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家入候補、ハッシュタグで募集した意見から120の政策を発表

かつてリベラル系の政治家の選挙演説で、「しなやか」という言葉がよく使われた。あれは今でもどういう意味で言っていたのか、正確にはよくわからない。保守の強面・マッチョなイメージと対極にある、やわらかいイメージのことを語っているのだということは、なんとなくわかるのだが。

辞書的には、1)柔軟で,弾力に富んでいるさま。よくしなうさま。2)動作・態度に角張ったところがなく,なよやかなさま。たおやかで優美なさま。ということになるようだ。

しなやか とは – コトバンク

東京都知事選の終盤で、家入一真さんは、#ぼくらの政策 でFacebookやTwitterを通じて募集した政策から120の政策を決定し、発表した。

家入一真(いえいりかずま)東京都知事選立候補者 120政策決定

ieiri

都知事選当選に必要な票数は多いので、家入さんが当選するのはかなり困難だと思うが、たとえ落選したとしても、これを発表したことが、社会的には十分な成果ではないかと思う。彼はあらかじめ公約なるものを決めることをほとんどせず(「居場所を作る」ということは言っていた)、未来像をみんなで出し合って、それを政策としてまとめるというプロセスを「可視化」してみせた。どこまでガラス張りで作られたといえるかは、よく見てみないとわからないが、多くの人々のハッシュタグ付き投稿から、賛同できるものをピックアップしたということだろう(どのアカウントのTweetの意見を取り入れたかも、可能な限り明示されている)。

「子育て福祉をしっかりやります」「防災対策に力を入れます」、というような言葉を連呼する政治家は多い。実際には何をやるのか、演説ではよくわからない。また有権者の側も、「しっかりやってくれ。よろしく」と考えるか、関心がないか、いずれにしてもそれ以上深く突っ込むつもりがない人たちがほとんどであった(そして「ネット選挙運動」が禁止されていたため、ソーシャルを通じた「突っ込み」も不可能であった)。実際には、支持団体の意向というのが、それなりに政治家の言動を左右してはいるのだが、これまでそれは表には見えなかった。

家入さんの背後に、支持団体っぽいものが何もない、と考えるのはナイーブすぎるかもしれない。しかしながら、ソーシャルメディアを使って、ボトムアップで政策を作り、そのプロセスを「見える化」し、できあがった制作の束を背負って当選を目指すというスタイルが、可能だということは、はっきり見えてきた。少なくとも政策形成プロセスは透明であるように見える。これで思い出したのが、冒頭に出した「しなやか」という言葉。「しなやか」という言葉は、もうすでに手垢がついていて陳腐だが、柔軟さという意味でいうならば、このような政策形成こそ、よっぽど「しなやか」ではないかという気がしてくる。選挙演説でワンフレーズを連呼する人たちは、リベラルだろうと保守だろうと、ちっとも「しなやか」ではない。

今後こういうボトムアップで政策を選択する政治家が選ばれるべきと考えるか、自分や党が決定した政策を掲げる政治家が選ばれるべきと考えるか。首長の場合には、一人で判断・決断する場面があるわけで、ボトムアップ型の候補者は必ずしも歓迎されないのかもしれない。しかし、議員の場合には、党が政策を作るのではなく、ソーシャルから吸い上げた意見から政策を形成し、そこに類似性のある人達が、離合集散して会派を形成するというような形が、ひょっとしたらできてくるのかもしれない。そんな期待を抱かせるような現象であるように思う。

この現象の面白さが、どこまで票に現れるのか。政策の発表に際して、家入さんがFacebookで出していたメッセージも面白かった。固定電話世代の世論調査と、ネットの民意のギャップが、実際の投票結果にどのように現れるのか。この点も注目したいところだ。

この表を見てください。20代30代40代が動けば時代が変わるんです。どうせ舛添さんだろ、どうせ細川さん宇都宮さんだろ。そう思う方々も多いと思います。でも、もし僕らが動かなくても既定路線がそうなのであれば、僕に賭けて一票入れてみませんか

メディアが報じる予想票数。あれ、固定電話で調査してんだよ笑。僕らの周りはどれだけ固定電話持ってるんだろう。持ってないよね。ネットの民意、若者の民意を見せつけてビビらせてやろう。5人の友達に、それぞれ5人ずつ紹介してと伝えてください。

都市の公共空間とTwitterは「ステージ」

新宿駅を通り過ぎる際に、ホームをハイスピード撮影した映像。まるで時が止まったように、ホームにいる人々の姿を切り取っている。

新宿駅をハイスピード撮影した動画が、人間模様を映し出していてすごい

Adam Magyar, Stainless – Shinjuku from Adam Magyar on Vimeo.

