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Chromecastで「テレビ」が変わり、「動画」も変わる

2014年5月28日、GoogleのChromecastが日本でも発売されました。

Chromecast

キャッチフレーズは「オンライン動画を音楽を、テレビで簡単に楽しもう。」。これまでもYoutube動画を検索してテレビで再生することはできたし、テレビにPCを接続することだって出来たわけで、Chromecastで何か革命的なことが起きたわけではないです。でも「簡単に」なったのはまちがいない。値段も手頃なので、さっそく私も1台購入して試してみました。

Chromecast端末をテレビのHDMI端子に挿して、初期設定。iPhoneにChromecastのアプリを入れて、端末をWi-fiに接続。特にトラブルもなく、あっという間に設定が終わりました。Mac Book Airでは、Google ChromeにChromecast拡張をインストールして、こちらもすぐに設定が終わりました。この程度の設定でいいのであれば、自宅だけでなく、いろいろなところに持っていって、出張動画上映会なども簡単にできそうです。

とりあえず試したのはYoutube。再生画面にChromecastに送るボタンが出てくるので、それを押すとテレビに動画が飛ばされて再生されます。動画が一旦テレビ側で再生され始めたら、iPhoneでもMacでも、別の作業をすることが可能です。動画以外に何ができるのかは、まだ試していませんが、Mac Book AirのChromeブラウザでは、ブラウザの画面をテレビに表示させることも出来ました。Slideshareを使えば、スライド表示にも使えます。ケーブルの抜き差しなどは一切不要で、スマートフォン、タブレット、PCなどで見つけた動画やコンテンツを、すばやくテレビに出力し、みんなで共有できます。

ちょっとだけいじってみて感じたのは、これはテレビの見方が変わるな、ということ。これまでも、テレビの視聴時間を、ネット動画が徐々に奪ってきました。若者の間では、テレビは見ないけど、ネット動画は見ているという層がどんどん拡大、学生たちと話していると、テレビ番組の話題はほとんど共有されなくなってきているように感じます。しかし中高年の場合には、テレビ番組の存在感はあまり変わっていません。テレビニュースを見るのをやめて、ニュース動画を見よう、という人はあまりいないでしょう。「ダラ見コンテンツ」としてのニュースを、ネットを介してテレビで見るというのは、やはりちょっと面倒でした。Chromecastは一つのきっかけだと思いますが、このバランスは今後大きく変わっていくかもしれません。ネット動画がテレビ画面にいよいよ侵食してくる一方、テレビ番組のコンテンツも、ネット側に今まで以上に浸透し始めるでしょう。ネットに浸透していくことができるコンテンツはどんなものなのか、有料配信が軌道に乗るならば、ネット配信に適した番組にテレビ側がシフトしていく可能性も高まりそうです。

ネット動画の側にも変化がありそうです。まず一つには画質。高画質の動画が増えてきたとはいえ、大画面で見るには荒い動画も、まだまだ多いです。これまでは「まあネット動画だしね」といっていた低い期待値が変化し、要求水準が上がってくることが予想されます。もう一つは長さ。これまでは長い動画は再生されないというのが定評で、人気動画番組の多くも、非常に短くまとめられたものでした。Ustreamなどで配信した番組をアーカイブした長いコンテンツは、なかなか再生数が伸びませんでした。しかしChromecastが簡単に「ダラ見」できる仕組みを提供したことで、これも変わってくる可能性がありそうです。テレビを「ダラ見」するのではなく、長めの動画を「ダラ見」することも、徐々に広まっていくかもしれません。

実はAmazonに注文したChromecastを受け取り、テレビに接続しようとしたところで、我が家のテレビにはHDMI端子が一つしかないことがわかり、ビックカメラ新潟店に分配器を買いに行ってきました。ビックカメラはChromecastの代理店の一つですが、Chromecastの売り場は、正直盛り上がっているようには見えませんでした。Chromecastは非常に簡単な仕組みでは有りますが、何が起こるのか直感的にはわかりにくく、発売直後に通常のテレビ視聴者が飛びつくまでにはならないということのようです。しかし設定は簡単ですし、値段も手頃ですから、対応するコンテンツが増えてくれば、徐々に利用者も増えてくるのではないかという気がします。

