脳の話題にはかなり敏感になっているのだが、もうすぐスタートとなる、Wired Vision、ひそかに更新されていて、こんな記事があった。
脳の信号をコンピュータに送ることができるならば、今まで意思表示ができなくなっていた人の生活の質は、根本的に向上することだろう。
リンク: news : 人間と機械の融合、その最前線(2).
米Cyberkinetics Neurotechnology Systems社が
開発した、脳とコンピューターを接続するインターフェース『BrainGate』は、脊髄を損傷した人たちにとって画期的な装置だ。BrainGateを
脳に直接接続すると、麻痺状態の人々がコンピューターを操作し、スイッチを入れ、人工腕を動かせる――頭の中で考えるだけでそれが可能なのだ。
(中略)
そして今、BrainGateは、動くことも喋ることも全くできない、いわゆる「ロックド・イン」状態にある患者からの脳信号もピックアップできると、Cyberkinetics社の研究者は語っている。
(中略)
同社の研究者たちは、筋萎縮性側索硬化症(ALS、いわゆるルー・ゲーリッグ病)患者の大脳皮質活動を記録している。脳幹卒中のため話せなくなった別の被験者は、BrainGateを使ってタイプができるようになった。
BrainGateでは、脳に埋め込まれた電極から外部のアンプに信号が送られると、その指令がソフトウェアを介して伝達され、コンピューターの
カーソルを動かすなど、電気信号を利用した動作が可能になる。試験システムは有線だが、Cyberkinetics社の研究者は、最終的な製品はワイヤレ
スになる予定だと語っている。