学生への注意喚起:Twitterでの炎上事例集


別にいまに始まった話ではないのだが、最近「バカ発見」掲示板などでの情報共有により、学生のTwitterでの炎上事例が目立つようになってきた。で、そのまとめ記事。
「カンニング成功!」相次ぐ学生の“犯罪自慢”:日経ビジネスオンライン

最近、学生がTwitterやブログで不謹慎な投稿をしてはネットでさらし上げられ、“炎上”する事件が多発している。法律に抵触すること、また触れなくても明らかになれば単位取得が無効になったり、停学に追い込まれるようなことを、平気でツイートしてしまう。由々しき問題である。


ひょっとすると、友達にメールを送る感覚で、鍵の掛かっていないTwitterを使っている学生も、いるのかもしれない(なので、知らない人に話しかけられると驚いたりする)。ソーシャルメディアの普及により、流通する情報の「公私」の境目はあいまいになった。しかもそのような現象が始まってから、もう5.6年は経っていて、今の大学生はずっとその曖昧な空間で暮らしてきた。リテラシーの低い学生が、このような発言をしてしまうのは、無理からぬところなのかもしれない。
Twitterは個人的なつぶやきのように見えるが、リアルタイム検索の対象になるので、フォロワーが少なくても、見知らぬ人に捕捉されてしまう可能性はある。とりわけ反社会的な発言や他人を攻撃するような発言には、十分注意してほしい。
このような事例集を見せつけると、炎上コワイといって、ソーシャルメディアから撤退しようとする。それも違うと思う。改善すべきはリテラシーの低さと考えるべきではないか。
今年はFacebookのことも、多くの学生に紹介したが、敬和でも新潟大学でも、「実名はちょっと…。」という反応が目立った。そういう根拠のない不安を感じた人には、以下の調査もよく見てほしい。
「社会人基礎力」のある学生は、Facebookを使っている割合が高いという調査結果もでてきている。これは使い方を理解できるというレベルではなく、Facebook上で実名で他者とコミュニケーションし、学生なりの「セルフブランディング」ができる、あるいはそのように努力している学生には、社会人基礎力の高い人が多いということだろう。
Facebookを利用している学生は社会人基礎力が総じて高い傾向 :ベンチャーニュース:Venture Now(ベンチャーナウ)
Topics|INTER WORKS [インターワークス]
社会人基礎力の高い人がFacebookを使うのか。Facebookを使うと社会人基礎力が高くなるのか。どちらなのかはよくわからないけれど、少なくとも、「実名ヤバイ」といってFacebookを遠ざけているようでは、明るい未来は開けないんじゃないかなということは申し上げたい。

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