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

IFTTTのAndroid版登場:ソーシャルメディアを「つなげる」だけでなく、日常を「自動化」

複数のソーシャルメディア上の投稿を連携させるサービスIFTTTに、Androidアプリが登場しました。OSの機能をアプリケーション側から操作できるので、条件設定により、自動的に各種の基本設定を変えることができるようです。

Internet上のサービスを繋いで処理を自動化するIFTTTのAndroid版が登場した。そしてこのAndroid版、iOS版と比較するとよりOSレベルの連携が見られるようだ。もちろんこれはAndroidの「レッセフェール」の方針によるものだ。すなわち、アプリケーション側からOSの機能をいろいろと操作しやすくなっているのだ。

インターネットサービスを「繋げて」使うIFTTT、より「自由」なAndroid版がついに登場 | TechCrunch Japan

IFTTTは、If this then thatの略。ソーシャルメディア上の一か所で指定された現象が起きたら、別の指定の場所で、関連するイベントを起こします。たとえば、ブログに投稿をしたら、Facebookにも投稿する。Instragramに写真を投稿したら、その写真をブログにも投稿するといったことです。もともとこうした「マルチポスト」の需要はあり、特定のサイトのフィードをTwitterに自動的に流し込む[http://twitterfeed.com/ twitterfeed]のようなサービスもありましたし、現在はFacebookとTwitterにはそれぞれ、Facebookでの投稿をTwitterに、Twitterでの投稿をFacebookに、それぞれ流し込む設定も用意されています。

(一つの投稿を複数箇所に自動転載、するのとならんで、複数箇所の投稿を一か所にまとめる「アグリゲーション」にも一時期注目が集まり、
FriendFeedというサービスが人気を博しましたが、現在はFacebookに買収されて、あまり利用されていません。)

ソーシャルメディアのメインストリームが、TwitterとFacebookの二強で一度決着してしまった今日、マルチポストの需要もあまりなくなったかに思われましたが、そこに今一度出てきたのがIFTTTということにになります。私自身も、Instagramの特定ハッシュタグの投稿を、Facebookページに自動的にとりこむというようなケースで、IFTTTを使ってきましたが、英語のサービスということもあり、正直日本での知名度は高くないように思います。

今回Android版の登場をきっかけに気がついたのですが、IFTTTが実現するのは、どうやら「マルチポスト」のようなソーシャルメディア間を「つなげる」機能だけではないようです。

レシピ共有用のチャネルで、Android専用のものとしてDeviceにも注目したい。WiFiに接続したり切断した際に、壁紙を変更したり着信のベル音の大きさを変更するようなことができる。他にもlocation、notification、phone call、photo、あるいはSMSなどといったチャネルがある。Android特有の機能を活かして可能性を探るレシピが多く登録されている。

インターネットサービスを「繋げて」使うIFTTT、より「自由」なAndroid版がついに登場 | TechCrunch Japan

レシピというのは、同様の処理を他の人とシェアする機能です。今回Android版のリリースを機に、Android上でこんなことができるよという提案が、レシピとしていろいろ公開されています。たとえば、「オフィスに着いたら、電話の着信音を切って、バイブをオンにする」というもの。当然AndroidのGPSがオンになっているのが条件でしょう。ほかにも「職場を出たら妻にメッセージを送る」とか「最新のInstagram写真を壁紙にする」とか「会議の時間になった電話の着信音を切る」といったものがありました。よく見るとAndroid以外にも、Google DriveやDropboxを使った自動バックアップの機能もあります。これまで人間が行ってきたPCでの操作を自動化し、さらには、生活上のさまざまな動作も、位置情報や時間と連動させて自動化していく方向で、IFTTTは活用できるのですね。

着信音を切るような作業は、人間が自覚的に行ってきたことであり、これを「自動化」するというと、「人間がダメになる」という主張を展開する人もいそうですが、IFTTTの場合には適用条件を決めるのも人間です。おそらくIFTTTの条件設定を面白がって利用する人は、かなり自覚的に条件設定をしていくはずなので、むしろ非常に理性的に、自らの生活をパターン化していくことに喜びを感じる人かもしれません(私はiPhoneユーザなので、この面白さを当面体験できそうにありませんが、そもそもそこまで理性的ではありません)。

