相馬にて、山菜採り、MVE育成

Mother in the forest

naoyaiの逝去者記念日が終わり、翌日5日は旧相馬村まで山菜採りに出かけた。
山菜採りには、幼少の頃から、家族みんなでよく行った。少し大きくなってからは、山菜採りに行くのを億劫がることも多かった僕だが、それでも、「働かざるもの食うべからず」と言って、よく連れて行かれた。その後、数年前に母が大病をし、しばらくは自粛していたので、山に分け入って山菜採りができることそれ自体が、今はある種の「お恵み」となっている。

今回は、わらび、ぜんまい、たらの芽、うどのほか、ハリセン、ソデも採ることができた。子どもの頃教えられたであろう、取るべきものと残すべきものの見分け方を、僕はほとんど忘れてしまっていた。新たな知識として両親から再び伝授されたが、たぶんまたすぐに、忘れてしまうだろう。

母の山菜を発見する能力はずばぬけて高く、現場で山菜を発見する能力と以前に山菜をとった場所を記憶する力、いずれも家族で対抗できるものはいない。今回からこうした母の特殊な能力をMVE: Mountain Vegetable Eyeと尊称することとした。基本的には目線をさげ、這いつくばるように進むと、見つかりやすくなるようだが、同じ目の高さでも、母には見えるが僕には見えないということがたびたびあった。

Mother in the forest

from shinyai

自宅にもどって、たらの芽の天ぷら等で昼食をとり、その後新潟に向かって出発した。途中立ち寄った道の駅では、山菜が結構な値段で売られていた。

僕がMVEを継承することはできそうにないし、あと何度両親と山に行けるのかわからないが、またみんなで汚いジャージを着て、山に行きたいものだ。

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