制作したのはベルリンに住む、ハンガリー人の写真家、Adam Magyarさん。作品のコンセプトについて「この作品は、写真と動画の境界に位置づけられるもの。延々と続く、電車待ちの人たちの姿はまさに、生ける彫刻なんだよ」と語っている。

話題になったこの動画に対して、「たつをのChange Log」は以下のように、この動画の面白さを十分に理解しつつある種の「難しさ」をやんわり指摘している。

[を] 肖像権やらプライバシー保護やらでアートを否定したいのではなく自分も同じことをやりたいわけです

でも、これって、肖像権やプライバシーの問題が残ります。撮影された人の許可は間違いなく取ってないだろうからほぼアウト。カメラを向けて拒否されなかったからOK、みたいな話は隠し撮りだから通らない。風景の一部、というには無理がある。これが許されるならグーグルストリートビューで顔をぼかさなくていいよね。

なんかこのへんがクリアされてないとモヤモヤします。

ぐちゃぐちゃ言ってるけど、私はこういうアートを否定したいのではないのです。むしろこれがOKなら自分もこういうことをやりたいと思っているのです。有名アーティストならおとがめなしだけど個人ならダメ、みたいな世界は嫌なのです。

以前、新津美術館の「おんな写真展」を見に行った。過去から現在にかけて、女性たちがどのように生きていたのかを写真で振り返ることができた。非常にリアルな写真が多かったのだが、90年代途中のある段階から、様子が少し変わった。「時代の流れ」で自然な姿を撮影するのが難しくなったと書いてあった。

新津美術館のおんな写真展 | Flickr – Photo Sharing!

というわけで、有名アーティストの側もまた、ストリートで撮影するのは実際にはいろいろと難しい環境にあるように思う。一方、秋葉原では小型カメラがたくさん売られていて、これを使って、極秘に撮影することが可能になっている。有名アーティストであれ個人であれ、まっとうな人は、技術の進化によって「表現者」としての地位を獲得したにもかかわらず、実は撮影することをためらう場面があるということだろう。逆にそんなことは気にしない「ならず者」は、やりたい放題になっているのかもしれない(実際カメラの高機能化の結果、駅での盗撮で逮捕されているケースは少なくない)。

都市に暮らす人々は、匿名化された「群衆」の一人として生活している。自分は東京から離れて10年以上がたち、お店に行けばバイトしている学生に会い、道を歩いていると知り合いに会うという環境にすっかり慣れてしまったが、最初はとても息苦しかった。東京に出張で出てくると、ほっとしたのをよく覚えている。今でも、東京を歩いていると、人の目を気にしないでよくなるために、ちょっとだけ気分が楽になったと感じることはある。

この「匿名化」された空間は、「冷たい」とはいうもののどこか居心地がよいところもあり、そこにどかどかと入り込んで撮影するというのは、権利以前に、撮られる側には抵抗がある行為なのだろう。もちろん、田舎の村にどかどかと入り込んで撮影するのも抵抗はあるだろうが、田舎の場合には「入り込む」という段階で「抵抗」がはじまり、「あんただれ?」という状態になるので、やや状況が異なる。新潟の都市部では村のようにはならないが、街を歩いていて知り合いに会う可能性は決して低くないので、完全に「匿名化」された気分で街を歩いている人、電車に乗っている人は少ないはず。

匿名化されているはずの都市住民のプライバシーは、突然何かの拍子で暴かれる。悪気がある場合もそうでない場合もある。この現象は、個人的に使っているつもりのTwitterアカウントでの発言が、ある時突如として注目を浴び、RTされ、まとめページに掲載されていくというのに、構造は似ているように思った。

ステージに上がっているつもりは全くないのに、突然スポットライトを浴び、幕が開き、多くの観客の前にさらされる。どちらのケースもその点では似ているのではないか(自分でTweetした結果か、勝手に見知らぬ誰かに撮影されたかという違いはあるにしてもだ)。だからどうすべきだということはないけれども、都市の住民というのは、公共空間ではいつ幕が開いているかわからないという状況にあり、それはある意味でやむをえない部分があるということを前提にした上で、たとえばそれが意に反する形で別の情報と結び付けられないようにする方法を考えるとか、実質的な悪影響を最小限にとどめる仕組みを、考え始めたほうがいいのかもしれない。