あるいは、数カ月前に自分が設定した条件にしたがってスマートフォンが動作し、そのことをすっかり忘れていて、心霊現象ではないかとビビってしまう人は、ひょっとすると出てきそうですね。

サービス同士を連携させて自動でアクションを起こせる「IFTTT」にAndroid版が登場したので試してみました – GIGAZINE

検閲を避けて潜る中国のソーシャルメディア、炎上を恐れて退潮する日本のソーシャルメディア

中国版Twitterと呼ばれている微博(weibo、ウェイボー)が、 米ナスダック市場に上場しました。ロイターは、微博自身による米ナスダックへの「デビュー」とならんで、微博の著名ユーザであって懲役8カ月の刑で服役していたチャールズ・シュー氏が釈放されたという、もう一つの「デビュー」について報じています。

2つの出来事のタイミングは偶然の一致に過ぎないが、上海に拠点を置く微博にとっての根本的な試練を浮き彫りにした。すなわち、中国で驚異的なマイクロブログの伸びによって発展を遂げた微博が、国際的なソーシャルメディア企業の一員として定着できるかどうかだ。

焦点:米上場の「微博」、中国政府の検閲への対応が課題 (ロイター) – Yahoo!ニュース BUSINESS

FacebookもTwitterも、株式市場に上場して「表舞台」出てくる段階では、すでにユーザ数の伸びも「踊り場」に差し掛かっていたという印象ですが、今回の微博も中国での盛り上がりのピークは過ぎていたという見方があります。

過去1年間はネット上で影響力を持つ評論家の身柄拘束が相次ぎ、そのおかげで微博のユーザー数が減少した可能性があるとする調査結果も出ている。

英テレグラフ紙と上海の華東師範大学が1月に発表した調査によると、政府がコンテンツ投稿の際に実名の表示をユーザーに義務付けたことを受けて、微博の投稿数は2012年のピークに比べ70%も減少したという。

焦点:米上場の「微博」、中国政府の検閲への対応が課題 (ロイター) – Yahoo!ニュース BUSINESS

FacebookやTwitterは、中国からのアクセスが制限されていることはよく知られています。情報流通をコントロールしたい中国政府にとって、政権の安定をゆるがすような発言が、コントロール不可能な状態で流通することは、なんとしても避けなければならないということでしょう。一方、微博はTwitterに類するサービスでありながら、中国国内でのアクセスが認められ、成長してきました。微博は中国政府によるコントロールが及びやすい中国国内の事業者です。実際政府を批判する発言が削除されることもあります。チャールズ・シュー氏のように買春の罪で起訴されるようなケースでも、これまでの微博での発言がチェックされていたと見られているようです。

中国政府は、コントロールしやすいはずの国内事業者微博での投稿ですら、手を焼いているということでしょう。反政府的な発言、少数民族問題などにとどまらず、鉄道事故などでの政府対応への批判や公務員の汚職の告発などもあるようです。今回、ユーザの投稿数が激減した背景には、動画投稿に対する実名登録の義務付けなど政府による規制強化の影響があると見られています(とはいうものの、アクティブユーザはむしろ増加していると、微博側は発表しています)。

微博を去ったユーザはどこに行ったのか。受け皿になっているのはメッセージングサービスの微信(ウィチャット)です。私も先月の中国出張を契機に、出張先のカウンターパートとのやりとりに、このサービスを使ってみることにしました。微信は、日本のユーザに普及しているLINEの中国版というべきサービスで、世界的には、Facebookに買収されたWhatsAppをあわせて、世界を三分しているメッセージングサービスの一つです。「三分」とはいうものの、微信の場合には圧倒的に中国、LINEも日本での強さが際立っている状態です。メッセージングサービスですので、LINE同様に友人同士の閉じたコミュニケーションに使うのが一般的ですが、「モーメンツ」という、LINEでいう「タイムライン」のような機能があり、これがFacebookのタイムラインのような、近況を広く友達に伝えるためのツールになっています。

