リンク: IT人材がシリコンバレーを去る時 – CNET Japan.
UC BerkeleyのDeanへのインタビュー。アメリカのITを支えたインド、イスラエル、中国などの技術者の多くが、帰国して独立しているが、それらはアメリカ経済にダメージを与える「頭脳流出」ではなく、アメリカ企業との連携によりアメリカに再度利益をもたらす「頭脳循環」である、という話。「周辺」扱いだったこれらの国々にとっても、メリットは大きい。
日本では、オフショア開発に取り組む人たちの苦労話は聞こえてくるものの、こうした社会的なメリットデメリットについての議論はあまり聞かない。いや、情緒的にデメリットを主張する声はあるのだろうけれども。
そもそも「日本に来てるんだから日本語で話さないと。」という、もはやほとんど説得力を失ってしまった主張に、いまだに固執しているようでは、上のような議論にはならないだろう。
敬和でみていると、英語があまりできない留学生も結構いるようだ。それだけ日本語の習得に時間と労力を費やしてきたということだろう。そうやって苦労して日本語を習得すると、日本の大学に留学できるわけだ。因果関係ははっきりしないが、日本語学習が彼らの英語力を後退させているとすれば、その責任は日本人の姿勢にあるということになりはしまいか。