2020年オリンピック開催地は東京に:新潟は「2番手キャッチャー」としてがんばろう


2020年のオリンピック開催地が、東京に決まった。

Ginza, Tokyo, Japan

語学力のハンデがある中で、ゆっくりと伝わるような英語のプレゼンを準備していた東京チームのプレゼンテーションは、結果的に高い評価を得たようだ。滝川クリステルさんがフランス語で行った「お・も・て・な・し」プレゼンも、日本人にはかなり受けている。委員にもウケはよかったのではないか。現金の入った財布もちゃんと帰ってくるという点も。

プロモーション動画の評価も高い。

また、福島第一原発からの汚染水問題が注目を浴びる中、安倍首相自身が安全性を確約したことが大きかったという評価の一方、先行きが見通せないのに、安易に確約したという批判もある。もちろん福島での問題解決が見通せない中で、東京だけ安全宣言を出して、抜けだしていこうということに対する、気持ちの上での反発もあるだろう。

招致活動においては、「東京には福島原発の影響がない。東京には原発は一基もない」というしかなかった。それは理解できる。批判は覚悟の上で、安倍首相は「東京は安全で問題ない」といったはず。しかしその言動が、地方のことなど眼中にない東京の人々の傲慢に見えるというのも、これまた致し方のないところだ。

恥ずかしながら、自分の東京時代も、地方での出来事にはあまり関心がなかった。地方同士もお互い、他の街のことには関心は薄い。そう考えると、実は東京の人だけが問題なのではないのだろう。自分のところが便利ならば、他に目が向かないのは自然なこと。

さて、ますますメガシティ東京のパワーが増していく中、自分が暮らす新潟としてはどうするべきなのか。もちろん経済的には、東京の力からの反射にたよる部分が大きい。だがそれと同時に、「東京から2時間で行ける『裏』日本の拠点都市」として、あるいは、太平洋側で南海トラフのような大災害起きた時のバックアップ都市として、魅力を高めていくことが大事になるだろう。なかなか出番のこない2番手キャッチャーのような存在。あるいは、2番手ゴールキーパーのような存在だ。
出番を待つしかないが、しかし出番がきたときには、それはレギュラー選手の怪我、おそらく相当な大怪我の結果なので、出番が来たとしても喜べるような状態にはないだろう。

新潟ソーシャルメディアクラブのゲストとして、これまで何人ものブロガーその他発信力のある人達に、新潟に来ていただいた。新潟に来るとみなさん等しく、(リップ・サービスもあるだろうけど)「案外良かった新潟」という印象を語って帰る。新幹線の終着駅だけど、そんなに遠くはないし、雪が多いと思われているけれどもそれほどでもなく、そこそこの規模の都市機能がある。これらについて驚かれるということはつまり、東京人には新潟についての具体的な印象がほとんどないということだ。別の言い方をすれば、なかなか出番がないけど、たまに出てくると強肩を発揮するキャッチャーとして、自力はそこそこあるということかもしれない。

住んでいる人たちが、内向きに小さくまとまるのはあまりよくない。外に向かっても自分たちの街の良さを伝えられるようになることも必要なように思う。

慶應義塾大学の「グローバル動画」が話題に

東京の大手私大は、どこも「グローバル人材育成」を掲げ、留学生募集にも熱心に取り組んでいる。その中で、慶應義塾大学がとりわけ熱心だったという印象はないのだが、何も取り組みが無かったわけではないはずで、単に自分が知らなかっただけなのだろう。

ここ数日話題にのぼっているのが、以下の動画。

最初は「大学生が作った」という体裁なのかなと思ったが、そうではなく、Director/Producer/Editorは、Tim Whiteという著名な映像作家であった。出演している男性が、慶應義塾大学の留学生ということなのだろう。一見してプロの作った映像だとは思ったが、ひょっとして学生が全部作ったのかな?と思ってしまった。教員の名前が「Thanks to」にずらっと並んでおり、当然大学側もかなり制作に関わっているのだろうが、制作はTim White氏をはじめとする外部スタッフのようだ。