日本がLINE、中国が微信と、サービスこそ違いますが、全公開のソーシャルメディアから友達間の閉じたコミュニケーションに閉じ始めている点では、共通した傾向が見て取れます。欧米でもWhatsAppが普及してきていますので、ひょっとすると全世界的に、「ソーシャル疲れ」が出ているのかもしれません(日本の場合には、閉じているLINEが、閉じているがゆえにいじめの温床になったりもするわけですが)。オープンなソーシャルメディアの「退潮傾向」は、世界的な流れというべきなのかもしれません。

ただし中国の場合には、政府からの検閲をまぬがれて情報を交換しようという人々の欲求があり、そのために使われるサービスが微信に移りつつあるという側面があるでしょう。その証拠に中国政府は、本来プライベートであるはずの微信でのメッセージのやり取りまで、監視しているという報道も出ています。

WeChat(微信)を使うと、中国国外のユーザも当局の検閲下に – THE BRIDGE

日本の場合には、Twitterでのうっかり発言で炎上し「私刑」を受けるという現象があり、これもまた、メッセージングサービスに人々が移行している原因の一つではあるように思いますが、政府による「検閲」を恐れてメッセージングサービスに移行するという人は皆無でしょう。しかし、モラルに反することを書くのはけしからんといわれるのと、社会秩序を乱すことを書くのはけしからんといわれるのは、同一線上にあるようにも思います。「けしからん」というのが権力なのか社会全体なのかという点はもちろん大きな違いなのですが。「けしからん」と社会から糾弾される個人を、完膚なきまでに叩き潰そうとする「炎上」現象に対し、何らかのセーフティネットが用意できないという点では、日本もあまり褒められた現状にはありません。

また、日本のメッセージングサービスも、青少年保護の観点で、監視への圧力が高まっているように見えます。つまり青少年への犯罪行為につながるメッセージングサービスでのやりとりを、事業者側がきちんと監視する必要があるのではないかという議論です。実際、ソーシャルゲーム上でのやりとりについては、実質的なチェックが行われています。これもまた、中国と日本で、違う観点ながらパラレルに起きている現象です。青少年保護のために一定の仕組みが必要であるにしても、それが受忍できない個人の権利侵害につながっていかないよう、注意が必要です。

これから微博というサービスは、株式市場でもきちんと評価を受けるよう「オープン」で「自由」なプラットフォームであることを強調するでしょうし、株式市場もまたそれを厳しくチェックするでしょう。日本人としては、中国のサービスに対して向けられる厳しい視線を横目で見ながら、日本の言論空間の自由さをあらためて噛みしめるところもあるでしょう。とはいうものの、中国の現象を見ながら、日本もまた襟を正して、日本のネット言論空間を検証していくべきだとも感じます。

(Yahoo!ニュース個人掲載記事を転載)

ブラウザを擬人化:セクシーなFirefoxが人気?

学生と話をしていると、ブラウザの種類を意識していないことが多い。Windowsが今以上に強く、スマートフォンもここまで普及していなかった頃は、本当にIE一色だったので、今よりもさらにひどかった。今はMacユーザも増え、なによりスマートフォンでIE以外を使っている人が増えたので、だいぶ状況は変わったようにも感じるが、一応「ブラウザ」という概念は、確認するようにしている。

さて、その「ブラウザ」を擬人化している記事を見つけた。すべて女性のキャラクターである。これなら「ブラウザ」の違いを意識しやすいかもしれないと思ったが、別にブラウザの機能についてわかりやすく図解しているわけではないので、あまり意味が無いか?

The Internet Browser Series @ Mike Roshuk

ブラウザ擬人化

元記事には一応説明があって、IEの女性のシャツは、胸の部分が「e」の形になっているとか、Netscapeは、人々に長らく忘れられた難破船になっているとか。

「火狐」のイメージを脱して、情熱的でセクシーな女性になっているFirefoxが、どうやら一番人気があるようだ。

新潟日報の公選法特集でインタビューを受けました

4月10日新潟日報朝刊4面「潮流時流」というコーナーの、公選法改正によるネット選挙の解禁についての特集で、コメントを掲載していただいた。長野清隆さんの署名記事。いつも写真をとっていただくのだが、自分自身のことをインタビューされた時以外は、採用されたことがなく、今回もこの写真は使われないだろうと油断していたら、意外にも掲載された。

