Facebookのフィード購読機能でTwitterが窮地に?


今年9月に登場したFacebookのフィード購読機能。Facebook上にTwitterと同様の一方向の「フォロー」機能を導入し、「友達」申請なしで、特定ユーザの公開記事を読めるようにした。
最初にフィードの購読許可が必要なので、日本で設定しているユーザはまだ少ないという印象だが、「知らない人」からの友達リクエストに困惑している人は、この機能を使い、「面識のない方はどうぞフィード登録で」と宣言するのがスマートではある(なかなかこのことに気付かないのだけど)。一方、タレント、ジャーナリストなどの著名人にとっては、友達じゃない人にもたくさん自分の記事を読んでもらいたいわけで、アメリカではフィード購読者を多数集めるユーザが増えてきているようだ。
そこで発生するのが、「Facebookの購読者 > Twitterのフォロワー」という現象。日本でも徐々にFacebookの利用者が増えているので、ひょっとすると間もなく訪れる未来なのかもしれないが、米国の場合、圧倒的にFacebookのユーザが多い。「わざわざ」Twitterをはじめなくとも、著名人の動向をキャッチできるツールとして、Facebookのフィード購読は受け入れられているということのようだ。
Facebookの購読者 > Twitterのフォロワーか?

これでFacebookに、Twitterに勝つ、あるいはTwitterの影を薄くしてしまうチャンスができた。ふつうのインターネットユーザにとって、Twitter上で誰かをフォローすることは敷居が高い。Twitterに登録して会員にならなくてはならないから。そこへいくと、Facebookは多くの人にとってすでに会員だから、誰かを購読するための敷居というものがない。自分のそれまでのフィードに含まれるだけだ。自分の関心グラフを意識的に操作する必要もない。
将来的には、Facebookの巨大人口がライター等の巨大読者層を築くだろう。多くの投稿者や出稿者がFacebookを優先するようになると、早耳ニュースソースとしてのTwitterの価値も、激減するだろう。


日本でも、フィード購読者数ランキングがテスト運用になっているので、日本語ユーザの中で、フィード購読が多いユーザの一覧、自分の友達のフィード購読者数を確認することができる。
FacebookのFBrank 購読者数ランキング
一見してわかるのは、100位以内に入っているユーザのうち、実際に超有名と思われる人は少ない。伊藤穣一さんが40000台と圧倒的に多いのは、日本語ユーザから脱しているからであり、それ以外に「誰でも知っている」という方は数えるばかりしかいない。津田大介さんは、どちらかというとTwitter派なのもあるだろうが、1500程度。一方自分の友人界隈を見渡しても、1000人以上の購読者がいる人はほとんどいない。
Twitterが先行し、ようやく「Facebookをはじめた」という人が多い日本の状況では、「Facebookの巨大人口がライター等の巨大読者層を築く」という状況は、まだ見えていない。こうした一方向の展開としては、むしろAKB48を投入したGoogle+が、混乱しながらも突き進む気配を見せているし、Twitterもまだまだ存在感を示しているようにも感じる。Facebookを長く使っているユーザにとっては、面識のあるユーザを介した「より信頼できる情報源」としての意味合いが強いし、フィード購読の導入により、今までのように気楽に書けないというプレッシャーを感じる人も多いだろう。
結論としては、Facebookのフィード購読には、Twitterを凌駕するだけの潜在性はあるけれども、米国と日本では、少し状況が違うかもしれないということか。
ちなみに自分の購読者数は現在142名。先のランキングでは1021位だった。徐々に利用者は増えているようだ。

フィード購読について、詳しくは以下のヘルプページから。
フィード購読 – Facebook ヘルプセンター

Twitter

Facebook

AppBank Store

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