カテゴリー別アーカイブ: China

CGTN

南京事件80周年報道と山本武「一兵士の従軍記録」

2017年12月13日は、南京大虐殺から80年。中国の英語チャンネル「CGTN」でも、南京大虐殺特集が組まれていて、南京事件当時の現地の様子を映像に記録したジョン・マギー氏の孫が登場したほか、南京大虐殺が起きた背景に関する専門家へのインタビューなどが放映されていた。

ジョン・マギー – Wikipedia

日本では、「習近平氏は、自ら演説しなかった」という点に着目、日中関係に配慮したのではないかという憶測/分析が流れた。

習主席、出席も演説せず=南京事件80年、対日配慮か-中国:時事ドットコム

日本人の動きについては、あまり記事をみなかった(もっとも当日の日本メディアをちゃんとチェックしていないのだが。)が、中日新聞が、福井県から南京での法要(仏教式なので、おそらく政府主催のものとは別)に参加した男性のことを報じている。

南京大虐殺、現地法要に福井の男性参列:福井:中日新聞(CHUNICHI Web)

1937(昭和12)年の南京大虐殺から80年の13日、父親が南京攻略戦に従軍した元鯖江歩兵第三六連隊兵士だった福井市の男性が、中国・南京で営まれた平和法要に参列した。日中韓の僧侶と共に追悼した男性は「これで許してもらえるとは思わない。これからも戦争をするなという父の言葉を伝えなければ」と話した。

山本富士夫さんの父、山本武さんは、南京事件の際にも従軍しており、そのときの記録を自費出版しているそう。

調べてみると、山本武「一兵士の従軍記録」という本で、自費出版であることもあり、入手は困難なようだ。福井県立図書館、福井市立図書館には所蔵されている。

山本武の「陣中日記」を読みたい。県立図書館や福井市立図書館で読めるとインターネットに書いてあった。 | レファレンス協同データベース

このほか、おそらくほぼ同じ内容の「翻刻版」として、隼田嘉彦「山本武の『陣中日記』」が、福井大学教育学部紀要に掲載されている。

CiNii 論文 –  山本武の「陣中日記」-上-

中国女性の性格は、南北でかなり違うらしいという動画

上海発の「馬馬虎虎」という動画シリーズ。制作はTMD Productionとなっている。

中国でいろいろな人と話していると、標準語の中にも地域ごとの方言が混じりやすい地域があったり、そもそも考え方が違ったり、地域差があるという話をきくことがある。標準語である普通話が浸透する一方、全く違う言語だといういわゆる「方言」は、出身者の間でしか通じないともいう。日本人「方言」の感覚と、中国のそれはやや異なるのではないかと感じるが、いまだにうまく整理がつかない。

ともあれ、典型的な人間像が南北で違うというのもあるようで、女性の性格がどのように違うか、ステレオタイプとしての南北女性の違いを示しているのが以下の動画。英語の字幕もついているが、あまり読まなくても、趣旨は伝わるだろう。

気が強く、お酒も強いのが北の女性というイメージのようで、非常に興味深い。日本でも北のほうが、お酒が強いイメージがあるけれども、女性の気が強いというイメージはあまりないような。

検閲を避けて潜る中国のソーシャルメディア、炎上を恐れて退潮する日本のソーシャルメディア

中国版Twitterと呼ばれている微博(weibo、ウェイボー)が、 米ナスダック市場に上場しました。ロイターは、微博自身による米ナスダックへの「デビュー」とならんで、微博の著名ユーザであって懲役8カ月の刑で服役していたチャールズ・シュー氏が釈放されたという、もう一つの「デビュー」について報じています。

2つの出来事のタイミングは偶然の一致に過ぎないが、上海に拠点を置く微博にとっての根本的な試練を浮き彫りにした。すなわち、中国で驚異的なマイクロブログの伸びによって発展を遂げた微博が、国際的なソーシャルメディア企業の一員として定着できるかどうかだ。