新潟日報ネット選挙解禁特集

ちょうどこの件は、3月末に情報ネットワーク法学会の研究会のプレ討議で話題に出て、藤代裕之さんや西田亮介さんから、いろいろ示唆を受けたところであったので、自分のコメントにはその影響が出ていると思う。

結構強調したのは、「候補者はネットに、辻立ちとか集会の報告を載せたがるけど、それは求められてないと思う」という話。政治家たちはどうやったらメッセージを届けられるのか、というけれど、はっきりいって、辻立ちや集会の活動報告は、全く求められていないと思う。少なくとも、今までリーチできていなかった人たちにリーチしようと考えているのであればそうだ。その意味では、参院選新潟選挙区のある候補の陣営コメントとして「ネットはプラスアルファ(実際に会うのが大事だから)」という意見は、ある種のテンプレだが、それではネット利用はうまくいかないだろう。今まで集会に来てくれたような、いわゆる固定の「支持者」ではなく、実際に会えない無党派の人にどうやってリーチするかというのが、今回の焦点だからだ(つまりそういう無党派層を必要としていないのであろう)。

それと、「ネットのインフルエンサーがかなり踏み込んだ発言をして、選挙結果に影響力を持ちはじめるとすれば、マスコミはどうするべきなのか」という話もしたが、このコメントが採用されなかったのは織り込み済み。でも実際これは考えさせられる問題だろう。有象無象のTweetが、多少の落選運動を起こしても、とりわけ新潟のような地方では、そんな簡単に結果は左右されそうにない。しかし破壊力のあるブロガーが、選挙期間中に何かを発言をすることによって、風向きが変わるということは十分に考えられる。また、「Yahoo!みんなの政治」のような専門サイトが、多様な候補者の情報を、客観的に見せるようにもなっていくだろう。
マスコミはこれまで、出来る限り候補者の取り扱いに差をつけず、公平な取り扱いに気を使ってきた。それ自体は悪くはないのだが、果たしてそれを続けていくことはできて、その意味があるのか。党派性を明らかにするまではいかないまでも、「及び腰」ではなく、各候補者の過去の実績、発言、行動などに踏み込んだ発言が、むしろ必要になってくるのではないか。

高齢者への影響は、当面限定的ということなのだが、実際には高齢者って誰なのか。実は案外ネットを利用するシニア世代は増えているはずなので、リーチは広がっていくだろう。Youtubeなどの動画も、単にネットにのせるだけでなく、候補者のいない有権者の集まりで上映し、みんな共有していくというような使い方も可能になる。そう考えると、これまでの公示期間がんじがらめの状態がなくなれば、いろいろなことが徐々に動き始めるのではないかという気がする。

「NAVER まとめ」の月間訪問者数、Twitterを抜く(ニールセン調べ)


ニールセンが2012年12月のインターネット視聴率データNielsen NetViewを発表、Naverまとめの1,300万人を突破し、1年間で2.3倍の伸びを見せていると発表している。

「NAVER まとめ」の月間訪問者数が1,300万人を突破 | ニュースリリース | ニールセン株式会社

2011年12月から2012年12月にかけての訪問者数の増加幅で見ると、「NAVER まとめ」は741万人増で昨今話題のFacebookを大きく上回り2012年に最も訪問者数を伸ばしたサイトとなりました。また、訪問者数自体もTwitterをわずかに上回る規模にまで拡大しています。

タイトルに書いたとおり、一番衝撃的なのは、月間の訪問者数が、Twitterを上回ったということ。1年間の増加幅では、Facebookを上回っているとも発表されている。

 

ただ、ユーザの「常駐」場所としてのNaverまとめが、Twitterを上回っているというわけではなく、以下のような解説がなされている。

「NAVER まとめ(matome.naver.com)」の訪問者に対する割合で見ると、直前に閲覧していたドメインでは yahoo.co.jp が46%、google.co.jp が28%、yahoo.co.jp、google.co.jpの2ドメインを合わせると71%となっており、検索から「NAVER まとめ」に訪れる人が大半を占めていることが分かります(「yahoo.co.jp」の99%が「search.yahoo.co.jp」)。

