タグ別アーカイブ: 日本のメディア

マレーシア、首相の公金不正疑惑を追及する「サラワクレポート」をブロック

マレーシアナジブ首相の公金不正疑惑について、この問題を追及してきた告発サイト「サラワクレポート」へのアクセスを、マレーシアの通信マルチメディア委員会がブロックしました。政府系金融機関の多額の資金が、ナジブ首相の個人口座に振り込まれたというもので、サラワクレポートに加えて、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことにより、国際的にも大きなニュースとなり、日本でも報じられるに至りました。

マレーシアの通信マルチメディア委員会は、昨日、国家の安定を乱す行為があったとして、サラワクレポートへのアクセスをマレーシア国内でブロックしています。サラワクレポートは、「サラワク」と、東マレーシアの地名を使っていますが、ロンドンに拠点を置く告発サイトで、ナジブ首相のこの疑惑を追及し続けています。政権トップの不正を告発するサイトをブロックするというのは、よっぽどのことで、それだけ影響が広まることを恐れているとも言えます。

Sarawak Report

昨日このサイトへのアクセスがブロックされたと、マレーシアの各ニュースサイトが報じ、今日はガーディアンなど海外メディアにもニュースが出ています(日本のメディアには出ていないようです)。

Sarawak Report whistleblowing website blocked by Malaysia after PM allegations | World news | The Guardian

サラワクレポートのFacebookページでもこの状況を確認しています。すでにサラワクレポートからの情報は、他のニュースメディアにもフォローされ、確認済みであり、通信マルチメディア委員会は、サラワクレポートからの更なる情報提供を恐れているのではないかとしています。

Sarawak Report – Sarawak Report has learnt that the so-called…

マレーシアのウェブサイトへのブロッキングは、ISPを通じて行われており、海外アダルトサイトのいくつかは、常時ブロックされています。ブロックされたサイトにアクセスしようとすると、「MAKLUMAN(警告)」と書かれたページが表示されます。
ブロックといっても、DNSサーバの設定によるものなので、プロキシサーバを利用したり、DNSサーバの設定を変えるだけで簡単に回避できるので、あまり深刻な問題とは認識されていないように感じます。アダルトコンテンツには厳しい国柄ということもあるのでしょう。

アダルトの規制が入り口となって、権力を監視する言論にも規制の手が伸びてくる、とよくいわれます。今回のマレーシア政府の措置は、首相の疑惑に関わる情報を提供するサイトに対して、不確実な情報を振りまいているとして規制するもので、アダルトサイトへの規制と同じ仕組みが、政権トップを批判するサイトに適用されたことになります。これに対しては、すでに弁護士などから批判が出始めています。

Art Harun: Sarawak Report ban is laughable and tragic | Free Malaysia Today

閣僚の一人、農業・農業関連産業大臣イスマイル・サブリ氏は、「マレーシア憲法は表現の自由を保障しているが、名誉毀損、扇動、事実の改ざんや国家への反逆は認められない」として、さらに法的措置をとることを支持しています。

Sarawak Report block: MCMC can stop spread of malicious propaganda | Astro Awani

この記事を書いている間に、サラワクポストへのアクセスが回復したと、The Starが報じました。これで自体は一旦収束すると思いますが、今後の議論にも注目したいと思います。

Sarawak Report accessible again – Nation | The Star Online

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

「図説 日本のメディア」買ってきました。問題提起する帯。 #keiwaim

藤竹暁『図説 日本のメディア』 (NHKブックス No.1196)

以前使い勝手の良いデータブックとして重宝していた「図説 日本のマスメディア」が先月大改訂、「マス」がとれて「日本のメディア」として発売になっていた。

「日本のマスメディア」のアマゾンのレビューはなかなか辛口で、「古い世代が古い視点でマスメディアについてまとめたもの」という趣旨のことが書かれている。その趣旨はわからなくはないが、個人的には「マスメディア」に関する本と捉えており、「Web 2.0」以降のことを知るための本としては期待していなかったので、あまり気にはしていなかった。ともあれ、「日本のメディア」として生まれ変わったこの本。どんな仕上がりになっているか。近く購入してみようと思う。

【追記】今朝(10月8日)、ジュンク堂に行って本を買ってきた。帯を見る限り、タイトルは、自分が予想した通りの理由で、変更したようだ。

「図説 日本のメディア」買ってきました。問題提起する帯。 #keiwaim

Lunch meeting

「ソーシャルランチ」をアルジャジーラが紹介

2人ペア☓2組でランチを楽しむソーシャルランチ。

Lunch meeting

By am4ndas

Facebookベースの実名制と、2人1組でいくという気軽さで、じわじわと支持を得ているようだ。日本のメディアでもかなり紹介されているが、アルジャジーラでも紹介されていた。

Making new connections over lunch in Japan – Asia-pacific – Al Jazeera English

残念ながら新潟ではこのサービスの知名度が低く、まだあまり多くのペアが候補に現れるようになっていない。ランチで人脈を広げるという考え方はそれなりにあって、Facebookを見ると複数のグループが「パワーランチ」の企画をやっているようだが。

4月には大学版も出ていて、大学生同士の交流にも利用できるようになっている。大学生の場合には、社会人よりも自由に動き回れるわけだが、それでもいちおう最寄り駅を中心にマッチングするということになるのだろうか(とすると、東京でも郊外にある大学、まして地方となると、選択肢が非常に狭まることになる。新潟では同じ駅を最寄り駅とする学校はほとんどない)。

ソーシャルランチなどのサービスに対しては、「新たな出会い系では」とか「変な人が現れたらご飯食べられない」といった声も聞こえてくる。ただ、会う人を選ぶのは結局自分(たち)だ。ソーシャルランチのプロフィール欄は、Facebookをベースにして設定される。それぞれが設定したプロフィールを確認して、会うべき人か会ってみたい人かを選別している。そこに、「名刺じゃんけん」のような、「肩書き勝負」の部分がないとはいわないが、もっとトータルに、その人の活動や考えや評判をのぞいた上で、判断が可能になってはいるので、あとはそこに集うユーザたちの行動によって、コミュニティの空気は決まってくるように思う。

ソーシャルランチ

ソーシャルランチが全国対応:新潟でもソーシャルランチを | ICHINOHE Blog

paper.li – TwitterやFacebookを新聞として読む

TwitterやFacebookから「新聞」を発行するPaper.liが日本語化

このブログでも7月に紹介したPaper.liが、いつの間にか日本語化された。TwitterやFacebookの友人たち、Twitterのリスト、ハッシュタグなどから、情報を取り出し、新聞のような体裁にして、毎日ウェブ新聞を「発行」するサービスだ。
paper.li – TwitterやFacebookを新聞として読む

paper.li – TwitterやFacebookを新聞として読む
Twitterを日刊紙風に表示するPaper.li: ICHINOHE Blog

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Amazon Kindle

滑川海彦の ソーシャルメディアメモで、Amazonの電子ブックリーダーKindleが取り上げられていた。

滑川さんのいう通り、日本のメディアはKindleについて、無視に近い状態にある。しかしながら、電子ブックリーダーの普及を妨げている原因が、「画面を読む」ことへの抵抗感にあるのではなく、データ転送を含む操作の煩雑さや値段の高さに起因しているとするならば、Amazonが適切な価格設定を実現するよう出版社と交渉し、携帯電話ネットワークを利用できるようになるならば、これを契機に電子ブックが普及していく可能性もあるように思う。携帯ネットワークを使う場合には、evdoだからつまり、現状ではauと組むしかないということになりそうだ。

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