焦点:米上場の「微博」、中国政府の検閲への対応が課題 (ロイター) – Yahoo!ニュース BUSINESS

FacebookもTwitterも、株式市場に上場して「表舞台」出てくる段階では、すでにユーザ数の伸びも「踊り場」に差し掛かっていたという印象ですが、今回の微博も中国での盛り上がりのピークは過ぎていたという見方があります。

過去1年間はネット上で影響力を持つ評論家の身柄拘束が相次ぎ、そのおかげで微博のユーザー数が減少した可能性があるとする調査結果も出ている。

英テレグラフ紙と上海の華東師範大学が1月に発表した調査によると、政府がコンテンツ投稿の際に実名の表示をユーザーに義務付けたことを受けて、微博の投稿数は2012年のピークに比べ70%も減少したという。

焦点:米上場の「微博」、中国政府の検閲への対応が課題 (ロイター) – Yahoo!ニュース BUSINESS

FacebookやTwitterは、中国からのアクセスが制限されていることはよく知られています。情報流通をコントロールしたい中国政府にとって、政権の安定をゆるがすような発言が、コントロール不可能な状態で流通することは、なんとしても避けなければならないということでしょう。一方、微博はTwitterに類するサービスでありながら、中国国内でのアクセスが認められ、成長してきました。微博は中国政府によるコントロールが及びやすい中国国内の事業者です。実際政府を批判する発言が削除されることもあります。チャールズ・シュー氏のように買春の罪で起訴されるようなケースでも、これまでの微博での発言がチェックされていたと見られているようです。

中国政府は、コントロールしやすいはずの国内事業者微博での投稿ですら、手を焼いているということでしょう。反政府的な発言、少数民族問題などにとどまらず、鉄道事故などでの政府対応への批判や公務員の汚職の告発などもあるようです。今回、ユーザの投稿数が激減した背景には、動画投稿に対する実名登録の義務付けなど政府による規制強化の影響があると見られています(とはいうものの、アクティブユーザはむしろ増加していると、微博側は発表しています)。

微博を去ったユーザはどこに行ったのか。受け皿になっているのはメッセージングサービスの微信(ウィチャット)です。私も先月の中国出張を契機に、出張先のカウンターパートとのやりとりに、このサービスを使ってみることにしました。微信は、日本のユーザに普及しているLINEの中国版というべきサービスで、世界的には、Facebookに買収されたWhatsAppをあわせて、世界を三分しているメッセージングサービスの一つです。「三分」とはいうものの、微信の場合には圧倒的に中国、LINEも日本での強さが際立っている状態です。メッセージングサービスですので、LINE同様に友人同士の閉じたコミュニケーションに使うのが一般的ですが、「モーメンツ」という、LINEでいう「タイムライン」のような機能があり、これがFacebookのタイムラインのような、近況を広く友達に伝えるためのツールになっています。

日本がLINE、中国が微信と、サービスこそ違いますが、全公開のソーシャルメディアから友達間の閉じたコミュニケーションに閉じ始めている点では、共通した傾向が見て取れます。欧米でもWhatsAppが普及してきていますので、ひょっとすると全世界的に、「ソーシャル疲れ」が出ているのかもしれません(日本の場合には、閉じているLINEが、閉じているがゆえにいじめの温床になったりもするわけですが)。オープンなソーシャルメディアの「退潮傾向」は、世界的な流れというべきなのかもしれません。

ただし中国の場合には、政府からの検閲をまぬがれて情報を交換しようという人々の欲求があり、そのために使われるサービスが微信に移りつつあるという側面があるでしょう。その証拠に中国政府は、本来プライベートであるはずの微信でのメッセージのやり取りまで、監視しているという報道も出ています。