Tim White氏はオーストラリア出身で、おそらく東京生活の経験はほとんどないのではないかと思う。新旧の東京のエッセンスをうまく拾い上げて統合し、そこに六大学野球など、慶應での大学生活を重ねあわせている。「これでは『東京ライフ=慶應義塾ライフ』ではないか」というツッコミが他校から入りそうなところだが、そこはあえて無視をして、大胆に東京生活と慶應義塾大学を融合させている。たぶん東京生活の長い人であれば、このように大胆に慶應義塾と東京を結び付けられないような気がする。

ともあれ、映像の力は強く、「東京体験」「日本体験」へのワクワク感を、うまくかき立てている。新潟を含む地方都市や地方都市の大学は、自分たちの独自性を、これとは別のアプローチで考えてみるべきところだ。残念ながらこの作品と同じクオリティを出せるところはそう多くはない(プロに頼んでも難しいだろう)だろうが。

まずは、留学生が大学のある街を紹介する、このパターンの動画から作ってみるべきか。

弘前市が中国語の観光PR動画を作成:ナビゲータは弘前大学の留学生 | ICHINOHE Blog

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

今年は2,3年生で一戸ゼミ東京研修旅行を実施

2月22日、今年も東京研修旅行を実施、学生7名とともに、昨年と同じコースをまわってきた。各社関係者の皆さん、大変お世話なりました。

今年はフジテレビ、JSOCに加え、ニッポン放送も訪問:敬和一戸ゼミの東京研修旅行(2月実施分) | ICHINOHE Blog

過去2年間は4年生がほとんどで、すでに進路が決まってしまってからの研修となっていたが、今年は4年生の参加はなく、2−3年生で実施した。フジテレビ、ニッポン放送、LACの3社に、新潟の大学生が就職するのは容易ではない。しかしそうだとしても、就職活動中の3年生にとっては、「東京で働くこと」のイメージが立体化するよい機会になったはず。2年生にとっても良い心の準備になったであろう。

フジテレビでは、例年番組のスタジオセットで撮影させていただいているのだが、今回は生放送中だったために断念。ただ生放送中の様子を外側からのぞくことができ、かえってよかったのではないか。送出マスターや広報など、裏方の仕事も垣間見ることができたので、今年もよい勉強になったと思う。

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

ニッポン放送は、オールナイトニッポン45周年のキャンペーン中で、花がたくさんとどいてお祝いムードであった。インターネットラジオのSuono Dolceを含めた全体を学ぶことができた。

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

LACのJSOCでは、アナリストの監視業務の内容や攻撃の実態、さらにはスマートフォンに忍び寄る脅威の実態について、非常に具体的なお話をいただき、JSOCの運用の様子も勉強させていただいた。

山城研究員のテレビ出演情報。
スマートフォン | ザ・ベストハウス123 | TVでた蔵

JSOCのご案内 | セキュリティ情報 | 株式会社ラック

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

Tokyo Study Tour 20130222 / 一戸ゼミ東京研修旅行

この日は「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢」実行委員会の例会が開催されており、学生たちの多くも、会議終了後の懇親会に参加させていただいた。昨年の越後湯沢に参加した学生も数名参加していたため、社会人スタッフの皆さんと再会する機会ともなった。なかには電車に乗り遅れて、スタッフ・メンバーのお宅に泊めてもらう学生も出てきたり、、、。ご迷惑をかけてしまったが、学生たちには得がたい経験になったであろう。

今回は1泊して翌日も集まるメンバーはいなかったので、当日で現地解散となった。

新潟の学生たちにとって東京は、「きらびやか」であるが、「遠い」「こわい」という、イメージのようだ。しかし、東京でも人々は普通に働き、生活している。生活し始めれば、大変なこともあるけれど、可能性もある。新潟の「まったり」とした空気の中で、よい職場に恵まれるならばそれもよいのだが、どんなに劣悪な環境の職場であっても、とにかく新潟にいられればよいという考え方は、(家庭の事情があるのではない限り)一度疑ってみたほうがいいのではないかと思う。

最終的には自分で決めることではあるけれど、就活を始める前に、一度「ディズニーランドではない東京」「修学旅行ではない東京」を見るというのは、非常に重要な機会なのではないかと思う。

Twitter Japan

Twitter Japanでインタビューを受けてきた

先週木曜日にTwitter Japanから連絡をいただき、ちょうど金曜日に上京予定だったので、六本木にあるTwitter Japanを訪ね、インタビューを受けてきた。内容は、大学でのTwitter利用の経緯、実態、課題などであった。早くから大学でのTwitter利用に取り組んできたことに注目していただき、授業での利用のみならず、広報や教務が積極的に活用している様子も見ていただいていて、大変光栄であった。

