Scoop.it! : ソーシャルマガジンとキュレーションを掛け合わせた新しいまとめサービス

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先週「現代ビジネス」の連載で、市川裕康さんが紹介していたサービス。キュレーション、つまりまとめサイトを作成するサービスなのだが、予め候補となるフィードを取り込めるというのが特徴。「半自動」のソーシャルマガジンともいえなくはない。
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Easily Publish Gorgeous Magazines | Scoop.it
誰もが編集者になれる時代~新しいキュレーション・サービス、「Scoop.it」(スクープイット)が一般公開へ  | ソーシャルビジネス最前線 | 現代ビジネス [講談社]

 このサービスの特徴は、自分が興味・情熱を持っているトピックを選び、無料で登録をしておくだけで、自動的にそのトピックやキーワードに関連する良質なコンテンツがシステム内で検索され、その中で重要と思えるものだけを選ぶことを可能にしている点です。さらに、コメントを添えて投稿し、その投稿を独自のオンライン・マガジンのように出版することが出来る点です。
 ツイッターやFacebookのように他の様々なフロー情報のひとつとして共有し、すぐに埋没させてしまうのではなく、利用者が選び抜いたトピックに関し、一覧性のあるビジュアルな画面にストック情報としてまとめられる点が斬新です。


ユーザ登録が完了したら、自分がまとめを作るトピックを入れるように求められる。これはNaverまとめと同じと考えてよいが、今のところ複数ユーザで共同してまとめをつくるという機能はないようだ。自分では、以下のようなまとめを作ってみた。
一戸信哉 Shinya ICHINOHE | Scoop.it
敬和学園大学 Keiwa College | Scoop.it
新潟 Niigata | Scoop.it
まとめに記事を投稿するルートは3つ。」
1.「Suggested Content」から選択する方法
あらかじめ登録しておいたフィードの更新情報「Suggested Content」から選択する。それぞれの記事にはScoop it!ボタンがついているので、これを押せばよい。またこれは投稿しないという場合には、Dicardを押して、その記事を候補として表示させないようにし、その下のアイテムを見るという手順だ。「Suggested Content」に出てくるフィードは、「Manage」→「Manage Sources」から選択。「Advanced Options」のタブをクリックすると、ブログのフィード登録のほか、Twitterのユーザ名、リスト、検索キーワード、Facebookページ等をソースとして選択できる。ここであらかじめ登録しておいたフィードから流れてきた情報を、自ら取捨選択できる。これが、「半自動」の意味するところだ。
Scoop 3

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2.直接URLを入力
New Postのタブをクリックすると、直接URLを入力することができる。それ以外に、直接文字を打ち込んで投稿することも可能だ。後者になると、ちょっと「まとめ」とは異なるか。
3.ブックマークレットの利用
画面右上のユーザ名のところから、ブックマークレットを設定できる。クリップしたいページでブックマークレットを呼び出せば、検索画面に進むことができる。
2と3は、マニュアル操作での「まとめ」作業なので、Naverまとめと基本的には変わらない。
投稿する際には、Twitter、Facebook、Facebookページ、Tumblr、LinkedInに同時投稿できる。ここにはもはや、ソーシャルブックマークは入ってこない。
Scoopit 4

Facebookページは、一つしか指定できないので、内容によって投稿先を切り替えることができない。
全体的な動作はちょっと重たいのがちょっと残念なところだが、キュレータのまとめ能力を発揮する楽しさという意味では、Naverまとめに通じるものがあるし、他のサービスとの連携もよくできている。Paper.liも面白いが、ほぼ自動で生成されていく(修正はできるのだが)ので、キュレータの腕の見せどころが少なすぎる。その点では、Scoop.itの方が期待が持てそうだが、もう少し動作が軽くなってくれると、ストレスを感じないで使えるように思う。
どうも近々、iPhoneアプリが出るようだ。これからが楽しみなサービス。

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