WeChat(微信)を使うと、中国国外のユーザも当局の検閲下に – THE BRIDGE

日本の場合には、Twitterでのうっかり発言で炎上し「私刑」を受けるという現象があり、これもまた、メッセージングサービスに人々が移行している原因の一つではあるように思いますが、政府による「検閲」を恐れてメッセージングサービスに移行するという人は皆無でしょう。しかし、モラルに反することを書くのはけしからんといわれるのと、社会秩序を乱すことを書くのはけしからんといわれるのは、同一線上にあるようにも思います。「けしからん」というのが権力なのか社会全体なのかという点はもちろん大きな違いなのですが。「けしからん」と社会から糾弾される個人を、完膚なきまでに叩き潰そうとする「炎上」現象に対し、何らかのセーフティネットが用意できないという点では、日本もあまり褒められた現状にはありません。

また、日本のメッセージングサービスも、青少年保護の観点で、監視への圧力が高まっているように見えます。つまり青少年への犯罪行為につながるメッセージングサービスでのやりとりを、事業者側がきちんと監視する必要があるのではないかという議論です。実際、ソーシャルゲーム上でのやりとりについては、実質的なチェックが行われています。これもまた、中国と日本で、違う観点ながらパラレルに起きている現象です。青少年保護のために一定の仕組みが必要であるにしても、それが受忍できない個人の権利侵害につながっていかないよう、注意が必要です。

これから微博というサービスは、株式市場でもきちんと評価を受けるよう「オープン」で「自由」なプラットフォームであることを強調するでしょうし、株式市場もまたそれを厳しくチェックするでしょう。日本人としては、中国のサービスに対して向けられる厳しい視線を横目で見ながら、日本の言論空間の自由さをあらためて噛みしめるところもあるでしょう。とはいうものの、中国の現象を見ながら、日本もまた襟を正して、日本のネット言論空間を検証していくべきだとも感じます。

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

蘇州大学の中の東呉大学

今年6月、蘇州大学を再訪した。昨年短期留学プログラムを作った後、蘇州で暴動が起きてしまい、プログラムの遂行が難しくなってしまったところ。今後どのように再開をしていくか、有意義な話をすることができた。

蘇州大学の中に、「東呉大学」と書かれた門がある。東呉大学は、現在台北にある大学だ。東呉大学は、1900年にキリスト教宣教師たちにより設立された大学で、国共内戦ののち、1954年に台北で再スタートしている。

蘇州大学

蘇州での説明では、関西学院大学と同じ人が創立者だということであったが、関西学院大学のウェブでの説明は、やや異なる。もちろん同じ教会の人たちが深く関わっており、関連性は深いのだろう。

中国語研修(蘇州大学) | CIEC 国際教育・協力センター Kwansei Gakuin University Center for International Education and Cooperation

前身の東呉大学は本学と同じ南メソジスト教会の宣教師によって創立され、本学創始者のW.Rランバス先生の妹夫婦がその創立に大きく関与しています。

その後残ったキャンパスは、再編を何度か経て、1982年から「蘇州大学」になっている。1900年当時の建物がいくつも残っていた。

南京でゆったりできる場所、先鋒書店

昨日から出張で南京へ。仕事の後、昨年見つけた先鋒書店という雰囲気の良い書店に行ってきた。今回初めて気がついたのだが、もともとは地下駐車場だったところ。真ん中の線が中央線だということに、ようやく気がついた。

先鋒書店 #nanjing #china

ブログ記事などを見ると、どうもさらに元をたどると防空壕だったようだ。「南京大学の第二図書館」とも呼ばれているとか。非常に広い店内には、オリジナルの絵葉書その他のグッズも豊富においてあり、本の種類も、中国風の商業的なものばかりではなく、思想、歴史、宗教、芸術など、いわゆるインテリ向けの本がそろっている。また店内にはソファーも多数完備され、飲み物を持ち込んでゆっくり「座り読み」をしている人が多数いる。しまいには居眠りしている人もいるのだが、犯罪が起きるような雰囲気はない。中国の都市にありがちな、落ち着きの無さとは無縁の場所だ。