Twitter Japan

Twitter Japan

授業で全員が登録しようとすると、すぐに拒否されるようになるのだが、すぐには解決できないだろうが、改善してもらえるようお願いすることはできた。Twitter Japanではすでにこの事態を把握しているようだった。期待したい。

学生のプライベートな利用を保証しつつ、どのように学校での利用を促進するかといったデリケートな問題、炎上の問題など、デリケートなところについても、率直に自分なりの考えを語ってきた。サービスの改善に何らかの形で役立ててもらえたらうれしい。

社内には、ハドソン湾での飛行機不時着など、過去Twitterで共有された有名な出来事が、写真とTweetで紹介されているパネルが、何枚か貼り付けられていた。

Twitter Japan. 過去の話題になったTweetを展示

さえずる鳥たち。
Twitter Japan

おみやげに、各種Twitterグッズをいただいた。どうもありがとうございます。
Twitter

Call me maybe from TOKYO

ローラ出演 “Call Me Maybe” from TOKYOは「東京☓Lip Dub」のよい作品に

Carly Rae Jepsen「Call Me Maybe」のLip Dub。いろんなバージョンが発表されていて、マイアミ・ドルフィンズのチアリーダーの動画が人気だという記事は、以前に書いたが、日本からも9月にタレント、ローラのバージョンが公開されている(ということを敬和の広報入試課ブログで教えてもらった)。

Call me maybe from TOKYO

敬和学園大学リップダブ – 敬和学園大学 新潟県新発田市にあるリベラル・アーツ大学

ローラバージョンは、浅草の隅田川沿いで撮影されていて、ローラをメインとしつつ、バックにはモデルやダンサー(踊れる人とビジュアルの人がいる感じ)が脇を固めた作品になっている。Universal Music Japanから公開。いわば公式Lip Dubということになる。東京の美しい風景と現代日本女性の組み合わせで、「from TOKYO」というにふさわしい、「東京☓Lip Dub」のよい作品に仕上がっており、再生回数も一ヶ月470万回と、十分な口コミ効果をもたらしているといってよいだろう。

マイアミ・ドルフィンズのバージョンは、リミックスバージョンなど複数アップされているので、正確なところはわからないが、公式と思われる以下の動画は、4ヶ月で1300万ほど。そう考えるとローラバージョンは、健闘していると言えるだろう。

マイアミ・ドルフィンズのチアリーダーによる「Call Me Maybe」のLip Dub | ICHINOHE Blog

Cha Su Ramen at Ezogiku - 2

西早稲田のえぞ菊本店が10月28日で閉店

ラーメン店の競争激しい、早稲田、高田馬場界隈で、長らく営業を続けてきたえぞ菊本店が、10月28日で閉店すると知った。Tweetで教えてもらって、検索してみたら、すでに食べログに張り紙の写真がアップされていた。閉店するのは西早稲田駅の近くにある「本店」のほうで、早稲田通りの店はそのまま営業を続ける。

Cha Su Ramen at Ezogiku - 2

by roland.

自分が学生だった頃は、まだ副都心線はなく、明治通りの中途半端な場所にあるこの店には、そんなに行く機会はなかった。しかし早稲田生の間では、早稲田通りのお店のほうが立ち寄りやすいし、店も多少新しいが、味は本店の方がたしかだという評判だった。

その後本店はきれいに建て替えられたようだが、この新しい店に行くことはなかった。そもそも北海道にしばらく住んでいた自分にとって、札幌ラーメン横丁で観光客向けに出されているスタイルのラーメンを、わざわざ東京まで来て食べようとは思わなかった。

今日知らせを聞いて、検索してみたら、自分がかつて見た懐かしい店構えはすでになく、すっかりこぎれいな店になっていた。そのいつのまにかこぎれいになった店が、にもかかわず閉店するという、非常に複雑な状況だ。たぶんこぎれいになったのは、随分前のことだろうから、自分の記憶の中にあるえぞ菊本店は、一昔ではなく、二昔前のものなのだろう。

ちなみにえぞ菊は、都内数店舗のほか、随分前からハワイにも進出している。「本店」は閉店するとのことだが、都内の他の店は営業するということなので、おそらくハワイでも食べられるのではなかろうか。