つまり、YahooやGoogleで検索した結果として、Naverまとめのページが表示され、そこを経由して、個別のページに飛んでいくという経路が確立されつつあるということのようだ。たしかに自分自身の体験としても、検索した結果として、Naverまとめのページを見ることは多い。かつて人力でディレクトリを作って一斉を風靡したYahooが、Google検索に敗れたが、検索と個別ページの間に、人力によるまとめページが入り込んでくるというのは、非常に興味深い現象だ。ニールセンの西村友博さんは「他サイトのコンテンツを束ねるだけでなく利用者がより自らの表現力を活かせるようにレイアウト機能の充実や画像やニュース提供サイトとの連携も強化」したということが、まとめの質を向上させる役割を果たしたという見方をしている。

最近は事件事故に関するニュースについても、非常に素早くまとめページが作られており、その中には、マスメディアであまり大きく報道されていないが、Twitterその他でユーザが「速報」したものをまとめたページも増えている。当然そうなれば、発信者やプラットフォームとならんで、「まとめ人」のまとめたことによる責任にも、ますます注目が集まってくるだろう。

利用者の世代としては、20~40代、13~15才で利用率が高いという分析も出ている。ハイティーンの比率が低いというのはよく理由がわからないが、中学生のリテラシーでは、公式の情報か区別せず、まとめページをクリックするという傾向があり、その意識が高校生になるとくぁわるということなのだろうか?20−40代では、30代以上が相対的にやや高いように見える。30代以上になると、「うそは自分で見抜く」という前提で、ユーザによるまとめ情報にアクセスするというのは、深読みし過ぎか。逆に50代以上になると、「非公式まとめ」への抵抗が強くなるせいか、数字が下がっている。世代別の「Naverまとめ」の利用率の背景については、もう少し考えてみる価値がありそうだ。

mixiがフォトブックアプリ「ノハナ(nohana)」を開始

mixiがmixiフォトをフォトブックにするサービスを始めたか、と思ったら違った。SNSとは全く別に、フォトブックアプリ「ノハナ」をスタートさせる。

ミクシィ「毎月1冊無料」でフォトブック参入、新規事業第3弾の勝算 -INTERNET Watch

スマートフォンで撮影した写真をオンライン上に投稿し、限定したユーザーと写真を共有したり、それらをフォトブックとして注文できる。送料90円を支払えば、毎月1冊無料で自宅に届く。2冊目以降は1冊525円。注文金額1000円以上で送料は無料。

一冊だと送料90円のみ。2冊だと525円+送料。3冊だと1050円で送料は無料。ということになる(ので、送料含めて完全に無料にはならない)。

mixiに残されたブランドイメージは、「ファミリーフレンドリー」ぐらいしかないのだけど、かつて実名主義を放棄していた頃は、「出会い系」の危ない雰囲気だったわけで、実態に即しているのかはなんとも言えない。むしろ単に過疎化した結果なのかもしれない。ではあるのだけれども、もし「ファミリーフレンドリー」な、入会前の「お花畑」のイメージがまだ残っているのだとすれば、それを最大限に生かしつつ、SNS本体とは離れてサービスを展開するというのは、自分たちの現在の立場に即したよいサービスになるのではないか。

問題は2つ。一つは、他の追随を許さないというほど、複雑なサービスではない点。これでうまくいくなら、他のサービスがどんどん出てくるだろう。もう一つは、マネタイズ。実際のところ、何冊も作って、おじいちゃんおばあちゃんにも送るようなクオリティの本になるのかどうか。一方上位サービスとして、もうちょっとお高め(カット数50枚程度で、料金は2~3万円程度)の「プライベート撮影サービス」が考えられている。まあプライベートカメラマンとしては安いのかもしれないけど、フォトブックの作成の値段とプライベートカメラマンの値段との間に、ちょっと開きがありすぎるし、全国には派遣できないのだろうから、この上位サービスを広げていくのもなかなか大変だろうという気がする。

ともあれ、mixiが新しい軸を作ろうという動きの第一歩であり、今後に注目したい。

Posterous Spaces App

Posterousが4月末でサービス終了

「メールだけで設定も投稿もできるブログ」として、一世を風靡したPosterous。昨年Twitterに買収されていたが、4月でサービス終了とのこと。

Posterous Spaces App

Posterous Will Shut Down On April 30th, Co-Founder Garry Tan Launches Posthaven To Save Your Sites | TechCrunch