東京で言うと「青山ブックセンター」のイメージ。だが、私の知っている東京の書店にはないぐらい、さらに上をいくゆったりさだ(外とのギャップのせいかもしれないが)。

トークイベントを行うイベントスペースもある。前回来た時には、クラシック音楽についてのトークイベントが行われていて、音楽評論家なのか、アーティスト然とした人が、コンサート映像を映しながら、若い世代とワークショップ形式で対話をしていた。

今回はイベントが行われていなかったが、明日台湾の詩人がやってきて、上海交通大学の教授らと対談するイベントが組まれていた。店頭でポスターを見た若い女性が友だちに電話をかけて、「有名な上海交通大学の教授が来る。どうしても聞きたいから一緒に行こうよ」と話していた(とあとで教えてもらった)。

先鋒書店 #nanjing #china

併設されたカフェもゆったりした空間。おそらく書店内の本を持ち込んで、カフェ内で「座り読み」もできるのではなかろうか。

先鋒書店珈琲館 #nanjing #china

今日はローズコーヒーという謎のコーヒーを試してみた。バラの香りのする、甘いコーヒーだった。

Rose Coffee #nanjing #china

南京では、場所柄、日本人出張者はどうしても、緊張をしいられることになる。しかし先鋒書店に行くと、日本の小説の訳書や日本をテーマとした本がたくさん取り扱われているし、知性の高い人達が集まっている雰囲気なので、かなりリラックスすることができる。もと防空壕ということで、少し「隠れ家」っぽい雰囲気もあるので、南京の知識人コミュニティに、自分自身が守られているような気持ちにもなる(勘違いかもしれないが)。

検索してみたら、以下のような記事が出てきた。

「先鋒書店」―南京のインテリさん御用達:南京日本人会事務局だより:So-netブログ

EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | コラム

先鋒書店 | nihao!南京

先鋒書店には、Weiboのアカウントがある。

南京先锋书店的微博 新浪微博-随时随地分享南京先锋书店的新鲜事儿

Jiangsu, China, 201303

中国江蘇省の高校で敬和学園大学説明会

3/7−9の日程で、中国江蘇省を訪問、毎年恒例となった中国での大学説明会を行なってきた。江蘇省は、上海周辺の沿海部で、先に経済発展を遂げた豊かな地域だ。訪問先は、南京の江蘇卓越日語専修学院とその提携高校。今回は訪中メンバーのスケジュール調整の結果、滞在期間が2泊3日と短くなったが、賞味1日半の滞在で、南京の学院本校に加えて、鎮江、常州の高校3校、あわせて4校で説明会を行うことができた。南京の学院は、1年間で日本留学を目指す集中型の日本語学校で、このコースが江蘇省の高校に「フォーマット販売」されており、いわばフランチャイズの高校が、省内各地で展開されているという状況だ。本当は省内の高校全部を回りたかったのだが、今回は3校のみの訪問となった。
だいぶ事情もわかってきたので、今回は少し説明内容にも変化を加えてみたところ、大変好評で、各会場とも笑顔がたえない楽しい説明会となった。

Jiangsu, China, 201303

敬和学園大学説明会 in 鎮江 #zhenjiang #china #keiwa

敬和学園大学説明会 in 鎮江 #zhenjiang #china #keiwa

Keiwa Lunchのダイジェスト映像は、成田に向かう電車と南京行きの飛行機の中で制作したのだが、これも好評であった。

たまたま学院を訪問してくれた昨年秋から留学している学生も参加してくれて、敬和、新発田、新潟での大学生活について、非常に丁寧に語ってくれた。震災から2年が経過し、日本留学の分布も、西日本偏重から元に戻りつつある。もちろんそうなっても、学生たちの多くは東京や関西を目指すはずで、地理的に新潟のプライオリティは低い。しかし新潟という場所は、「住めば都」の典型なので、先輩の口コミが非常に大事な場所だ。説明に来てくれた彼の言葉には、みんな真剣に耳を傾けていた(でもしっかり笑いもとっていた)。

