新発田十二斎市


今日は鎌倉でフォトウォークがあったが上京せず、敬和学園高校の土曜講座に出かけた。
午前中の講義のあと、使ったプロジェクタを大学に持ち帰った足で、新発田市内で開催されている十二斎市の様子をのぞいてきた。

市の会場となる「旧寺町内」というところは、お寺がたくさん並んでいて、雰囲気のいい通りなのだが、正直なところ、普段の人通りは少ない。ここで定期的に市が開催され、人々が集うというのは、どこまで過疎化に対する抵抗力になるのかわからないが、取り組んでみるに値する魅力的な取り組みであると感じた。

大学からも、ずいぶんたくさんの学生、教職員が出て、複数のお店を展開していた。街の中で若い学生たちが活動することそれ自体が、街に活力を与えているし、一方で学生たち自身も、学校に閉じこもることなく、バイト先に閉じ込められることなく、より創造的で刺激的な時間を過ごしているように感じた。市内からも複数の店が出ていたが、市民の人と触れ合いつつも、学園祭のミニバージョンのような雰囲気もあったように思う。

十二斎市の「十二」というのは、「年に十二回」という意味ではなく、「月に十二回」という意味で、かつて新発田ではそれだけの頻度で、市が開かれるほど、栄えていたというわけだ。今回の十二斎市は、昨年復活させた一度きりの市に続いて二回目。実際には「年に十二回」開催するのですら難しいと思うが、街の人が「次はいつだっけ?」と楽しみにしてくれるようなイベントになっていけばいいなと思った。

子供のころ青森で、母親と一緒に「青空市場」によくでかけていたことを、ふと思い出した。路上で野菜を売っているおばちゃんたちの言葉は、僕の理解を超えるほど、なまりがきつかったような記憶がある。70年代、ひょっとすると80年代初頭まで、青森にも「月に十二回」に近い頻度で、市が開かれていたのかもしれない。

3 件のコメント

  • トラックバック、ありがとうございます☆
    とある新潟市内のお店のブログにて、十二斎市を知りました。初めて聞いたもので、どんなことがあるのか分からず出かけてみましたが、ゆるりゆるりとしたあの雰囲気が好きになりました。
    学生さんの初々しい接客も、新鮮でよかったですよ。また、来年、楽しみにしています。
    そうそう、家は「喫茶もできるバイク屋」をやっています。来年は、ぜひ、バイクを眺めながらのカフェを出店したいと考えていますが、どのように申込すればいいのでしょうか?!

  • こんにちわ
    土曜日は肌寒い感じはあったものの雨も降らずよかったですね♪
    わたくしは、友人が埼玉から来潟していたため、参加出来ませんでしたが、K.I.Vに商品としてわたくしの古着を託しました。どのくらい売れたのでしょうか。
    じゅうたんも寄付したのですが、無事に売れたなぁ。
    10月の十二齋市にはいってみたいと思います。

  • cookie the catさん、秋にまた開催されるようですので、またご参加ください。「バイクを眺めながらのカフェ」も、スペースさえあれば、可能じゃないかと思いますよ。近くなりましたらまたお問い合わせください。
    うめさん。KIVのメンバー、がんばってましたが、フリマをやるには人出がもうちょっと足りなかった感じですね。

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