多文化の行き交う第5回 外国語スピーチ・コンテスト終了 / #kfes09

敬和学園大学の学園祭は、無事終了した。今年はスピーチコンテストを担当していたのだが、こちらも無事に終わった。

リンク: 敬和学園大学-第5回 外国語スピーチ・コンテスト出場者募集のご案内 （2009年度）.

担当といっても、ほとんどのおぜん立てを国際交流係のNabeさんがやってくださったので、僕は当日の司会をしただけなのだが。

スピーカは中学生から一般まで、29名。かなりの真剣勝負で、開始前の控室はピリピリしていたが、学園祭はお祭り。できるだけ場の雰囲気が和むように心がけた。僕の衣装は結局、ネパールのダウラ・スルワル。2005年サマースクール in
カトマンズに、wakhokの学生たちと参加した時に、カトマンズで作ったものだ。4年たって、なぜかふくらはぎのところがきつくなっていた。

スピーカの中で面白い経歴だった人たち。高校生では、中国から日本に移住してきたばかりの1年生、登山スタイルで熱く語る登山部部長など、個性的なスピーチがいくつもあった。大学生・一般はさらに個性的、世代も様々で、新発田市内で働いている中国人研修生も複数スピーチをしてくれた。研修生として来日した彼女たちの日本語スピーチの背後に、人生模様がすけて見えるように感じた。
大学生も、敬和学園大学だけではなく、新潟産業大学や新潟県立大学から参加してくれて、非常に盛り上がったように思う。

大学生一般の審査はかなり手間取った。最終的には、新潟県立大学の1年生が優勝したが、2位の新潟経営大学の留学生（英語でスピーチした）、3位の敬和学園大学の留学生、3名はいずれも甲乙つけがたく、順位決定までに相当時間がかかった。結果的に3大学が最後まで競ったという形になった。いずれの大学からの出場者も、非常に素晴らしいスピーチであった。

審査に時間がかかっている間に、スタッフの@nami1010らと相談して、結果発表の際には、彼女たちが机をたたいて「ドラムロール」をやってくれることになった。効果音ぐらい用意しておけばいいわけだが、まあないならないで工夫するという展開に。結局やってみると、場内みんなでドラムロールをやってくださって、会場にも一体感が生まれてよかったように思う。

唯一残念だったのは、学内からの参加者が少なかったこと。学園祭の中での実施なので、学生たちはみな、模擬店の営業に忙しいのだろうか、なかなか参加をしてくれないようだ。すでに敬和のスピーチコンテストは、学内企画としての枠を超え、スピーチを軸にさまざまな文化が行きかう新潟県のイベントとして、確立されたものになりつつある。それだけの雰囲気もできてきた。来年はもっとメディアにも注目され、学内外からもっともっとさまざまな人々が集う、真剣だが楽しいイベントに育っていってほしいと感じた。

優勝した県立大のメンバーを引率されたNao先生から、早速ご連絡をいただいた。おめでとうございます。

• スピーチコンテスト！ Speech contest!｜ダーリンはイギリス人！ My Darling is an Englishman!

入賞者記念撮影中。

 

終わった後、ショールを顔に巻いた学生と撮影。

ちなみに先の記事でふれた、敬和祭ハッシュタグ「#kfes09」だが、ゼミ生たちががんばってくれたのと、湯沢関係者がRTやコメントをくださったので、それなりの発言が集まった。来年は敬和関係者にもっと広く呼び掛けて、情報を集積させてみたい（その前に、みんなにもっと使い方を理解してもらわないとなあ）。

2005年にダウラ・スルワルを買った時の写真が、Flickrに残っていた。