Jiangsu, China, 201303

「近くて遠い国」という関係は、日中双方にとって、それぞれ当てはまる言葉だ。
北京の大気汚染が懸念される中国だが、上海や江蘇省といった沿海部はさほど深刻な状態にあるわけではなく、マスクをしているのは日本人ぐらいであった。震災直後の中国のパニックぶりと今の日本人の騒ぎ方には、どこか通じるものがあるように感じた(それぞれどの程度シリアスな状況なのかは違うかもしれないけれど)
日本留学をとりまく環境はかなり深刻だ。現地では昨年の暴動以降、日中武力衝突の可能性が煽られて語られており、それは共産党内部の権力闘争の反映だと思っている人も少なくないようだが、そういってもみんなメディアには影響される。留学を目指す学生・生徒たち、さらには保護者にしてみれば、留学先で敵国民として嫌がらせを受けたり、暴力を振るわれたりするのではないかと感じてしまうのだろう。日本留学を目指す学生・生徒たちの間には、今回もかなりの動揺が広がったという。

こうした苦難を乗り越えて、数カ月後の試験に備えてがんばっている学生・生徒たちには、ぜひよい環境で日本留学をスタートしてほしいと思う。

ニューヨーク・タイムズ記者のビザ更新問題で中国政府が見解

中国政府が、ニューヨーク・タイムズの記者のビザ更新を拒否した問題で、中国外務省がコメントを発表している。温家宝首相一族の蓄財問題を、昨年10月、ニューヨーク・タイムズ紙が報じており、この件との関連が指摘されている。

Chinese flag

米紙記者のビザ申請「規定に合わず」 中国報道官、正当と主張 – MSN産経ニュース

米紙ニューヨーク・タイムズのクリス・バックリー記者が中国で報道ビザの更新を受けられなかった問題で、中国外務省の華春瑩報道官は4日の定例記者会見で、手続き上の問題からバックリー氏のビザ申請は「中国の規定に合致しない」と述べ、ビザを延長しなかったことは正当だと主張した。

 報道官は「バックリー氏はほかの外国メディアの記者証を所持しており、雇い主がどの報道機関なのか分からない」と説明。このため、バックリー氏のニューヨーク・タイムズ紙記者としてのビザ申請は規定に合わないとしている。

日本の報道では、「中国の規定」としか言っておらず、正確な法令についての言及はなさそうだ。これだけの懸念が表明されている以上、具体的な事実関係を、可能な限り明らかにしたほうが、中国政府にとっても国際的信用を失わずによいように思われるのだが(と、日本語で書いても仕方がない)。

全く本題と関係ないけれど。いろいろ情報を調べていてわかったのだが、、Wikipedia日本語版に書かれている情報によると、華春瑩報道官は同世代の人であった。

日中の首脳が困難を乗り越えた様子がよくわかるドキュメンタリー「1972年“北京の五日間”こうして中国は日本と握手した」

田中角栄総理と大平正芳外相が訪中し、周恩来総理、姫鵬飛外交部長と厳しい交渉の末日中共同声明を出すまでの5日間について、関係者へのインタビューを中心に構成したドキュメンタリー。日中国交正常化40周年記念で放映され、中国各地でデモ・暴動が起こる中で放送された。

NHKオンデマンド | BS1スペシャル 「1972年“北京の五日間”こうして中国は日本と握手した」(前編)

1972年に「日中共同声明」が締結されて40年。北京での5日間の交渉で、田中角栄、大平正芳、毛沢東、周恩来という“名優”が、いかに困難を乗り越え調印に至ったのか。米中和解と日中国交正常化を中国が相次いで求めた動機は何だったのか。中国側当事者と共産党中央党史研究室へのインタビュー、残された会談記録や回顧録から解き明かしていく。(前編)

現在も日本の世論は対中強硬派が主流。中国側も表面的にはそのように見える。40年前の両国の力関係は、現在と異なるけれども、日中それぞれの代表者が、それぞれ脆弱な国内基盤を懸念しつつも、合意できる突破口を探し、決断していった様子が非常によく理解できた。もちろん、「ご迷惑」発言が波紋を広げるなど、日中の思わぬ行き違いには、日中の立場の違いを理解する難しさも感じさせられる。

