まずは「ウェブリテラシー」


新学期前にブログを再開しようと思い、昨日の午後久々に書いていたところ、ココログのメンテに遭遇、更新ボタンとともに書いたものが消えてしまった。というわけであらためて再開。

僕の本務校では、今日入学式があった。新発田の桜は入学式に間にあわなかった。このところ、毎回説得力のある(それだけに物議も醸している)、生き方講座的提言が続いている梅田望夫さんのブログ。今日の提言は、入学式を迎えた学生にもぴったりだ。

リンク: My Life Between Silicon Valley and Japan – 「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係.

 

そのとき「ウェブ・リテラシー」を徹底的に身につけるっていうことは、自分が18歳だったら絶対にしておきたい、という気がするのだ。理系文系を問わず。

 

ではウェブ・リテラシーって何?

 

たとえば、ネットの世界がどういう仕組みで動いているかの原理は相当詳しく徹底的に理解している。ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれができるくらいまでの能力を身につけている(ブログ・サービスを使って文を書くとかそういうことではなくて)、「ウェブ上の分身にカネを稼がせてみよう」みたいな話を聞けば、手をさっさと動かしてサイトを作って実験ができる(そこに新しい技術を入れ込んだり)。広告収入の正確な流れも含め「バーチャル経済圏」がどういう仕組みで動いているかの深い理解がある。新しい技術も、ネット上で独学できる程度までいけるベースとして、ITやウェブに対する理解とプログラミング能力を持つ。・・・・・・

こうした能力を持つことが、生き方の自由度を格段に高めていく可能性があるんだということが、今日のメッセージの主眼だ。

僕は今学期も、こういうメッセージを学生に伝えていく役割に与えられている。しかし先鋭化すればするほど、大学全体の掲げる「リベラルアーツ教育」の対極に、進んでいくような気がしないでもない。

幸か不幸か、そこまで「先鋭化」できるほど、学生たちの希望が、「先鋭化」しそうもないのだけど。

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