昭和30-40年代の新潟市中心部の写真展「新潟まちかど物語」

Exhibition of Niigata Vintage Photos

昭和30-40年代の新潟を記録した写真展、「新潟まちかど物語」(東北電力、新潟日報社主催)が、東北電力グリーンプラザ(新潟)にて、22日まで開催されている。

Exhibition of Niigata Vintage Photos
 

 

「昭和の新潟」を僕は訪れたことはなく(おそらく通過したことはあると思うが)、その意味では会場で昔を懐かしんでいる年配の方々と共有できる感慨はないのだが、非常に面白かった。

政令指定都市となった新潟市だが、中心市街地に人々が集っていたのは、むしろ昭和の時代だったのかもしれない。そう感じてしまうほど、白黒写真の中の新潟の街は賑わっていた。僕の中に昭和の弘前や青森県の記憶というのはあって、弘前に帰るといつも僕は、今の弘前の中心市街地を過去の賑わっていたころとの対比で見てしまう。しかし新潟に対して同じことを感じることはない。たとえば、弘前の中三デパートはいつまでも老舗百貨店としての輝きをある種持っているけれど、新潟の大和デパートは、ただの古めかしいデパートだ。長く新潟に暮らしている人から見れば、大和デパートにはある種老舗としての風格やら輝きやらがあるのではないかと思う。

写真の中にはもうひとつ、「小林百貨店」というのが出てきて、これはもう無くなってしまったのだなあと思ったのだが、どうやら今の新潟三越は、かつて「小林」だったようだ。三越と伊勢丹の二店舗を新潟で維持し続けられるか、情勢はきわめて微妙なのだろうという気もしている。

Old Photo of Niigata
 

この写真の中に見える「ねんねこ社員」って何なのか気になったので調べてみたのだが、1956年に公開された喜劇映画だった。この年の夏祭りの写真なのだろう。DVDなどにはなっていないようだ。

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