「ただ、君を愛してる」


このところ、映画といえば飛行機で。映画館ではめったに映画を観ることがないのだが、飛行機では暇つぶしにだいたい一本ぐらいはみてしまう。今回は洋画にみたいものがなかったので、なかば消極的選択で、学生たちが「よかったよかった」とうわさしている、宮崎あおいと玉木宏の「ただ、君を愛してる」を見た。

これは結果的には正解。後半の展開にはやや不可解さも残るのだが、前半の学生時代のストーリーはすごく共感できる。学生時代のちょっとしたすれ違いが、その後の展開に大きな影響を与えるところとか、講義はBGMだというところとか(?)

大学の教員というのは、自分たちの影響の下に学生たちが成長していくことに喜びを感じる人が多いように思うし、当事者としてはそうなるように努力するべきなのだが、しかしどこかで、「僕らはBGMでいいじゃないか」っていう諦めも、必要だという気がする。なぜなら、そういう意識を多少はもってなければ、学生生活のドラマが作り出されるような舞台装置の設定を、大学が怠ってしまう可能性があるからだ。研究・教育の充実にどれだけ力を注いでも、学生たちの生活がひからびていて、ドラマの1つ2つも生まれないようでは、大学の発展は望めない。僕はそう思う。

BGMの立場であれ、こうしたドラマの現場である大学に居続けられることは、結構恵まれていることなんじゃないかと思うことがある。あの場に戻りたい、という気持ちで、職員となって大学に戻ってくる人も結構居る。そういう気持ちを教員をあんまり持ってないような気がするのはなぜなんだろう。

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