上京したばかりの頃、東西線の黒ずんだ柱が嫌でした。まだ、自動改札ではなかった。ハサミの音が懐かしい。 #tokyo

薄汚れた東西線ホームに立って初心に帰る

今日は「Newslabおおつち」のイベントを見に行くため、地下鉄早稲田駅を利用した。新宿からのバスルートを忘れてしまい、ホテル近くの停留所に行ってみると、そこからは「練馬車庫行き」しかでていなかった。練馬車庫行きは山吹町あたりを通るのだが、若干遠いので、引き返して、都営新宿線で九段下に向かい、東西線で早稲田へ。

ちょっと遅れそうだなと思いつつ、ホームの真ん中を見たところで、一枚写真を撮った。

上京したばかりの頃、東西線の黒ずんだ柱が嫌でした。まだ、自動改札ではなかった。ハサミの音が懐かしい。 #tokyo

上京してすぐに暮らしたのは、落合のアパート。通学には自転車も使った(東西線の終電を逃してから歩くのは大変なので、夜中にダンキンやミスドで話し込む日には自転車を使った。ちなみどちらのドーナツ屋も、今はもうない)けれど、主な交通手段は東西線だった。東京に住んでいた頃は、就職してからも、時間は過去と「連続」していたので、薄汚れた東西線のホームに立ったところで、特に感慨はなかった。しかし、北海道、新潟と渡り歩くようになってからは、東西線のホームにたつと、かつての東西線の風景やその頃の気持ちにときどき引き戻されるようになった。

薄汚れたホームに、なんとも言えない不安感を煽られ、「こんな場所で生きていけるのだろうか」と思ったのは最初の一ヶ月ぐらいだっただろうか。そのうち東京での生活が「標準」となり、そのまま11年過ごした。東京を離れてみると、東京人がいかに自分の生活が当たり前と思い、東京以外の生活環境を理解していないか、いやなにより自分自身が、いつのまにかそのような「東京人」になっていたことに、驚かされた。したがって、思い出すのは受験生の頃の早稲田駅や、入学直後の早稲田駅の風景と、そのころの自分の気持ちだ。

リマインド効果をもたらす東西線だが、今日も九段下の柱は薄汚れていた。改札は自動改札になって、何年たったのだろう。カチカチというハサミの音が途切れなく鳴っている、地下鉄の音風景もまた、とても懐かしい。

カチカチという音がなる風景は見つからなかったが、80年台の地下鉄の映像を見つけた。

「こんな場所で生きていけるのだろうか」と思ってから、かなりの時間が過ぎた。大学に職を得た自分は、毎年、その頃の自分と同じように、期待と不安を抱く若い世代と接するようになった。今の現役学生の殆どは、薄汚れた柱を自分が見ていた時代には、まだ生まれていなかった人たちだ。でも期待と不安の気持ちはたぶん同じはずで、その現れ方が違うだけではないかと思う。彼らの気持ちに自分なりの立場でよりそいつつ、自分自身は、かつて抱いていた気持ちを思い出して、またチャレンジを続けていこう。

いろいろ調べていたら、葛西に地下鉄博物館というのがあるらしい。東京にいると見向きもしなかった気もするけれど、ちょっと行ってみたくなった。

地下鉄博物館

地下鉄博物館:ウィーン・福岡旅日記:So-netブログ

Tokyo

総研大でゲスト講義

昨日2コマ目(?)は、お声をかけていただき、総合研究大学院大学のICTビジネス論でゲストスピーカーをやらせていただいた。

Tokyo

この授業でお話するのは、一昨年に続いて二回目。そんなに大げさなお話はしておらず、ソーシャルメディア関連の最近の動向についてご紹介するという内容なのだが、ポイントはEnglish Medium、英語で議論するというところ。

といっても、ほとんどの人が日本語を解するので、海外で「逃げ道」のない状態でお話するのとは異なり、「やせ我慢」で英語で話すという形。参加者も院生だけでなく、半分は研究者で、いろんな議論ができて楽しかった。特にLINEの急速な普及をどう見るかというのは非常にホットな話題。ちょうど昨日WBSで特集されるというので(しかも取材された方々も参加者に混じっていて)、皆さんの関心も高かった。

その後参加者の皆さんと、東新宿のイサーン料理店で食事。遠慮せず辛くしてくれというリクエストしたところ、ソムタムをはじめとして、みんな悶絶する辛さになった。東新宿駅からも近いので、次回また行こうと思う。