ブログへの参入障壁を下げ、ユーザ層を拡大するかと思われたが、TwitterやFacebookのような、よりシンプルなサービスが登場する中で、残念ながら埋もれてしまった。シンプルなブログ、という意味では、Tumblrが健闘しているのと対照的だ。Twitterがうまくサービスを育てられなかったと見るべきだろうか。

昨年4月にTwitterが買収した時の記事によれば、PathあるいはLineのような、よりパーソナルな利用を志向して「Posterous Spaces」というサービス名称に変更したということのようだ。

一世を風靡したPosterous、ついにはTwitter傘下へ

Tumblrと争っていた時代、Posterousはコンテンツアップロードにメールによる方法や各種ウェブアプリケーションを用意するなど、更新の手軽さが評判でもあった。しかしニューヨーク発のTumblrほどに利用者を惹きつけることができず、また初期にファウンダーとして活躍したGarry TanはY Combinatorにより良い職をみつけて去ってしまい、結局Y Combinatorの方でパートナーになった。Posterousは方向性を模索して、昨年には友人や家族とプライベートに情報をシェアすることのできるSpacesというサービスの提供を開始していた。

すでにサードパーティの移行ツールとして、JustMigrateが発表されている。

4月30日のPosterous閉鎖を前に、Tumlbrへ記事を移行するJustMigrateがサービス開始

Posterous | ICHINOHE Blog

[よく分かる IT]ITの2013年のトレンドは...

【よくわかるIT】2013年のトレンド:タブレットですべての作業が完結、LINEのポータル化、Makersの台頭

MXTVの「よくわかるIT」から、週刊アスキー宮野智彦編集長が予測する、IT2013年のトレンド。

ポイントは3つ。

1.パソコンからキーボードがなくなり、タブレットでもすべての作業が完結できるようになる。
[よく分かる IT]ITの2013年のトレンドは...

これは間違いない傾向だろう。現在のキーボードと同様の環境が手軽に持ち歩けるようになればいいなと思うが、たぶんそうなればもうラップトップの出番はほとんどなくなるかも知れない。

来年度も大学の施設更新が一部あり、普通にいけば安いデスクトップを入れようという話になりそうだが、この過渡期に妙案はないものかと思う(大学での個人利用の需要は、ほとんどがプリントなので、プリンターの部分をうまく工夫して、学内施設の台数を減らすのが一番スマートな方法だろうけれど)。

2.LINEなどの、人気の無料通話サイトが、Yahoo!のような総合ポータルサイトに進化する!
[よく分かる IT]ITの2013年のトレンドは...

LINEがメニューのすそ野を広げてくるのは間違いない。ただ、現在のポータルのような地位を築くようになるのかは、まだよくわからない。LINEはパーソナルな利用を前提にしてサービスが組み立てられているので、いきなりYahoo!のようなポータル機能が持ち込まれるのかどうか。少なくともNewsの領域でYahoo!を凌駕するようになるかは、個人的にはまだ懐疑的だ。

3.インターネットとITを活用し、工業製品・コンテンツなどの資金集め・制作・販売が個人でも可能となる時代が始まる!
[よく分かる IT]ITの2013年のトレンドは...

3Dプリンタやクラウドファンディングの普及により、インターネット・ITとものづくりは確実に接続されていくだろう。リアルとの接続が進むということは、地方の社会もかなりすばやい変化にさらされていくということになるだろう。

Jib Jabのサービスを使って、自分の顔でGangnam Styleのビデオを作ってみた

電子グリーティングカードサービスのJib Jabで、Gangnam Styleのパロディビデオを作ってみた。自分の顔写真をくりぬくと、ビデオにはめこんでくれる。顔の輪郭、口の動く部分などを細かく指定できるので、多少横を向いている写真でも、それらしく加工できる(正面写真のほうがよいのはもちろんだが)。

首の動きなどがなかなかリアルで、それっぽく見えるようになる。

Personalize funny videos and birthday eCards at JibJab!

ブログへのはりつけなどは無料だが、ダウンロードは有料だそうだ。