HO!

モバHO!は地方在住者にも恩恵があった。NOTTVは?

今日から日本初のスマホ向け放送局「NOTTV」がスタートした。

日本初スマホ向け放送局 NOTTV

「こんな質の悪い番組をわざわざ金払って誰が見るのか」とか「スマホのバッテリー消耗が激しい」とか、あまり明るい話題は聞こえてこない。とはいうものの、このサービスは三大都市圏とその周辺、福岡、沖縄だけがエリアなので、新潟を含む「その他の地域」の皆さんには関係がない。そして関係なくて腹が立つわけでもない、というのが、多くの人々の正直な感想であろう(あるいはまったく知らないか)。

NOTTVに否定的なコメントを寄せる人の中に、「モバHO!と同じ運命」と書いている人がいた。

NOTTVにモバHO!の匂いを感じる人たち – Togetter

で、たまたま部屋を掃除していたら、モバHO!のチューナーが出てきた。

HO!

稚内に住んでいた頃、モバHO!は貴重な情報源であった。当時住んでいたアパートはスカパーのアンテナを立てられる状態にはなく、海外放送を見る手段は限られていた。モバHO!は、J-Waveなどいくつかのラジオも配信していた。今となってはそれほど貴重でもなかったが、始まった当初は、北海道のはずれに住んでいる人間には、ほかの代替手段がないメディアであった。東京から引っ越していった自分にとっては、民放FM局がコミュニティ局しかない稚内で、J-Waveも聞くことができるというのはとても貴重だった。

地方在住者にはそれなりの恩恵をもたらしたモバHO!だったが、それでも長くは続かず、すでにサービスを終了している。

モバHO! ついに撤退 – コデラノブログ 3

モバHO!、加入者伸びず2009年3月で放送終了

これに対してNOTTVは、街の中にも娯楽があふれている都市部でのサービスだ。ネットを含めてこれだけ選択肢があふれている今、NOTTVははたしてい順調に加入者を増やしていくことができるのだろうか。多くの人々が語るのと同じく、自分も正直懐疑的にならざるをえない。可能性があるとすれば、都市と情報ギャップのある地方だろう。たとえば、フジ系のチャンネルがない青森県とか、テレ東系のアニメは、まだ需要がありそうだ(残念ながら地上波キー局が積極的になるとは思えないが)が、それも今ではニッチな需要のような気もする。

Gmap

ファミコン版 Google マップの発表

もう1つGoogleから新製品のリリース。ファミコン用に8ビットで再構成したGoogleマップ。

Google Japan Blog: ファミコン版 Google マップ 8 ビットができました。

Google では、より多くの方々にサービスを提供するため、幅広いデバイスに向けて、Google マップを開発してきました。そして本日、世界で 6,000 万以上の販売台数を誇るファミリーコンピューターで利用できる 「Google マップ 8 ビット」を発表します。ファミコンの歴史上では 18 年ぶり、1,054 本目のソフトとなります。

デモ動画が出ている。カセット版なので、デリケートな部分がある。

体験版をGoogleマップで試すことができた。いつも通りGoogleマップを使い、右上に出てくる「冒険」のボタンを押すと、地図が切り替わる。いくつかなじみの場所をたずねてみた。

新潟。三条が出てきてないような気がする。

Gmap

青森。

Aomori

稚内。南下しても、名寄まで地名が出てこなかった。

Wakkanai

左下の「ぼうけんをはじめる」ボタンを押したところ。以下のような表示が出た。

– 8 ビットのランドマークを見物
– 勇者になって世界中をぼうけん
– 隠れたモンスターをみつける
8びっとぼうけんまっぷ は Google が提供するベータ版のマップ テクノロジーです。ご利用にあたってはシステム要件をご確認ください。お使いのシステムは 8 ビット処理に必要な最小要件を満たしていない可能性があります。

平和博『朝日新聞記者のネット情報活用術』(朝日新書)

朝日新聞編集委員の平和博さんの新刊。『月間ジャーナリスト』という雑誌で連載された「新人記者のためのネット取材講座」の現行が元になっていて、いわば新人記者に向けたネット利用指南なのだが、「デジタルネイティブ」ではあるものの「発信者」としては未熟な大学生、あるいは一般のネットユーザに対しても、非常に示唆のある内容となっている。

本書では、梅棹忠夫『知的生産の技術』を始めとする「情報の扱い方」についての過去の著作を例にとりつつ、本格的なネット時代でにあわせてこれらノウハウにもアップデートや新しい基礎知識が必要になってきたとし、その新たな能力を総称して「ネット力」と称している。その上で「ネット力」を、「収集」「保存」「確認」「編集」「発信」「共有」「安全」の7項目に分けて説明している。

普段から、ソーシャルメディアを含むネットを使いこんでいるユーザであれば、さほど新しい情報は出てこないのだが、大学で教えている立場からすると、整理の仕方は非常に参考になる。その中でも、Wikipediaを含む「ネット情報」の確かめ方に関する「確認」の項目は、学生はもちろんのこと、普段何気なく使っている大人にも役立つノウハウである。さらに、情報のまとめ方(編集)には、新人新聞記者を意識して、ウェブと紙の違いを踏まえた文章の書き方が書かれている。

全体的には、コグレさん・するぷさんの「プロブロガー」とは異なり、どちらかというと、藤代さん「発信力」に近い内容かもしれない。情報を収集・発信・共有といった全プロセスについて、網羅的にカバーしているのは、この平さんの本だろうか。いずれにしても、ソーシャルメディアやブログ、いやもう少し広く、メディアの世界に関心をもつ大学生は、この三冊、是非読んでみるべきだろう。