新潟のスイカブランド「八色すいか」は戦後開拓から生まれた?

すいか

7月、スーパーにもすいかがならぶ季節になりました。新潟県では、新潟市の西区の砂丘地帯のほか、南魚沼、魚沼、小千谷が産地とされています。

7月の旬 すいか – 新潟県ホームページ

新潟での主産地は、新潟市の砂丘地と南魚沼市、魚沼市、小千谷市です。

 栽培の歴史は古く、明治中期には砂丘地での枕型のものが栽培され、その後、昭和28年頃から急増し、現在の栽培面積は約530haほどです。

このうち、南魚沼市の八色原(やいろはら)で作られる八色すいか(やいろすいか)は、新潟市内でも流通している人気ブランドです。八色のすいか栽培は、満州から引き揚げた人々による戦後開拓が起源だと聞いたことがあります。たしかに以下の飯塚農場の飯塚恭正さんへのインタビューでは、お父さんが満洲から引き揚げてきて、苦労して開拓したという話が出てきます。

コシヒカリの里で稲作に頼らない複合経営

父の正三は、もとは満州で製材業を営んでいた。終戦後、八色原の2haの原野を自力で開拓したのが農業を始めるきっかけだった。しかし水もなく、石だらけの荒れ地では、「スイカくらいしかまともに育たなかった」という。生活は苦しく、子どもだった飯塚の学級費を払うのにも苦労した。

ただ、すでにブランド化した「八色すいか」を語るストーリーの中に、開拓者たちの苦労話はあまり出てきません。おそらくこの時期に未開拓だった八色に入植が進んでいるはずなので、それ以前から広くすいか栽培が行われていたということはないと推測します(確信はないので間違っていたら訂正します)。いずれにしても、新潟の代表するブランド「八色すいか」には引揚者たちの苦労が少なからず反映されているということになります。
(同時に、新潟県出身の引き揚げ者で、東北や北海道にしか土地を得られず、各地でさらなる苦難の人生を歩んで人たちもいます)

この時期新潟で売られているすいかの糖度はどれも高いのですが、八色すいかの平均は14度という記述もありました。正直なところどれほどの違いがあるのかよくわからないのですが、八色の大地を苦労して切り開いた人々の苦労を思いつつ、新潟の夏の味覚、ぜひ楽しんでみたいところです。

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