Amazon Kindle


滑川海彦の ソーシャルメディアメモで、Amazonの電子ブックリーダーKindleが取り上げられていた。

滑川さんのいう通り、日本のメディアはKindleについて、無視に近い状態にある。しかしながら、電子ブックリーダーの普及を妨げている原因が、「画面を読む」ことへの抵抗感にあるのではなく、データ転送を含む操作の煩雑さや値段の高さに起因しているとするならば、Amazonが適切な価格設定を実現するよう出版社と交渉し、携帯電話ネットワークを利用できるようになるならば、これを契機に電子ブックが普及していく可能性もあるように思う。携帯ネットワークを使う場合には、evdoだからつまり、現状ではauと組むしかないということになりそうだ。

以下はAmazonが提供するデモ動画。シンプルでわかりやすい。

以下は滑川さんの記事の中で引用された、「On Bookの市川編集長が2006年12月にODECOのメルマガに発表したKindleについての記事」で、「Amazonが放つ、次世代電子ブックリーダーの衝撃」と題するもの。Kindleの教育分野への適用可能性について述べられている。

 さて、ここからがいよいよ本題である。この米Amazonの電子書籍戦略(?)だが、実をいうと教育分野にそのまま持ち込んでも、大いに有効なのだ。た
とえば、学校に電子ブックリーダーを導入し、生徒に1人1台で配布する。そして、教科書だけでなく、参考資料や課題のプリントなど、従来紙でコピーし配布
していたものを、電子書籍ならぬ「電子教材」として作成し、必要なものはダウンロードして使うのだ。

 電子ブックリーダー導入の最大のメリットは、いちいち紙をコピーして配布する手間とコストが削減できる点だ。また、ODECOのような仕組みを使って、
電子教材を共有するサーバを構築すれば、全国の教育機関で作成した、さまざまな電子教材の交換・共有が可能になるだろう。これは、コスト削減以上に価値の
ある仕組みとなるだろう。

 携帯電話(の通信機能)のよいところは、日本全国どこにいっても、教育機関のあるところなら、まず確実に圏内だということである。学校にパソコンを導入
して1人1台を実現などと言い出すと、校内にLANのネットワークを引くために、インフラの整備が不可欠になる。しかし、携帯電話の通信機能を使うのであ
れば、そのような面倒はいっさいかからない。管理者もいない、予算もないという教育分野には、まさに好都合だ。

どうやらKindleはpdfの閲覧ができないようで、まずそこから引っかかりそうだが、面白い視点だ。「全国の教育機関で作成した、さまざまな電子教材の交換・共有」については、著作権法35条の権利制限の範囲を超えるので、その点は注意が必要だ。だが、コスト面でのメリットというのは大きく、最大の推進力になりそう。くわえて、面倒ではないというのが大事。先生というのはだいたい保守的な人が多いのだが、配布物を作るためにパソコンに向かうという使い方は、さすがに一般化してきているので、これをコピーしなくても簡単に配れるというのは大きい。

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