ブロガーを迫害から守るための「ブロガー保護委員会」(Committee to Protect Bloggers)


ブロガーを迫害から守るための「ブロガー保護委員会」(Committee to Protect Bloggers)ICHINOHE Blog

イランで政府指導者を批判したとして投獄されていたブロガーが、獄中で亡くなったという記事が、ブログヘラルドに出ていた。日本にいると、にわかには信じられないような出来事だが。

リンク: イランのブロガー、獄中で死亡 at ブログヘラルド.

Global Voices(グローバル・ボイス)が、イラン人のブロガー、Omid Reza Mir Sayafi氏が、獄中で亡くなったと報じている。とても悲しい知らせである。

先月、同国の指導者を侮辱した罪で、30ヶ月間の禁固刑を言い渡され、服役していたOmid Reza Mir Sayafi氏が、本日、獄中で死亡した。イランの人権活動団体のサイトは、死因は発表されていないものの、Sayafi氏の精神状態は限界に達していたと伝えている。


日本では、ブログ、あるいはネットが信頼できるメディアであるかが語られ、既存メディアとの「対立」が語られ、広告とクチコミの違いが語られている。これら
の議論では、ネットユーザにも表現の自由が保障されていることが前提で、ネットで自由に書けないことの問題よりも、ネットで自由に書かれすぎることの危険性が、マスメディアの側から糾弾されるような、妙なねじれが存在している。

しかし日本の外では、マスメディアが報じないことをブログが補完するという構図ができあがっている国も多くある一方で、好ましからざる発言内容を理由として、ブロガーが政府から迫害を受けることも少なくない。記事によれば、Omid Reza Mir
Sayafi氏のブログはもともと、政治的な内容が書かれる性格のものではなく、にもかかわらず政治指導者に対する何らかの言及により、投獄されることになってしまったようだ。

こうした言論状況に対して、国境と言語の壁を越えて、風通しのよいマルチリンガルな市民メディアを作ろうというのが、以前記事にも出てくるGlobal Voices
Online
だということになるが、上の記事に出ているCommittee to Protect
Bloggers(ブロガー保護委員会)という団体(委員会といっても民間の非営利団体のようだ)は、
より直接的に、国境を越えてブロガーを権利保護を訴える団体だという。

ウェブサイトを見ると、活動しているメンバーは少ないようだが、Twitter、
Facebook、Digg、Friendfeed、Flickrなどを使いこなしており、一見してソーシャルメディアを使いこなしている人たちだという
ことが見てとれる。

これから、Omid Reza Mir Sayafi氏の追悼キャンペーンを行うようで、youtubeにビデオがアップされ、ブログにはるためのキャンペーンバッジも用意されている。

Global Voices Onlineの元の記事:

追記:実は日本の場合にも、反政府的発言を行うブロガーが迫害された場合に、マスメディアがブロガー擁護の立場に立つかどうか、現状は微妙だ。むしろ、マスメディア
に黙殺されたり、ブログ「言論」へのネガティブキャンペーンに使われたりする可能性もあるように感じる。