慶應義塾大学の「グローバル動画」が話題に


東京の大手私大は、どこも「グローバル人材育成」を掲げ、留学生募集にも熱心に取り組んでいる。その中で、慶應義塾大学がとりわけ熱心だったという印象はないのだが、何も取り組みが無かったわけではないはずで、単に自分が知らなかっただけなのだろう。

ここ数日話題にのぼっているのが、以下の動画。

最初は「大学生が作った」という体裁なのかなと思ったが、そうではなく、Director/Producer/Editorは、Tim Whiteという著名な映像作家であった。出演している男性が、慶應義塾大学の留学生ということなのだろう。一見してプロの作った映像だとは思ったが、ひょっとして学生が全部作ったのかな?と思ってしまった。教員の名前が「Thanks to」にずらっと並んでおり、当然大学側もかなり制作に関わっているのだろうが、制作はTim White氏をはじめとする外部スタッフのようだ。

Tim White氏はオーストラリア出身で、おそらく東京生活の経験はほとんどないのではないかと思う。新旧の東京のエッセンスをうまく拾い上げて統合し、そこに六大学野球など、慶應での大学生活を重ねあわせている。「これでは『東京ライフ=慶應義塾ライフ』ではないか」というツッコミが他校から入りそうなところだが、そこはあえて無視をして、大胆に東京生活と慶應義塾大学を融合させている。たぶん東京生活の長い人であれば、このように大胆に慶應義塾と東京を結び付けられないような気がする。

ともあれ、映像の力は強く、「東京体験」「日本体験」へのワクワク感を、うまくかき立てている。新潟を含む地方都市や地方都市の大学は、自分たちの独自性を、これとは別のアプローチで考えてみるべきところだ。残念ながらこの作品と同じクオリティを出せるところはそう多くはない(プロに頼んでも難しいだろう)だろうが。

まずは、留学生が大学のある街を紹介する、このパターンの動画から作ってみるべきか。

弘前市が中国語の観光PR動画を作成:ナビゲータは弘前大学の留学生 | ICHINOHE Blog

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