清原聖子さんの連載「2008年米国大統領選挙戦」はじまる


清原聖子さんが、情報通信総合研究所のウェブサイトで、米国大統領選挙に関する連載をはじめた。今回の二回目からマケイン氏のテクノロジー政策に焦点を当てている。

清原さんは、かつて僕も在籍していたRITEでも、院生時代に働いていた方。米国の通信政策を政治学から長らく研究されている。

ネットワーク中立性問題については、オバマ氏の規制によって中立性を維持させようとする立場に対して、新たな規制を導入するよりも市場の中で解決させるべきというのが、マケイン氏の立場のようだ。

リンク: 2008年米国大統領選挙戦 第2回「ジョン・マケイン共和党大統領候補のテクノロジー政策」.


うして見ると、テクノロジー政策の中で、マケイン候補が大統領になった場合、明らかに共和党色が現れてくるのが、ネットワーク中立性問題と全国的なブロー
ドバンド整備の問題であろう。規制をかけず、連邦政府の役割を小さくする、という姿勢はブッシュ政権の政策を踏襲している。オバマ候補は、たびたび、「マケイン候補はブッシュ政権と同じ」と批判するが、この分野についてもそれが当てはまりそうである。それもそのはず、ブッシュ大統領が指名したパウエル元
FCC委員長がマケイン候補の政策顧問をしているのだから。

現代アメリカのテレコミュニケーション政策過程
清原 聖子
慶應義塾大学出版会
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1 個のコメント

  • [E:happy02]こんにちは。お久しぶりです。ブログにご紹介いただきありがとうございました。つい最近第3回レポート(オバマ候補のテクノロジー政策)を掲載しましたので、よろしくお願いいたします。

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