青森の実家に帰省した人に匿名中傷ビラ

青森

この夏の帰省、多くの人がどうするか悩んでいるところかと思います。GWに引き続き、なかなか状況が好転せず、ワクチンができるのは1年以上先とも言われているわけで、家族と離れてくらす人たちはそれぞれの事情の中で判断を迫られています。

地方で暮らす人達から見れば、「都会」で新型コロナウイルスの感染が広まっている状況がニュースが報じられる中で、都会から人がこなければこっちは大丈夫、という気持ちになりがちです。「都会」とまではいえない新潟で暮らす私と家族は、青森に帰省してもいいような気もするのですが、なかなか踏ん切りがつかないまま、短い夏休みが過ぎていきそうです。

そんな中、青森から残念なニュースが出てしまいました。東京から帰省している人の実家の玄関に、「さっさと帰ってください!」と書かれたビラが置かれていたそうです。青森の人がみんなこんな考え方をしている、とは思いたくないですし、たぶん違いますが、「地方」にこんな考え方が広まっているような気は、しないでもありません。

玄関先に“中傷”するビラ 青森の実家に帰省

青森市で7日、東京から帰省した男性の家に、帰省したことを中傷するビラが置かれていたことがわかった。

被害受けた男性(60代)「東京から帰ってこないでくれとかの誹謗(ひぼう)中傷は、ニュースの中でも取り上げられてはいたので、まさか青森でもそういうことが起きてるとは思ってもなかった」

東京から青森市の実家に帰省した男性が7日、家の玄関先に「なんでこの時期に帰省するのか」などと中傷するビラが置かれているのを見つけた。

青森からはかつて、多くの人たちが「出稼ぎ」に行き、東京に長期間滞在していました。進学就職で東京に出る人も多い地域です。私自身も進学を機に東京に出た一人です。昨年吉幾三さんが発表した「Tsugaru」は、上京したきり青森に興味を持たず帰省もしなくなった人々のことを、嘆く歌でした。この歌が青森の人々の本音を歌っていたのかどうか、それはわかりませんが、青森に家族を残し、さまざまな気持ちを残して、都会でがんばっている青森県人は多いはずです。

「今は動くべきではない」と考えてしまうのは仕方がないのですが、ご近所に戻ってきた人のさまざまな事情は察してほしいです。

人口増が望めなくなった地域でも、住んでいないが定期的にやってくる人たちの「交流人口」を増やそう、ということがよくいわれました。この言葉が死んだとは思いませんが、ここ数ヶ月、すっかり聞かなくなったような気がします。ウイルスを憎んでも人は憎まず。青森に帰省する人、青森のファンになった人の気持ちが離れていかないことを、多くの青森県民は望んでいるはずです。

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