添了麻煩 – Wikipedia

日本側を代表した田中・大平両氏が、難しい状況をどのように突破し、現場で決断したのか、その決断力・胆力を覗きみることができる。国内だけで勇ましいことをいうだけでなく、相手の立場を踏まえて、外交で突破口を見つけるというのも、政治家の大事な能力であろう。このご時世の中でとりわけ、強く感じるところだ。

後半では、中ソ対立の中で追い込まれていた中国の立場が、文革の様子とともに、詳細に紹介されていて、これまた面白い。

朗読を担当した林丹丹さんは、オスカープロモーション所属の女優で、お父さんが日本人、お母さんが中国人とのこと。日本語、中国語、英語での朗読をそつなくこなし、北京の街かどや日中の交渉に使われた場所を訪問していた。全体のストーリー展開を邪魔することなく、非常に自然に番組の中に溶け込んでいて、好感を持った。

 

林丹丹オフィシャルブログ&プロフィール Powered by beamie

【可愛い】林丹丹の画像【美人】 – NAVER まとめ

Suzhou, Jiangsu, China

蘇州、同得興のラーメン

暴徒化している反日デモで、一番大きく被害を報じられた街の一つが蘇州。今年の3月に蘇州大学を訪問してから半年をかけて、ようやく短期留学プログラムがまとまろうとしていた矢先に、最悪の事件が起きてしまった。現地で恐怖に怯えている人たち、工場や店舗を破壊されてしまった人たちから見ると、私たちが被った被害など微々たるものだが、正直ショックは隠せない。

ただ、起きてしまったものはどうしようもない。日本人が古都蘇州を安心して訪ねられる日が戻ってくることを願いつつ、蘇州のおいしいラーメンやさんを紹介。

Suzhou, Jiangsu, China

Suzhou, Jiangsu, China

Suzhou, Jiangsu, China

3月に初めて蘇州を訪ねた際に食べたのがこちらの同得興の麺。上海ナビを見ると、お昼までの営業だそう。いわゆる「朝ラー」の店だ。3月に食べたのは紅麺といわれる黒い醤油ラーメンの方。ちょっと濃い目ながら、大変深みを感じる醤油味であった。

同得興 (蘇州)[トンダーシン] | 上海グルメ・レストラン-上海ナビ

もう一つの白湯のほうが定番のよう。日本人好みの澄んだ塩ラーメンといった趣。これもぜひいつか試してみたい。

蘇州-同得興(十全街)|アジアグルメ図鑑

同得興 蘇州はハオチー

中国で楽しむ 蘇州のラーメン「同得興」

同得興 【トリップアドバイザー】

在中国日本大使館の新浪微博、「足袋」のポストが炎上

尖閣問題で緊迫する日中関係だが、在中国日本大使館のWeiboでは、あえて文化的なアプローチで「足袋」についてのポスト。しかしながら、内容に関わりなく、尖閣問題に関するコメントで溢れかえっている。

日本国驻华大使馆的微博 新浪微博-随时随地分享身边的新鲜事儿

Source: weibo.com via Shinya on Pinterest

 

 

 

【日本传统】“足袋(tabi)”,日本式短布袜,袜尖分为大脚趾和其他脚趾两个部分,袜腰到踝部,用挂钩固定。穿传统的草履、木屐时穿“足袋”。 庙会等庆祝活动中,抬神轿和推祭神用彩车的人也穿“足袋”。布袜有各种颜色和花样,正式场合一定要穿白色。“足袋”虽小,可也是日本的传统服饰呢。

現時点でコメントは700件近く。基本的には、「釣魚島は我が領土」とか「釣魚島を返せ」というような内容だ。関係ないポストでもなんでも、とにかく攻撃的なコメントで埋め尽くす。日本人も似たようなことをやっているのかもなあと、少し冷めた目で見ている。