1988年にアラーキーの撮った新潟

Niigata Arakiss

新潟市では、今日明日と、にいがた食の陣当日座というイベント。大阪から戻った後、いくつかある会場のうちの古町会場にちょっと行ってきた。会場沿いにある萬松堂で何冊か本を買い外に出ると、入口に写真展のポスターが貼ってあることに気付いた。

Niigata Arakiss

モノクロで、新潟の若者たちの日常を切り取った写真展。面白そうだなと思ったのだが、よくみると「1988」と書いてある。さらによく見ると、たしかに「若者たち」の髪型、服装、しぐさが、2012年の今とはちょっと違うことに気がついた。1988年の新潟。

さらによく見ると、下の方に「アイコン」が!「Nobuyoshi Araki」、あー、アラーキー。「経惟」という名前の読み方が、いまだに頭に入らないので、気がつかなかった。1988年に新潟を訪問し、撮影したときの写真が展示されるようだ。

会場は、東堀通4の画廊Full moonで、2月21日(火)~27日(月)12:00~17:00。
画廊 Full Moon

ご本人が期間中に新潟に来るという未確認情報も見かけた。

1988年、自分はまだ高校生で、青森にいて、東京への進学を目指していた。新潟は、遠く離れた「別の雪国」で、「ねじれの位置」にあった。新潟で出会った多くの人たちは、それぞれの年齢で、1988年のリアルな新潟を体験している(学生たちは生まれていないが)。自分もいまこの人たちとともに、新潟に暮らしているのだが、体験は共有できない。もはやシェアすることのできない1988年を、のぞきに行きたいと思う。

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