週末桜美林大学で開催された情報通信学会の大会に参加してきた。今回は「IPTVが拓くポストインターネット社会」で、全体セッション、個別報告とも興味深いものが多かった。RITE時代にご一緒したメンバーが、今回は実行委員会で奮闘されていた。
ポスターセッションでも、GLOCOM庄司先生の地域SNSの研究、学習院の院生の魏然さんの中国インターネットの研究、@kyocorinこと加藤恭子さんのTwitterユーザに関する調査など、面白い研究をされている方々といろいろ意見交換ができた。
さて、2日目の最後に「間メディア社会におけるジャーナリズム」というセッションがあった。ガ島通信の藤代裕之さんや学習院の遠藤薫先生が登壇されたのだが、このセッションについて僕がTwitterで「中継」していたのを、J-CASTニュースの記者の方が見ていたようで、新潟に帰る途中でメールを開くと連絡が入っていた。Twitter中継+僕の感想で記事にしたいとのこと。
藤代さんや遠藤先生に確認のメールを送りつつ、新幹線の中でコメントを書いて送った結果、できたのが以下のもの。
- 新聞社によるコピペや誤報が横行するのはなぜか?――情報通信学会レポート(上): 特集 : J-CAST会社ウォッチ
- Twitterからジャーナリズムは生まれるか?――情報通信学会レポート(下): 特集 : J-CAST会社ウォッチ
コメントはほぼ全文掲載されたようだ。情報通信学会では、ウェブよりも通信・放送の既存メディアのトピックが多かったのだが、今回のセッションを企画した間メディア研究会は、ウェブでの現象をきちんととらえつつ、メディアの新しい方向性を探ろうという研究会だと感じた。次回以降の研究会にはぜひ参加してみたい。