかに関わりなく行ってみるべき、ということ。言葉ができなくとも、数日行くだけで、中国という国にはいい面悪い面があること、「中国人」といっても良い人悪い人さまざまだということが、それなりに理解できるようになるはずだ。
ましてこのプログラムに参加すれば、中国語を学び、日本語を学ぶ学生や中国で学んでいるさまざまな国の人達と知り合い、日本人ビジネスマンが中国で格闘する姿を知ることができる。日本にいて抽象的に考えている中国イメージが、たとえ「厄介な隣国」であったとしても、帰るときの中国観は、もっと複眼的になってくるはずだ(当然よくない面もより深く理解できるはず)。

ともあれ、若者の中国イメージは、あまりよい状態にはない。このプログラムも、すぐに若い大学生が両手をあげて参加してくれるものにはならないかもしれない(むしろ蘇州は、中高年の旅先として、人気のようだ)。しかし就職できるかどうか不安な学生には、抽象的に悩んでいるよりも、まずは海外で見聞を広めてほしいと思う。考えるのはそれからだ。「憧れ」の欧米の学校に高いお金を払って出かけていくのも悪くないけれど、比較的安い費用で、これからビジネスの最前線となる、アジア地域に出かけていくのは、多くの学生にとって現実的な選択だといえる。さらに新潟の保護者の皆さんとは、たった二週間の中国沿岸部での経験でも、若い学生の意識を高める第一歩として、十分な刺激になるという認識を、共有できたらと思う。費用の安さにも、ぜひご注目いただきたい。

ことは「我が子」だけの問題ではなく、グローバル経済をタフに生きていく新潟経済人を、どのように育てていくのかという次元の問題でもある。上海や江蘇省は、新潟県がいま、積極的に関係を構築しようとしているエリアの一つだ(そして、正直なところ、中国にいって、新潟の存在感はあんまり感じられない)。今後実施に向けて、新潟と江蘇省との間で仕事をしている皆さんとも、いろいろ相談させていただき、お力をお借りし、また将来的には、人材を送り出す仕事ができたらと、個人的には考えている。

Flickrで「Suzhou」と検索した結果。

数年前にアップされた蘇州の観光CMっぽい映像。Youtubeでもそれなりにいろいろ出てきますね。

Daegu, Korea

友の眠る街、韓国大邱市を訪問

昨年6月に突然世を去った友人Jungさんの一周忌で、韓国大邱市に行ってきた。昨年6月に亡くなった友人の一周忌が、なぜ5月末に行われるかよくわからなかったのだが、旧暦では、この日が命日ということになるからだそうだ。旧暦で命日を考えるやり方は、韓国でも都会ではあまり一般的ではない風習のようだった。

Jungさんのこと: ICHINOHE Blog

彼が葬られているのは、大邱市内にある仏教研修所のようなビルの中の納骨堂。
Daegu, Korea

한국불교대학(구.영남불교대학)에 오신것을 환영합니다.
ロッカーのようなスペースの、奥の方に骨壷が入っていて、触ることはできるが、鍵がかかっている状態。手前側には写真などをしまっておいて、訪ねてきたときに取りだしてみることができるようになっていた。日本の納骨堂と同じような感じなのだろうか。

いずれにしても、東京での元気な姿しか知らず、突然の訃報に接した僕にとって、一年越しに見た現実は、依然として茫然と眺めるしかないものであった。
昨年東京でお会いしたJungさんのご家族にも、再会できた。日本人の奥さん以外には、言葉が通じない私たちだが、Jungさんの人生を知り、ともにこの世に生き続ける関係として、交流を続けていきたいと思う。

かつて新宿でお世話になった朴さんにも再会した。大学院に入ったばかりのころ、Jungさんに連れて行かれた、在留韓国人向けのお店を経営していたのが、この朴さん。僕は顔を見てすぐにわかったが、朴さんは、髪の毛が白くなり、髭をはやした僕のことをみても、すぐにはわからなかったそうだ。こうした再会もまた、なんだか複雑ではあるが、故人が引き合わせくれた縁を、大事にしたいと思う。

一周忌の行事は、自宅で行われ、遺影の前にさまざまな料理が並べられた。料理の種類、並べ方については、家ごとのならわし、地域ごとの風習があるそうだ。正しいやり方については、成均館大学が定めたものがあるのだが、それに家庭や地域のしきたりが加味されるため、結局いろいろなやり方が乱立してしまうのだろう。

大邱はりんごの街であった。Jungさんとは、りんごの街出身だというのが共通項であった。いつか一緒に旅したいと思っていたが、残念ながら僕が大邱を訪れるのは、彼が亡くなって1年も経ってからとなってしまった。

韓国の高速鉄道KTXは安く、ソウルから2時間弱で大邱まで行けるようになった。これではストロー現象がさらに進み、地方の大学が苦しくなるのもよくわかる。もっとも、日本から行く場合、釜山から移動するとさらに楽だという話。釜山エアーが新潟からも飛んでくれるといいんだけど。KTXは、日本の新幹線に比べて、座席スペース、とりわけ、前後のスペースが狭いように感じた。

大邱式のぺたんこ餃子。どういう食べ方が正しいのかよくわからないが、あっさりした味。
Daegu Dumplings

Jungさんのお姉さんが作ってくださったチムタク。

チムタクもまた、Jungさんに連れて行ってもらった、大久保の店で食べたのが最初だ。今は渋谷にもお店ができたようだ。

鳳雛 チムタク 大久保店 ボンチュチムタク – 東新宿/韓国料理 [食べログ]

大久保のお店の味は、コチュジャンが聞いていて甘い味だったが、今回いただいたのはかなり辛いものであった。しかしこれも、辛さ控えめだと言われた。

ソウル、釜山以外の街としては、大邱はインチョンにつぐ規模だそうだ。地下鉄もあり、それなりの都市インフラが整っている印象だが、せわしなさよりも少しゆっくりした空気を感じた。KTXに乗って移動しないと来れないというのもよい。韓国好きの大学生はかなり増えたが、韓国エンタメを入り口としつつも、さらに立体的に韓国に触れるには、日本語でほぼ不自由なく暮らせるソウルを離れて、大邱のような地方を訪れて、しばらく勉強するのがいいんじゃないかと思った。